釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

2月29日 またしても…

2016年02月29日 | 日記
昨日は、船上で昼寝が出来るくらいのベタ凪だった。

「明日も、楽しい釣りが出来る」

と、思って安心していた。

ところが、夜7時のNHKの天気予報で、波2.5メートルとなっていた。

最初は「えっ、なんでや」

最後は「またや、出られんてろかい」

またしても、強い西風が吹く予報になっている。

朝の天気予報でも同じだった。

船着け場に行って、本日のお客様の脇坂さんと合流し、湾岸道路に海を見に行く。



午前7時の頃には、既に海上を風が渡っていく波が、見えていた。

「今日は、出ても大変な思いしますよね」

「そうですね。昨日の天気で安心していたところがありましたね」

「今日は、止めときましょう」

「そうですね。中途半端な釣りは止めときましょう」

船着き場に帰って、私の車内で脇坂さんと釣り談義。

「船釣りは、磯釣りとは違うって釣具店で聞きました」

「ええ、太刀打ちできない大物が来たりしますよ」

「ジギング初挑戦ですので、楽しみなんです」

「ええっ私も楽しみです。何カ所かポイントを下調べしてありますよ」

「ハガツオやサゴシがリーダーを切っていくときも有って、くそって思うときもありますよ」

「歯がありますものね」

「行きたいですね。次は天気が良いと良いですね」

「最初は練習のつもりで行きます。仕事の確認をして、また連絡入れますね」

「楽しみに待っていますね」

1時間くらい、釣り談義に花を咲かせていただろうか。

脇坂さんと別れて、自宅に帰り直ぐに天気予報を確認する。

明日は、何とか風が収まりそうな予報だ。



O先輩からも電話が来た。

「今、風田にいるけど、海が風波で真っ白になっているよ」

相当強い、西風が吹いているようだ。

明日は、朝早くに風の具合を確認して、船を出すことにしよう。


2月28日 気ままに、仲良し3人の釣り

2016年02月28日 | 日記
ポイントを目指して走る船中に、楽しげな3人の会話が弾む。

作本さん、荒武さん、日高さんの仲良し3人組。

実は、私のバレーボールの教え子になるのだが、いつも楽しい笑顔で来てくれる。

今日は、我が開進丸の大切なお客様。

なんとか楽しい1日で、大物を釣り上げて貰いたいと願っている。

南に下り、鳥島のポイントで竿を出す。

その一投目で、アタリを捉えたのは荒武さん。



小気味よい、竿の曲がりを見せている。

上がってきたのは、良型のアカハタ。

出足良いスタートに、荒武さんも笑顔。

その荒武さんに続けてアタリが来て、2匹目のアカハタをゲット。

他の2人から「珍しく、良い出足やね」と、からかわれている。

今度は、荒武さんをからかって楽しんでいた、作本さんにアタリ。



これも、アカハタ。

続いて、日高さんにもアタリが来た。



が、初めての鯛ラバに竿あしらいが慣れていないせいか、途中で外れてしまった。

「海も凪だし、風も無いし沖のポイントに行ってみようか」

水深70メートルのポイントに移動する。

此処で最初のアタリを捉えたのは、日高さん。



しかし、獲物はフグだった。

作本さんにもアタリが来た。



上がってきたのは、小型のウッカリカサゴ。

なかなか狙いの鯛が来ないが、諦めずに頑張る。

又しても、日高さんにアタリが来た。



結構な引きを見せている。

船首に立ち、やり取りを見せる姿は、格好いい物がある。

上がってきたのは、大きなマゴチ。



「美味しい魚が釣れたね」と2人から祝福を受ける。

ふと気がつくと、3人の釣り人が乗った船が近づいてくる。

「今日は、釣れていますか」

「今日は、型の良いマゴチが釣れました」

「大黒の方に行っていましたが、全然潮が動かずに釣れなくてこっちに来ました」

「此処も、余り潮が動かないですよ」

「浅場の方に行って来ます」

動かない潮に苦戦している、とのことだった。

我々も、再度ポイントを移動する。

今度は水深35メートルの浅場に来た。

直ぐにアタリを捉えたのは作本さん。

いきなり、ラインが引き出されている。

