釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

12月30日 今年の仕事納め

2017年12月31日 | 日記
北西の風がやや強く、最近の釣果の出足は鈍い事が多い。

今日も「ベイトはいるけどアタリが出ない」時間が続いた。

生き餌もイマイチ調子が上がらない。

ポイントを転々としているうちに、気持ちに少々の焦りが出始めた。

そんな時、塩田さんにアタリが来た。





上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

「兎に角まずは一枚釣って、口火を切っていきたいですね」

次の当たりも直ぐに来た。



アカヤガラだった。

エソは、丸々とした良型が上がってくる。

「すり身の刑にして、天ぷらにしてやる」

とりあえずは、型の良いのだけはクーラーに。

渡辺さんも、頑張っているが苦戦が続いている。

こんな時の時間が過ぎるのは早いもので、既に11時をすぎている。

「今日は今年の釣り納めだし、鵜戸神宮に海の上からお礼を言っておきたいですね」と、塩田さん。

この申し出が、良い結果に結びつく。

「先に、海上から鵜戸さん参りをしましょう」と、船を走らせた。

どれくらい走っただろうか。

魚探に、突然、もの凄いベイト反応が出た。

「凄いベイトですね。やってみましよう」

直ぐに船を止めて、釣りを再会する。

「ベイトが海底から20メートルくらい立ち上がっています」

塩田さんに最初のアタリが来た。

竿先が小刻みにふるえている。

「ハガツオかな」



2キロ超の良型のハガツオだ。

「まだいますよ」

塩田さんに、連続してアタリが来た。

竿が大きく曲がり、ドラッグが悲鳴を上げてラインが出ていく。

「これは大きい。取りたい」

やり取りが続くが…残念、針がはずれた。

「来た!」

今度は、渡辺さんにアタリが来た。



「これも、ハガツオだと思います」

しばらくやり取りの後、海中に銀白色の魚が見えてきた。



これも、2キロ町の良型だ。

「正月に良い魚が食べられる」と、笑顔。

苦戦の時間が続いていただけに、私もうれしい。

渡辺さんが掛けた、アカヤガラを掬い損ねていただけに、ホッとした。

アタリは続くのだが、針はずれで取り逃がす。

「来た!」



塩田さんにアタリが来た。

「塩田スペシャルに来ました」

塩田さん独自の仕掛けに、アタリが来た。



上がってきたのは、5キロ超の良型ニベ。

「正月にしゃぶしゃぶして頂こうかな」と笑顔。

塩田さんの「鵜戸さん参り…」の一言で、もの凄いベイトに出会えた。

鵜戸さんからの「釣り納めのご褒美」だったのかもしれない。

今日は「終わり良ければ全て良し」で、笑顔の釣り納めになった。

残った“大物取り”の宿題は来年に持ち越し。

塩田さん、渡辺さんお疲れさまでした。

私の可愛い孫が待つ、港へと帰りを急いだ。

12月29日 渋い中の頑張り

2017年12月30日 | 日記
ベイト反応は良い。

船は北西の風に押されながら、沖にでていく。

「これ、もしかして風に押されているだけ?」

潮の動きが、イマイチよくない感じがする。

場所によっては、魚探に反応するベイトの層は、20メートル近くにもなる。

「何でアタリがこないかな」

頭を抱えたくなるくらいだ。

ポイントを変え、釣りを再開すると、平岡さんに直ぐにアタリが来た。





30センチクラスの良型の真鰺だ。

「ほー、良型の鰺やね」

小野さんも坂本さんも、祝福している。

平岡さんのアタリは、続く。



今度は、ゴマ鯖がヒットしてきた。

丸味のある良型だ。

魚探にも、鯖らしき魚影が出ている。

ぽつぽつとだが、平岡さんに鯖のアタリが来ている。



「また、来ました」

合わせも「ビシッ」と、良い感じで入った。



これも、良型の鯖だ。

「血抜きをしておきますね」

鯖の刺身が美味しそうだ。

小野さんも、坂本さんもジグにアタリは出るのだが、なかなか針掛かりしてこない。

「渋いな…」

全体的にアタリが渋い中で、平岡さんの頑張りが光る。





今度は、真鰺が上がってきた。

「俺たちも頑張らなくちゃ」と、脇坂さんにアタリが来た。

 

「おおっ、良い感じの引きやね」

「重いですけど、ドラッグは出ません」

「ニベかな」

「長いのが見えました」

 

