【 午前中の釣り】
今にも、雨が降り出しそうな雲行きの中、海響丸、遊英丸、シースラッグ、開進丸の4隻が、思い思いのポイントを目指して、走り出した。
「天候悪化と判断したら、釣りは中止して、安全第一で引き上げます」
船長同士の、安全に対する共通認識を、厳守する事を確認する。
大会の計測基準は「一匹の魚の、体長×重量」で、決定する。
我が開進丸のポイントは、これまでに実績のあるポイントを選ぶ。
5人の選手と、メジャークラフトテスターの郡山さんが、ポイント到着と同時に竿を出す。
アタリは、早い段階で出た。
田中さんに、良型のニベがヒット。
表彰式では、2位に入った。
奥様には、良型の白甘鯛がヒット。
見事、女性賞に輝く。
釣りの時の、竿扱いが実に優しい。
大活躍だったのが、関屋さん。
優勝魚に輝いた、大ニベに真鯛を釣り上げた。
鯛ラバで、大ニベを釣り上げるゆとり有るやり取りは、お見事。
三浦さんも、健闘を見せる。
ニベも、ウッカリカサゴも、良型。
脇坂さんも、船首で静かに頑張っている。
良型のウッカリカサゴと、ニベで賞品をゲットする。
竿扱いの見事な腕を、披露して頂いたのが、郡山さん。
3キロ超の、見事な真鯛を釣り上げる。
船内は、大いに盛り上がった。
もっと、盛り上がりを見せて頂いたのが、田中さん。
海面下1メートルの処まで浮かしたのが、大きなブリ。
「おおっ、これはでかいぞ!」
「頑張れ!」
男性陣は、全員竿を上げて、田中さんのフォローに回る。
海中に、その大きなブリが見える。
「もう少し浮かすよ」
全員で、彼女を励ます。
ドラッグを締めて、浮かしに掛かったが…。
「プチンッ…」
リーダーが切れる音がした。
全員が「あー…」と、口惜しい声が上がった…。
この後は雨が激しくなり、天候悪化で船長通し連絡を取り合って、早めに切り上げた。
【表彰式】
日南ケーブルテレビも、取材に来て頂いた。
ここからは、写真掲載で表彰式の様子をお伝えする。
上位1位~3位までの入賞者
表彰式の後は、海上保安庁の方から、海の安全「命を守るライフジャケット」について、講演をして頂いた。
講演の後は質問タイムで、海上保安庁の方に参加者からの質問を、受けて頂いた。
各船長の挨拶の他にも、森委員長から「アカハタ保護の期間設定」「稚魚放流に対する協力依頼」等々の話もあった。
雨による天候悪化もあったが、安全第一で、和気藹々の中、無事に大会が開催できた事が、嬉しい一日になった