ホトトギス

里山の野生植物等との出会い。

白神の一角

2012年02月29日 | 日記・エッセイ・コラム

世界遺産白神山地に通ずる白神ラインは冬期間閉鎖される。

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白神山地の一角で工事中の津軽ダムは、冬期間、付け替え道路等の工事が盛んに行われている。

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  工事中の川原平地区の丘の上に鉄骨の塔が見える。

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  鉄骨の中にはレンガ造りの「不識塔(ふしきのとう)」が”格納”されている。

  不識塔は、弘前の実業家斎藤主(つかさ)が大正元年に、川原平地区の

  開拓を記念して建造した、高さ約20mのこけしの形をした塔です。

  西目屋村の有形文化財になり、老朽化したため近年補修工事が行われた。

  鉄骨は工事用の足場ということだが、足場にしては頑丈な作り。補修工事が

  終わって6年経過したが、解体する予定がないようで、折角のミステリアスな

  不思議な塔の全容を見ることができない。

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  丘の麓にはレンガ造りの「広泰寺」がある。 

  斎藤主が、山形県米沢市にあった上杉謙信ゆかりの廃寺を移築したもので、

  これも西目屋村が改修したようです。

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  広泰寺の近くに真新しい建物ができた。「弘前大学 白神自然環境研究所」の

  看板がかかっている。

  白神山地のこの一角は、ダム工事、古い文化財、自然環境研究地が混在して

  いる。