小牧の旅のあれこれ

あちこち旅をしている時のあれこれ

古代の岩絵

2008-08-12 23:18:22 | モンゴル
8/12
 地図を見るとこのUureg湖の側に、古代の岩絵が有る事が分かりました。Podchin渓谷とTsengel付近の岩絵は見逃したので是非見てみたいと思いました。しかし有名なガイドブックLonly Planetにも出ていません。勿論添乗員も、運転手も知りません。幸いゲルの人達がその場所を知っていました。そこで彼に案内してもらいました。湖から西に30分程行った岩山に続くなだらかな斜面の草原に岩の丘が有り、そこの岩に線画が描かれていました。狩人が弓で獲物を狙う図です。所がこの人物像は帽子を被っていて、チンギスハンの時代の物ではないかと、思われました。我々が期待したのは数前年前の狩猟民族時代の岩絵だったので、ちょっとガッカリしました。

      モンゴル帝国時代の岩絵(?)

 他にも有ると別の場所に連れて行かれました。草原の中に塚の様になった岩が有り、そこのあちこちの平らな部分に数センチの小さい無数の線画が描かれていました。殆どは動物で、ウマ、オオカミ、オイベックス、ウサギや狐その他何か分からない文様でした。これ、これ、これですよ。私達の見たかったのは!OlgiiやHovdの博物館で見たレプリカの岩絵の実物、数千年前に描かれた岩絵。しかしこの貴重な人類の文化遺産もまったくの野ざらし状態。風化するままに成って居て、保存措置がされていません。このままではやがては消えて行き、岩自体が風化して砂と成ってしまう様です。

         岩絵の有る岩

       有った!岩絵だ!





         数々の岩絵
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