釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

9月30日 ウネリに悩む

2017年09月30日 | 日記


夜明けはいつも、新鮮で気持ちが良い。

「大島の東沖から行ってみましょうか」

と、船首を大島沖に向ける。

ところが…「何、この凄いウネリは…」

昨日の昼過ぎは上り潮が動いていたのだが、下り潮が激流となって大きなウネリになっている。

ベイト反応の上で船を止めるが、上下にゆける幅が半端ではない。

危険を感じて、その場から移動する。

少し南に下ると、ウネリの高さがそれ程ではなく感じる。

蔵屋さんと稲用さんが、釣りをスタート。

ベイト反応は、凄い反応になっている。

潮速は、朝間詰めは0.6ノット前後と、割とゆっくりとした速さだ。

稲用さんにアタリ。



真鰺が上がってきた。

35センチ弱の良型だ。

少し、型が小さくなった気がするが、鯖のアタリもポツポツ来る。

鯖のアタリは、仕掛けのホール中が多い。

しかし、釣り始めて1時間位すると、北東の風が段々と強くなってきた。



白波も立ち始め、風に押されてウネリも徐々に大きくなってきた。

「余り長い時間は釣りができないかも…」

少々気持ちが焦ってくる。



蔵屋さんにアタリが来た。



良型の真鰺だ。

狙いのハガツオや青物のアタリが出ない。

ベイト反応のあるところを中心に攻めているのだが、鯖や鰺はヒットしてくる。

段々と高くなってくるウネリに、内場に移動する船が増えてきた。

私たちも、安全を考えて内場に移動する。

内場に入り、蔵屋さんにアタリが来た。



「どんな感じですか」

「ただ重いですね」



上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

大島の内場には、ガンゾウヒラメが多い。

ポイントを変えると、稲用さんに大きなアタリが来た。



竿が大きく曲がり、ドラッグ音が鳴る。

やり取りの最中に、竿先に感じる強い引きが消えた…。

「あれっ、外れた…」

そう思った次の瞬間、再び強い引きが来た。

獲物が、こちらに向けて走っていた様だ。

その2度目の強い走りと引きで、針が外れた。

「しまった…」

着底して直ぐのアタリだった。

大きなハタだったかもしれない。

「しょうがないよ。口惜しいけど、次のアタリを取ろう」

気持ちを切り替えるしかない。

しかし、その後も北東の風に止む気配はなく、今日の釣りを断念した。

9月29日 海風は気持ち良い

2017年09月30日 | 日記
「大海原に立って、釣りをするのは気持ち良いね」

大谷さんと奥田さんの表情が、気持ち良さそうにしている。

奥田さんは船釣りは今日が初めて。

大谷さんが色々と、手解きしている。

奥田さんも、大谷さんの指導を受けて釣り開始。



大谷さんにアタリが来た。



「この竿は、大抵の大物とはやり取りできるそうです」

知人から譲り受けたジギング竿で、青物の引きを楽しんでいる。



ヤズが上がってきた。

「最初に青物が釣れて嬉しいです」と笑顔。

奥田さんにもアタリが来た。



上がってきたのは、良型の鯖。

「初獲物です」と、笑顔が朝日に輝いている。

奥田さんに、次のアタリが直ぐに来た。



小気味よい引きを楽しみながら、チダイが上がってきた。

「真鯛かと思いました」と、笑顔。

沖にいる仲間に連絡すると「今日は、潮が緩んできているよ」とのこと。

「沖は、潮が緩んで居るみたいですので、行ってみましょう」

お二人に説明して、沖合のポイントを目指す。

途中で仲間の徳島さんと出会う。

「釣れた?」

「ハガツオが釣りましたよ」



良型のハガツオが釣れている。

私たちも頑張りましょうと、ポイントに入り直ぐに竿を出す。

釣り始めは緩い下り潮だったが、途中から上り潮に変わり始めた。

沖から、良い潮が入ってきた。



奥田さんに直ぐに鯖がヒット。



大谷さんにも、アタリが来た。

綺麗な潮の中に、銀色に輝く魚体が見える。



35センチ超の良型の真鰺だ。

「嬉しいです。美味しい鰺が食べたかった」と、飛び切りの笑顔。

奥田さんにも鰺が来た。



鰺や鯖の連発に、二人の会話も弾む。



離れたところにいる、大磯さん倉爪さんの両先輩も、頑張っている。



沖から入ってくる綺麗な潮が、はっきりした潮目を形成している。



その潮目に仕掛けを入れて、お二人も頑張って竿を降る。



鰺や鯖の引きを楽しんでいると、大谷さんに今日一番のアタリが来た。



ドラッグ音が鳴り響き、ラインが引き出される。

「止まりません」

「慌てなくて良いですよ。走らせて、止まったら勝負ですよ」

「引きが怖いくらいですね」

「弱気はダメですよ。勝負ですよ」

止まったらラインを巻く。

しかし、その倍以上走られる。

強烈な突っ込みが来た。

「あっ…」

ラインが切れた。

「どうしました」

「リールのトラブルで、ラインが絡みました…」

少しずつだが巻き上げられていただけに残念。

「今夜は寝られん…」

今度は、奥田さんにアタリが来た。



竿先をコンコンと叩くアタリ。

「真鯛かもね」



