釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

6月30日 危険回避

2018年06月30日 | 日記
「出られるかも…」

「出てみて、危ないなら帰ってくれば…」

等と出船を迷っていた。



道路上から見た限りでは、穏やかに見える。

確かに、出ている船も何隻が居るみたい。


10時頃、船仲間から連絡が来た。

「出てみましたけど、揺れっぱなしです。帰ります」

「気をつけてね」

「◎○と言う船は、細田さんの船の近くに止まっている船ですよね」

「そうですよ」

「可成り時化ているのに、沖に出ていきましたけど、大丈夫ですかね」

沖は、南東の風が可成り強く吹いて居るみたい。

その状況の中で、沖に出ていった船を仲間達は心配している。

連絡を取り、危険なことは避けるように伝える。


もう一人、船を出している仲間からも連絡が来た。

「今から、帰ります」

「波に気をつけて、帰ってきてよ」

「了解です」


東京に来ていると言う仲間からも、船が心配と言う連絡が来た。

台風7号の影響を、気にしているようだ。

「明日帰ってきますけど、船を移動するときは船に鍵が置いてあります」

「大丈夫ですよ。台風対策する場合は、必ず連絡して仲間達と一緒に対処します」

「頼みます」

「了解しました」

常に仲間達と連絡を取り合って、危険回避するようにしている。

明日からは、台風も近づきもっと波が出るだろう。

安全第一で行かなくちゃ。

台風7号が、早く温帯低気圧に変わりますように。


6月29日 台風7号

2018年06月29日 | 日記
台風7号が発生。



この台風、突然発生したような感じがする。

雲の固まりは有ったようだが、昼の天気予報を見ていて「えっ、台風」と、ビックリ。

でも、そんなに大きな台風ではないようなので、少しは気持ちが楽かな。

ただ、南風は強いだろうな。

明日、明後日と、週末は時化で船は出せないだろう。


今日の海の様子を見に行こうと、湾岸道路を通って、船着き場に行ってみた。

湾岸道路から見た、今日の海は穏やかに見えていた。

海上に出れば、風とウネリがあるのだろう。

明日から、少しずつ時化てくるのだろう。


船着き場で船を眺めていたら、知り合いの老漁師さんが話しかけてきた。

「最近、鰹が釣れちょっどが」

「そうな、2キロから3キロ位の本鰹が釣れるな」

「鰹釣りに行かんとか」

「鰹狙いじゃないけど、行っちょるよ」

「近けーとこでん、釣るっどが」

「大島や水島周りの浅場でも、あたるな」

最近あたっている、本鰹の話。

週末は、この鰹を期待していただけに、ちょっと残念。

6月28日 時化ないと良いね

2018年06月28日 | 日記
早朝の船着き場は、南東の風が吹いていた。

「この時間に吹いているのか…」

ちょっと、辛いような、寂しいような気持ち。

「時化なければ良いね」

「今日は、朝イチから一発勝負でポイント直行するね」

「釣れると良いですね」

そんな会話で気持ちを盛り上げて、船を走らせる。

海上は、今週はずっと南よりの風が吹いていて、ウネリも南東から寄せている。

結構高いウネリが、寄せている。

しかし、潮色は良い。

潮行きが気になるところで、一流しごとにコースが変わることが多い。

また、下潮が速いことも多く、今日の状況が気になるところ。


今週、最もベイトが寄っていると思われる処に入る。

「良いよ。ベイト反応は出ているよ」

朝のうちは、南東の風も余り強くない。

「ジギングをやってみます」

Sさんが仕掛けを落としていく。

改めて海面に目を凝らすと、綺麗な青色が印象的に写る。

「何か思いと思ったら、カサゴでした」

今日の最初の釣果は、ウッカリカサゴ。

「味噌汁の出汁が取れますね」と、笑顔。

暫くすると、何かがヒット。

「余り引きませんね」



上がってきたのは、良型のカマスだった。


本命としている青物はヒットしてこない。

ジグをしゃくり続けているSさんにアタリが来た。



竿先が細かく震えている。