脇坂さんの身長よりも長いアカヤガラが上がってきた。

2メートルは有りそうな長さだ。

船上で頭を落として、クーラーへ。

この後は、潮が殆ど動かなくなり、アタリも出なくなってきた。

会場もべた凪になってきた。

「この状況では、アタリは出ませんね」

動かない潮に、帰港することにした。

12月28日 チャンスはその時

2017年12月29日 | 日記
「昨日、ハガツオがヒットしたポイントから行きましょうか」

「この時期のハガツオは脂がのって美味しいでしょうね」

“釣ったら食する”新鮮な魚を食することが出来る釣り人の特権だろう。


しかし、ベイト反応は素晴らしくあるのだが、アタリが出ない。

2度、3度と流してもアタリが出ない。

「ポイントを変えましょう」

すると、私の従兄弟の信司にアタリが来た。





アカヤガラだ。

「これは、今まで捨てていたけど、今日は持って帰ります」

「美味しい魚と、最近はみんな持って帰る様になったね」

今度は、蔵屋さんにアタリが来た。





アヤメカサゴだ。

「みそ汁かな」

今日のアタリの出方は、チョットしたストレスを感じる。

アタリが来ても、直ぐに針を外す。

「乗ってこない」アタリが続く。

10時前には、沖から上り潮が入ってきた。

「此で少しは変わるかな」

ポイントを移動して、蔵屋さんはインチクで、信司はジグで海底付近に出ているベイト周りを攻めていた。

「来た。何か乗った」

と、蔵屋さんに重量感のあるアタリが来た。

一気の走りに、思わずブレーキを掛けたらリーダーが切れた。

「しまった。親指に力が入りすぎた」と、蔵屋さん。

その直後に、信司にも大当たり。



「瀬掛かりか…。いや、違う。走り出した」

どうやら、青物が回ってきたようだ。



船首に立って、やり取りを開始。

リールを巻く姿も、良い感じで巻き取っている。

大分巻き上げたところで、魚の走りに耐えている。

すると「あっ…切れた…」

リーダーの上の方で切れている。

アタリが出る前に、何度かエソが掛かっていた。

もしかしたら、その時に傷が入っていたのか…。

「チェックはしていたけど…」と、ちょっとショックの表情。

「チャンスだったのに…。此を取るかどうかは大きな差ですね…」

「そうですね。チャンスはその時ですものね」

この後、信司がイトヨリダイを追加。



次のチャンスは、なかなか回ってこなかった。

「また、来ます。必ず来ますよ。その時、頑張りましょう」

失敗の積み重ねも、釣りの一部かな。

12月27日 風を避けて

2017年12月27日 | 日記


天気予報で「桜島上空の風、北西の風20メートル」となっていた。

どんな風が吹くの…と、少し不安だった。

「風が出たら、島影でイカ釣りをしましょう」と、話をしながら出船。

「少しだけ、イカをやってみたいです」と、朝間詰めのイカからスタート。

この時間は、風も静かだ。

Yさんの竿が曲がった。

「来ました」

タモを構えていると、良型のイカが姿を見せた。



1時間ほど頑張った後、沖に出てみた。

「此処に来ると、風がありますね」

北西の風が、段々と強くなってきている。

暫くすると白波が立ち始め、どんどんと風で流されていく。

沖合では、釣りが出来ない状態になってきた。

「暫く、潟に寄りましょう」



Zさんにアタリが来た。



上がってきたのは、ホウボウ。

Zさんに続けて当たりが来た。



良型のイトヨリダイが上がってきた。

「最初のアタリは、真鯛を期待していたのに…」と、ちょっぴり残念そう。

この頃から、風が少しずつ弱まり始めた。

「あれっ、風が弱くなってますよね」

「そうですね。収まるかもしれませんね」

暫く様子を見ていると、あれほど強かった北西の風が凪いできた。

「今の内に、チョット深場に行ってみますか」

南東方向に船を走らせる。

しかし、読みが少し甘かった。

沖合では、今度は西風が強く吹いていた。

「うわっ、此処に来ると風があるし、白波も高けーなっちょる。元に帰りましょう」

チョットだけ竿を出してみたが、風が強く釣りにならない。

結局、風が弱い潟付近に戻って、釣り再開。

Yさんに直ぐにアタリが来た。



気持ちの良い、ドラッグ音が鳴っている。

「青物ですね。良いですね」

楽しそうな攻防が続く。

「ハガツオですね」



2キロ超の良型ハガツオが上がってきた。

「良かった。今日はどうなるのかと思っていました」と、ホッとした。

Zさんにもアタリが来た。

上がってきたのは、アヤメカサゴ。

「今日は、赤色の魚ばかりですね」と、困り顔。

ベイトを探して移動すると、直ぐにYさんにアタリが来た。



Yさん本来の釣りの力が、発揮され始めた。

「ようヒットするね」と、Zさんも脱帽と言った感じだ。



良型のハガツオが上がってきた。

これも、2キロは超えている。

Yさんの調子が上がってきた。



又しても、竿が大きく曲がっている。

「重い走りです」

「青物ですかね?」



上がってきたのは、大きなホウボウだった。

「ホウボウも、あれだけの引きを見せるのですね」

と、チョット驚いた。

朝の内は、北西の風に苦しんだ分「さあ、今から」と思ったが、今度は西風が強くなってきた。

「浅いところに行って、少しイカをやりますか」

浅場に移動してエギングをやってみた。

「朝間詰めか夕間詰めかな…」

1時間ほど竿を振ってみたが、アタリは出なかった。