慌てず、ゆっくりと浮かしたのは良型のオオモンハタ。



オオモンハタをクーラーに収め、仕掛けを入れると、作本さんに続けてアタリが来た。



型の良い、オジサンが来た。

このオジサンを釣り上げてからは、作本さんが連続してアタリを捉える。



型の良いアカハタや、ウミゴイ(オジサン)が連続して上がってくる。

船上の3人の会話も、最高潮に楽しくなっていく。

午後になると、海は益々凪になり風も穏やか。



船上で昼寝がしたくなるくらいだ。

「変える前に、もう一度ポイントを変えようか」

水島近くのポイントに移動する。

此処で本日の締めのアタリを捉えたのは、日高さん。



ウッカリカサゴを手に「唐揚げが美味しいね」と笑顔。

日高さんは北郷少年バレーボールの監督として県大会優勝、次は全国大会に向けて頑張っている熱血監督さんだ。

全国大会では是非とも、頑張って貰いたいと応援しなくちゃ。

3人の楽しい会話と、笑顔で過ごした釣りを終えて帰港した。

2月27日 釣りは…潮次第かな

2016年02月27日 | 日記
一年を通して釣りをしていると、必ず、年に数回の苦戦を強いられる日がある。

今日が、正にその日だったかも、知れない。

最初に入ったポイントでは、円を描きながらベイトを探すが、なかなか見あたらない。

時々、映し出されても小さなベイトの群れのみ…。

それでも、竿を出さなきゃ何も分からない。

潮自体は下り潮の払い出し、潮の色は菜っぱ潮になっている。

1度目、2度目と流す度にコースを変えてみる。

3度目の流しの時に、「おっ」と思うようなベイトが出てきた。

コンコンと小さなアタリが来た。

ベイトがいれば、何かの反応は出てくる。

上がってきたのは、40センチを超える良型の鰺。



直ぐに、魚探を見るがベイトの固まりは映っていない。

小規模の群れでもいるのだろうか。

鯛などは、単独で動いているときは、魚探には映らない。

このクラスの鰺がベイトの場合は、大きな固まりで映し出されても良いと思うのだが…潮が悪いのかな。

次のポイントへと、移動してみる。

見える範囲で、鯛ラバ等で釣りをしていると思われる船は、頻繁にポイント移動を繰り返している。

どの船も、苦戦しているのかも知れない。

「釣りは…潮次第かな」

掛かり釣りのO先輩も「何も釣れん」との事だ。

水深70メートルのポイントで、僅かだがベイトが居る。

直ぐに仕掛けを落としてみると、着底と同時にアタリが来た。

ググッと、チョット重々しい感じの引きだ。

上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。



本命のアタリに、なかなか巡り会えない。

その後のアタリが、続かない。

次のポイントの、様子を魚探で見ていると、見覚えのある船が同じポイントを見ていた。

船仲間のTさんだった。

「今日は潮が良くないですね。水温が下がっている見たいですね」

「ベイトの反応は、此処しかないみたいです」

ポイントをTさんに譲って、私は次のポイントへ。

少ないがベイトが居る。

仕掛けを落とすと、此処でも直ぐにアタリが来た。

しかし、上がってきたのは大きなエソ。

リーダーを傷つけている。

直ぐに切って、仕掛けを結び直す。

この頃から、風が南西に変わり沖合にいた船も、浅場に戻り始めている。



少しずつ、ウネリが出始めてきた。

次に移動したポイントでも、当たってくるのはエソばかり。

O先輩から、電話が来た。

「風が変わって、益々状況が悪くなってきた。帰ろうか」

南西の風で、潮も良くない。

明日に掛けることにして、帰港した。

2月26日 やはり、残っているな

2016年02月26日 | 日記
今日は2月26日。

日本の歴史の中に、色々な悲しみと苦しみを持って、人々が藻掻いた日なのかも知れない。

新聞のテレビ欄を見て、そんな感想を持った。

そんな気持ちを一掃すべく、朝6時30分過ぎ、船を出して沖のポイントへと走る。

沖波止を回った時

「あれ、なんか波があるぞ…」



昨日の夕方から吹き出していた、南東の風の影響なのかな。

今は、緩い北西の風が吹いているけれど、北東から結構大きな、そして高いウネリが寄せてくる。

