小牧の旅のあれこれ

あちこち旅をしている時のあれこれ

ブナ森再生事業二日目

2009-09-20 22:49:06 | 白神
9/20
 二日目は午前中は昨日下草刈りの際、日陰を作っている杉を伐採する事にしていた。立ち木の伐採は中々大変。まずどちらに倒れるか見定め、倒す側に直径の1/3か1/4に三角の切れ目を入れて置きます。これを受け口と言うのだそうです。太さ30近くの幹にこれを作るのでも重労働。交代でノコギキを引いても、汗だくになります。切り倒す時は受け口反対側からノコギリを入れて行きます。これを追い口と言います。何故この様な切り方をするかと言えば、単純に片側からノコギリで切り倒すと、倒れる時に木の重みで切り口が跳ね上がり、事故に繋がる危険性が在るためです。受け口を作っておけば、この衝撃を吸収してくれるのです。午前中5名で4本の立ち木を伐採しました。こうすれば日光を奪われていた下の木々も大きく成長します。植林したブナの苗も大きく成る期待が持てます。木が倒れる時はバリバリズシーンと地響きがします。倒す人以外は木の高さの距離より遠くへ退避です。「倒れるぞ、たおれるゾ!」と大声で注意します。切り倒した木は早く土に戻る様に、枝を払って幹は2m間隔くらいに丸太にしておきます。丸太するのも木を倒すのと同様労力が必要です。

   杉の木の伐採

     まず受け口を作る

     切り倒した株をバックに作業チーム
 午後は何本か残っている杉の下枝打ちをして、良い材木に成る様にしました。枝を払わないと節の多い真っ直ぐな木に育ちません。その上枝を張って日陰が出来き下の植物を枯らしてしまいます。立ち枝鋏の先にノコギリの歯を付け高枝ノコギリで枝を切り落とします。これが中々の重労働で棒の先にノコギリですから上手く枝をきれません。両手で棒を動かして切ってはノコギリがしっかり枝に切り込みません。腕で棒をしっかり押し付けて、鋸は体を上下して切ると上手く切れる事が分かりました。しかしこれは全身運動なので、結構きつくて一本切っただけでも息切れがします。今回の差魚でこれが一番体力を使いました。
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (島酔潜人)
2009-10-15 20:44:35
小牧さん、お久しぶりです。
もう、青森に移ってたんですね。
なんか、うらやましい移動生活ですね。

そこには、いつまでいらっしゃるのですか?

島酔家は、来週、西表に祭りを見に行きます。

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