美味しそうな真鯛が上がってきた。

「嬉しいです」と、又しても笑顔。

大谷さんも奥田さんも、心から釣りを楽しんでいる。

大物を掛けてバラシも有った。

針はずれで取り逃がした、獲物もあった。

突然、リーダーを切って逃げた奴もいた。

「これも、釣りの楽しさです」

お二人の、さわやかな笑顔が一杯の釣り日和だった。

9月28日 凪だけど、苦戦

2017年09月28日 | 日記
大島の北側アタリで、潮の色が変わっていた。

北側は濁りが入り、南側は澄み切った青色をしている。

北側から、上り潮が押しているようだ。

野瀬辺りに行くと、潟方向から潮が押している。



押してくる潮は、前日の雨の影響が残った濁り潮だった。

船は、上り潮に押されて、大島方向に流れていく。

「ややこしい潮になってますね。上りだけど潟からの潮が強くて、沖に払い出している釣りづらい潮になっています」

魚探には、ベイトは映し出されているけど…。

竿を出してみるが、なかなかアタリが出ない。

どうにかアタリが来たのは、3流し目に入ってからだった。



「結構引きますね」と、旭先生。

「青物みたいですね」



上がってきたのは、ヤズだった。

仕掛けを鯛ラバに変えると、又してもアタリが来た。



スボタカツオが上がってきた。

強いアタリがこないなと思っていたら、旭先生にアタリが来て一瞬で針が折れた。

「針が弱っていたかな…」

天気予報では、波が2メートルになると言っていたが、海上はべた凪。

「旭先生、ちょっと沖に出てみましょう」

沖合は、無風べた凪。



潮速は、釣り始めは1ノット前後。

鯖がポツポツと当たってくる。

しかし、釣り初めて30分くらい過ぎた頃から、潮速が2ノットを超し3ノットに近くなってきた。

鯛ラバでは、着底が取れない。

私が使っている160グラムのジグも着底が取れない。

「旭先生、場所を変えましょう」

浅場によって、釣りを再開するが此処も潮速は1.2ノット前後。

それでも、なんとか着底はとれる。

「何か来た」



旭先生の竿にアタリが来た。

竿先を叩く、鯛のアタリのようだ。



小型の真鯛が上がってきた。

「小さいけど真鯛が来て嬉しいですね」

旭先生の笑顔に、少しホッとした気持ちになる。

しかし、この後東の空に黒雲が出てきたと思ったら、風が北から北東に、そして南東の風にと大きく変わっていった。

風が南東に変わったのと同時に、アタリも出にくくなってきた。

場所を変えて、暫く粘ってみたがフグが当たるばかり。

「今日は、切り上げましょうか」

苦戦した海を後にして、帰港した。

9月27日 潮の変化

2017年09月27日 | 日記
台風18号が過ぎてから、最近は潮が速い日が続いている。

黒潮の接岸による反転流が、速い流れを発生させているのだろうか。




先日、NHKの番組で「黒潮」を取り扱っていた。

日南市のカツオ一本釣りの船を中心に、取材が進められていた。

その中で気になったのが、黒潮が引き起こす大きな渦の発生。

私にとって、非常に興味深く、勉強させられた番組だった。

秒速2.5メートルで流れる黒潮。

その黒潮が、奄美大島から太平洋に流れ込む時、複雑な海底地形とぶつかって大きな渦を巻く。

その渦の先端が、日向灘に入り込んで居る。

これらの流れが、反転流に成るのだろうか…と、思いながら見ていた。

黒潮の本流が、可成り接近しているとも聞いている。

それなら、反転流が入り速い流れを生んでいるとしても、納得がいく。


それにしても、浅場で潮速が3ノット近かったりすると、釣りにならないと諦めてしまう。

今日は、北東の風が強く、雨も可成りの量が降っている。

これで、濁りが益々広がり、潮速が2ノット以上になっていると、釣りができるのだろうか。

明日は、雨の後の風も、吹いてくるだろう。

朝、様子を見て、船を出すか決めたい。

9月26日 潮が速すぎる

2017年09月26日 | 日記
天気予報を信じて、朝寝坊したら晴れ間が出ている。

「雨、降ってない」

これなら、船を出せば良かったかな…と、ちょっと後悔するが…。

朝食を取り、午前10時前に船着き場に行ってみた。

大磯先輩の船が出ている。

直ぐに電話すると、もうすぐ帰ってくるとの返事。

もう一人、船仲間の徳島さんは帰ってきていた。

徳島さんに話を聞こうと、向かい始めたら大磯先輩の船が帰ってきた。

「10時前なのに早いな?」

「釣れましたか?」

徳島さんに聞くと「ハマチが釣れました」と返事。



3キロ近くありそうな大きさだ。

「他はどうやった?」

「潮が速すぎて、釣りにならんかった」

「速いって、どれくらい」

「2ノット以上で流れちょった」

「釣りにならんな」

「仕掛けがウキ浮きあがっち、ダメ」

大磯先輩にも、話を聞いてみた。

「オオモンハタは、1.5キロ位は有るはず」

「良いですね。潮は速かったみたいですね」

「速えーって言うもんじゃねーが。2ノット以上3ノット近くで流れちょる」

「てげ速えーな。暫くは釣りにならんかもな」

「釣りにならんで、帰っち来たっちゃかい」

「雨が降らんで、沖に出てみたけど、潮にやられた」

明日は、激しい雨が降ると言っていたが、悩むところだ。