世界遺産白神山地に通ずる白神ラインは冬期間閉鎖される。
白神山地の一角で工事中の津軽ダムは、冬期間、付け替え道路等の工事が盛んに行われている。
工事中の川原平地区の丘の上に鉄骨の塔が見える。
鉄骨の中にはレンガ造りの「不識塔(ふしきのとう)」が”格納”されている。
不識塔は、弘前の実業家斎藤主(つかさ)が大正元年に、川原平地区の
開拓を記念して建造した、高さ約20mのこけしの形をした塔です。
西目屋村の有形文化財になり、老朽化したため近年補修工事が行われた。
鉄骨は工事用の足場ということだが、足場にしては頑丈な作り。補修工事が
終わって6年経過したが、解体する予定がないようで、折角のミステリアスな
不思議な塔の全容を見ることができない。
丘の麓にはレンガ造りの「広泰寺」がある。
斎藤主が、山形県米沢市にあった上杉謙信ゆかりの廃寺を移築したもので、
これも西目屋村が改修したようです。
広泰寺の近くに真新しい建物ができた。「弘前大学 白神自然環境研究所」の
看板がかかっている。
白神山地のこの一角は、ダム工事、古い文化財、自然環境研究地が混在して
いる。
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