「鰹が来たね」

時折、強烈な走りも見せてくれる。



2キロ超の良型だ。

この時期の鰹は、美味しそうだ。

仲間の話では、可成りの浅場でもヒットしているようだ。

鰹が来て「今からだ」と思ったが、段々と南東の風が強まり、白波も立ち始めた。

「ポイントを移動しようか」

少しは、波静かに感じる浅場に移動する。


ここで最初にヒットしてきたのは、1メートル程のサメ。

「引きが強いから、何か大物と期待したのに…」と、Sさん。

気持ちを切り替えて、鯛ラバを引いてみる。

すると、アタリが出た。

「竿を叩くアタリが来たね」

「多分、真鯛ですね」



上がってきたのは、1キロクラスの綺麗な真鯛。

しっかり血抜きをして、クーラーへ。


その後も、南東の風を気にしながら竿を出すが、段々と強くなってきた。

「今日は帰りましょうか」

狙いの青物は不発に終わったが、美味しい鰹と真鯛を釣果に、帰港した。

6月27日 強い南西の風

2018年06月28日 | 日記
南西の風が強く吹いてくる予報。

早朝に港を出る頃には、海面が何となくざわついて居る様に感じる。

早く釣果をあげたい。

そんな気持ちを持って、ポイントに入る。

早朝の狙いは、イサキと思っているのだが…。

Aさんにヒットしてきたのはウッカリカサゴ。



Bさんにも、Xさんにもカサゴがヒットしてくる。


Bさんにアタリが来た。

「今度は、少し引きが強いです」



上がってきたのは、早朝の狙いのイサキだった。

しかし、イサキの腹に何かが噛みついた後がある。

「太刀魚か何かが居るのかな」

潮はあまり動いている感じはない。

緩く下り潮が流れているが、0.4ノット前後になっている。

「もう少し、動いて欲しいな」と言うのが本音。

そんな中にヒットした、Bさんのイサキは皆で祝福する。


Aにも強いアタリが来た。

強い引きを楽しみながら、ラインを巻き上げていく。



上がってきたのは、ウミゴイだった。

ベイト反応のあるところに入れば、何かしらの反応は出てくる。

Xさんにもカサゴがヒットしてきた。



みなさんの狙いは、真鯛が欲しいところ。

南よりの風が来る前に、ポイントを沖目に移動する。

しかし、沖目では南風が徐々に吹き始めて、白波が見え始めていた。

沖に出ていた船もこちらに戻り始めている。

私たちも何とか粘り続けたいと思っていたが、強くなってきた南西の風に早めにポイントを移動する。


少しずつ状況が釣りづらくなってくる中、Bさんに連続ヒット。



良型のアカハタがヒット。

「良い型のアカハタが来ました」と笑顔。

その直ぐ後に、今までのアタリとは違う、強いアタリが来た。

竿先を叩く、真鯛独特のアタリだ。



54センチ、1.9キロの良型の真鯛。

「良いサイズの真鯛が釣れました」と笑顔が良い。

この頃になると、南西の風が益々強くなり、波も高くなってきた。

「ちょっと、移動しましょう」

北に向かって、移動する。

何隻かの船がいる場所に入っていく。

魚探には、余り大きなベイト反応はないが、古い魚礁の有るところに船を止める。

探る範囲を海底から10メートル以内にして、仕掛けを入れていく。

すると、Xさんに強いアタリが来た。



良い感じで竿が曲がって、楽しいやりとりの開始だ。

上がってきたのは、60センチ、2.6キロの真鯛。



「良い型の真鯛が来ましたね」

「嬉しいですね」とXさんの笑顔が良い。


しかし、南西の風が益々強くなって、仕掛けが流されて着底が取りづらくなってきた。

Aさんに強いアタリが来るが、合わせのタイミングがずれて針掛かりしない。

「この風では厳しいですね」

もう少し粘りたいとも思ったが、ここは安全第一。

南西の風を避けるようにして、帰港した。

6月26日 潮と向き合った日

2018年06月26日 | 日記
上潮は緩く上ったり下ったり、時に沖に払い出したりと、動きが一流しごとに違う時間帯があった。

下潮は激流になり、ラインがどんどん引き出されるかと思ったら、仕掛けが真下に落ちていく事もあった。

