山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

「オスプレイどこへ行っても嫌われる?」

2014-08-30 | 川柳

 佐賀空港へのオスプレイ配備に防衛省が概算要求を行ったと報道されております。政府もいよいよ本腰を入れて来たように思われます。
 私としてはこの件について賛成も反対もしません。国防の重要性、沖縄の基地負担軽減も理解できますし、周辺住民の反対も理解できるからです。
 ただ、言いたいことは当事者が十分に話し合っていただきたいということです。くれぐれも配備を強行することは避けていただきたいと考えます。皆が100%納得する解決法はないでしょう。しかしながら、なるだけ多くの情報を提供し、充分な説明がなされることが前提であると考えます。これまで多くの公共事業が行われてきました。身近な例では、諫早湾干拓事業があるでしょう。事業が開始される前にも多くの反対がありました。挙句の果ては、 「諫早湾干拓事業について思うこと」、「諫早湾干拓事業について思うこと(2)」のように抜き差しならぬ状況になってしまっております。

 オスプレイについて言えば、私は「オスプレイの安全性について」で書いたような見解を持っております。どのような対策を採ろうと絶対に安全などといったことはありえません。オスプレイに限らず民間航空機であっても程度の差こそあれ同様なことです。ですから、そのことを見据えてどうするかといった議論が必要だと考えます。このようなことを書くと配備を前提とした議論だと批判されるでしょうが、YesかNoかといった不毛な議論よりは何ぼかましに思います。

 特に、佐賀空港の滑走路の延長線上にある柳川市あたりの騒音被害は相当なものになると予想されます。ちなみに我が家の上空は陸上自衛隊目達原駐屯地から佐世保・長崎方面への飛行ルートにあたるらしく、多くのヘリが行きかっております。タンデムローター(CH-47かな?)が飛行するときには屋内の障子などがガタガタと振動します。その他のヘリでもテレビやラジオの音など聞こえなくなってしまう状況です。雲が低いときなどは最低安全高度(500フィート)以下の飛行がなされているように感じます(自衛隊機には航空法の適用はないにせよ、遵守義務はあると思いますが・・・)。

 どれくらいの騒音が発生するのか、どれくらい危険になるのか、正確なデータを元に、どのような対策をとるのかを議論することが必要なのではないでしょうか。危険性、騒音問題に限らず、何も問題ないと説明することが説得する上で必ずしも正しい方法とは限りません。

 いずれにしても当事者である佐賀県のみならず、周辺自治体および住民の充分な理解を得ることが重要であると考えます。そして国が起こらないといっていたことが、実際に起こってしまうことが如何に最悪の状況をもたらすか。誰も国を信じなくなってしまいます。


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