20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

ちらし寿司

2015年03月01日 | Weblog

          

 お雛祭りの3月3日は、学習会があるので、昨日の日曜日、ひと足早いお雛祭りをしました。

 とはいえ、夫とふたり暮らし。たいしたことは、いたしませんが。

 人参、干し椎茸、かんぴょう、レンコン、胡麻のたっぷり入った、ちらし寿司と、ハマグリのお吸い物。

 これだけで、お雛祭りらしい雰囲気になります。

 

 ちらし寿司は、根菜やかんぴょうをひとつひとつ煮て、昆布をのせて炊いたご飯を酢飯にして、そこにあわせます。

 ひとつひとつのお味が、ひとつに混ざりあい、豊かなハーモニーを醸し出す瞬間でもあります。

 濃いめに甘辛く煮た椎茸と、レンコンの甘酢漬けのシャキシャキ感が、ほどよいアクセントになっています。

 

 さらに、そこに錦糸卵と、絹さやの千切り、海老、甘酢しょうがの千切りが、彩りを添えます。写真↑

 母譲りの、田舎の、なんの変哲もないちらし寿司ですが、毎年、お雛祭りに一回と、春休みになって、娘がチビちゃんたちとお泊まりにきたときと、2回作ります。

 このお味を受け継いでもらえないかと・・・。

 

 でも今年は、一回でおしまいです。

 食べ終えたら、塗りのお鉢も、きれいに洗って、乾いた布でふいて、また来年と、キッチンの戸棚にしまいます。

 こんな、ささやかな行事でも、大切にしていきたいと、ひとりごちている、お雛祭りの前の前の夜でした。

コメント (4)
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土佐の文旦

2015年03月01日 | Weblog

          

          

 今日はから3月。弥生・花見月です。

 写真は、土佐の文旦です。

 同じ東京に住んでいる姉が、毎年この季節になると、土佐から文旦をお取り寄せして送ってくれるのです。

 

 最初は「なぜ文旦?」「なぜこんな季節に?」と思っていましたが、一年ごとに、姉の長女としての姉弟への心遣いが、わかってくるようになりました。

 

 母が亡くなって、もう8年。

 両親が生きていた頃のように、姉弟の家族が集う機会がめっきりなくなりました。

 昨年の春には、姉の家のリビングに、姉弟の家族やその子どもたち、総勢22名が集まりましたが・・・。

 長女である姉は、そうしたことを気遣い、「お元気ですか?」というメッセージを込めて、自分の好きな土佐の文旦を送ってくれるようになったのです。

 

 近年、文旦のおいしさにすっかりハマッています。

 ほんのりした甘さと、香り、そしてさわやかのある文旦を食べていると、春だなと思います。

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