内心「今日は、潮と真正面から向き合わなくちゃ」と、改めて思わされた。


スタートは、イサキ狙いからと思って入ったポイントは「潮が動いていない」状況。

風が南に変わる予報もあったので、直ぐに、そのポイントを見切り、移動する。

スタートから、移動を余儀なくされて「今日は、どうなるんだろう」と、ちょっと不安にもなる。

朝の海は、べた凪ぎに近い海。



そんな中で、長代さん、竹本さん、温水さんにポツポツとアタリが出始める。





長代さんのスタートは、食べ頃のチダイ。

竹本さん、温水さんにはウッカリカサゴやアヤメカサゴがヒットしてきた。

ジグは100グラムから、鯛ラバも100グラムからとやや軽めの仕掛けでベイトの中を探っていく。

竹本さんにアタリが来た。



重量感のある引きが、針掛かりした獲物を想像させる。

「真鯛かな」

「それにしちゃ、叩かんですね」



上がってきたのは、2キロクラスのニベだった。

「食べ頃ですね」

「この時期にニベか」

色々と複雑な心境のようだ。

次の当たりも、竹本さんに来た。

この辺りの前に、温水さんにもアタリが来たが、巻き上げる途中で針外れがあった。

竹本さんにヒットした獲物は、竿先を小刻みに叩き横に走る。

「鯖かな」と、誰もが思っていた。

しかし、海面に姿を見せたのは鰹だった。



走っているときは、ハガツオに見えたのだが、上げてみたら本鰹。

「良いですね」と、笑顔になる。


胸躍らせる大物は、この後竹本さんにヒットしてくる。

魚探から、ベイト反応が消えかけたこともあり「船を戻します」と、仕掛けの回収をお願いした時。

「なんか来ました」



竿先が海面に突き刺さるように、大きく曲がっている。

何度もラインが引き出され、ドラッグ音が鳴り響く。

「ゆっくりやりましょう」

「船底に入っていく」

「船を動かすと、ペラに当たることもあるので頑張ってください」

「ゆっくりやります」

途中で「もしかして、鮫かも…」と心配になる。

やがて姿を見せたのは、大きな鰤。



102センチ、9.1キロの見事な鰤だ。

検量をした後、直ぐに腹を割いて内臓を取り出す。

「この時期だから、少しでも虫除けしたい」との思いから。

鰤の興奮が収まった頃、長代さんにアタリが来た。

「真鯛だと良いけど」

竿先を叩くアタリは見せている。



上がってきたのは、赤甘鯛だった。



「ポイントを変えましょう」

沖目のポイントへ移動する。

この頃から、予報通り南東の風が吹き始めてきた。

この風の影響もあるのか、シタ潮の動きが益々速くなってきたように感じる。

「なかなか着底が取りづらいですね」

上は緩く、下は速いややこしい二枚潮。

ベイトの中に仕掛けを落としても、なかなか反応しなくなってきた。

「底取りのし易いところに移動しましょうか」

浅場を目指して移動している途中に、魚探が水深を間違えるほどのベイト反応が出た。

「仕掛けを落として見ましょう」

温水さんの意見もあり、直ぐに仕掛けを入れてみた。



温水さんにアタリが来た。

丸々とした、大きな鯖がヒットしてきた。

長代さんにも、アタリが来た。

 

竿が気持ち良い位に、曲がっている。

ドラッグ音も鳴り響いている。

「鰤みたいですね」

「ゆっくりやってくださいね」

みんなで、魚が浮いてくるのを見守る。

やがて、その姿が見えた。

「おおっ、でかい鰤だ」



105センチ、10.5キロの丸々とした鰤が上がってきた。

「疲れました」と、長代さんの笑顔が良い。


次のベイト反応を見つけて、仕掛けを入れると竹本さんにアタリ。

 

しかし、上がってきたのは大きな尾長サメだった。



針をはずして、直ぐに放流。

その後も、ベイト反応を見つけては仕掛けを入れると、何かのアタリは出てくる。





カサゴも、良型が多い。


しかし、南東の風が強まると、二枚潮に益々苦戦するようになってきた。

「風が強くなってきましたね」

本当なら、もう少し頑張ってみたかったけれど、今日はここまで。

「次回も、潮と向き合いながら頑張りましょう」

そんな話をしながら、帰港した。