「嫌な波が、やはり、残っているな…」

ウネリに持ち上げられては、滑り落ちる感じで進んでいく。

時折、船首から波飛沫が飛んでくる。

後ろを振り返ると、波と波の間に入ったときに岸方向が見えにくくなる。

嫌な気持ちになる、波とウネリだ。

ゆっくりとだが、11ノット位で取り敢えず水深50メートルの海域まで、船を進めてみる。

船首を北東に向けて、波による船の揺れが小さくなるようにしてみる。



それでも、時折船首がウネリに突っ込みそうになる。

竿を手にして立ってみるが、どうしても安定したシャクリが出来ない。

K先輩から電話が来た。

「今から、出るけどどんな様子」

「結構波とウネリがありますよ」

「今、何処にいるの」

「沖合水深50メートルの所にいます」

「結構厳しい感じ?」

「チョット、厳しい感じですね」

それから暫くして、再びK先輩から電話が来た。

「今、裸バエの所にいるけど、凄い波が来ているね」

「昨日吹いていた南東の風が、残っていたみたいですね」

「今日は、帰ろう。無理しても性がないよ」

「そうですね。諦めて帰りますか」

昨日のポイントでは、今日も何かがヒットしたかも知れない。

そんな、後ろ髪引かれる思いで帰港した。

2月25日 海は良いな

2016年02月25日 | 日記
最近、2度寝の癖がついたのかな。

一度、5時前に目が覚めて、「もうチョット」と布団を被ってしまう。

自分が悪いのだが、出港が9時過ぎになってしまった。

油津の沖波止を回った頃に、急に船外機の音が変になった。

水は出ているし、水温もバッテリーも変化はない。

一度、停止して分かった。

浮遊していたナイロン袋が、プロペラに絡まっていた。

「気を付けなくちゃ」

気を引き締めて、何カ所かのベイトの様子を見て回る。

ウネリも波も落ちて、ベタ凪と思っていたのだが、裸バエから沖に出ると結構なウネリと波がある。

沖に出られない程ではないが、意外な感じだ。



そんな事を気にしながら見て回ったポイントは、ベイトの陰が少なくなっていた。

「北のポイントはどうだろう」

船を走らせ、ポイントに着くと、海面に泡が浮いていた。

「あちゃー潮が動いていない。おまけに菜っぱ潮だ」

動かない潮には、カモメか浮かんで遊んでいた。



一通り、考えていたポイントを見て回ったが、何処も潮は動いていなかった。

その中で、面白そうなポイントがあったので、竿を出してみることにした。

ベイトも、中層から底付近まで浮いたり、沈んだりして映し出されている。

先ずは、ジグで、その次に鯛ラバでと、仕掛けを変えてトライしてみる。

なかなかアタリが来ない。

「インチクに替えてみよう」

インチクに替えて、底から色々とシャクリの変化を付けながら、中層アタリまでを狙っていく。

グッとアタリが来たが、直ぐに離した。

直ぐに仕掛けを落として、シャクリ直すと直ぐにアタリが来た。

グッググッと、「エソかな…」と思うようなアタリ。

しかし、上がってくる途中で急に走り出した。

「?」と重いながらラインを巻き取っていくと、上がってきたのはキロオーバーのジグロだった。



「へぇー、インチクで初メジナだ」

直ぐに仕掛けを落とすと、着底とほぼ同時にアタリが来た。

「ニベかな?」

上がってきたのは、マトウダイ。



「此処のポイントも、結構面白いな」

船を元に戻して、再度トライする。

しかし、気がつくと風が南東に変わっている。

余り長くは、やれないかも…。

インチクを落として、直ぐにシャクリを開始。

ベイトも、数が増えてきたようだ。

時々、何かがトライしてくるのだが、なかなか乗ってこない。

「もしかしたら、メジナの食い渋りかも」

等と考えていたら、グッと強いアタリが来た。

これも、途中から激しく暴れ出した。

海面に上がってきた、獲物を見てビックリ。

メジナの2匹掛けだ。



どおりで、暴れるはずだ。

オオモンハタの2匹掛けは経験有るが、メジナは初めて。

動かない潮を見て諦めていたところもあったので、メジナの釣果は嬉しい。

しかし、風が南東に変わり、波も立ち始めたところで帰港した。

明日は、メジナ釣りから始めるかな。

やっぱり、海は良いな。