20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

ウクライナ戦争と日本の軍備増強

2023年02月28日 | Weblog
            


上は、東京外語大学の伊勢崎賢治教授の発言です。クリックしてお読みください。長いです。
本読みで忙しいのに・・・。

ウクライナ侵攻1年、ということで、先日NHKで「ウクライナ戦争」が始まった、数日間の記録を流していました。

それを見ると、ロシアは、まるで、今のアメリカが沖縄の人たちにやっているような、傍若無人な方法で花火のようにミサイルを撃ち続け、驚いたウクライナ人は逃げていくだろうと、思っていたらしいです。
ロシア人は、戦う目的など知らされず、かつてクリミア統合の時、花束を持って、ウクライナに向かい入れられたような光景を浮かべ、戦う士気など、もちろんなく、攻め入ってきたようです。

その映像に、気持ちがすっかり持っていかれ、伊勢崎さん、神保さんあたりに狙いをつけて、ネット検索をしました。
伊勢崎氏の発言は、ジャーナリストの神保哲生さんがインタビューした形のYouTubeなどでも、何度か、聞いていました。

「フォーラム・子どもたちの未来のために」でも、このところ、実行委員会で、何回か「非戦」という言葉が、皆さんの口から語られています。

この記事の、伊勢崎氏の発言はとても長いです。日本が完全にアメリカの従属国になり、東京の空も日本の飛行機は飛べない。アメリカの空。
犯罪を日本でアメリカ人が犯してもさばけない。
全ては、日米地位協定があるからです。その日本のだらしなさ。アメリカへのいいなり。主体性のなさをまずは書いています。

今回、ロシアはウクライナからの独立を主張する「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」(ウクライナ東部の武装勢力が14年にウクライナから「独立」を宣言した政権。ロシアは22年2月に国家として承認し、同盟を結んだ)の要請に応じ、ウクライナの攻撃からこれらの政権を守るために武力を行使した、と言っている。つまり侵略ではなく、国連憲章が認めた集団的自衛権の行使だ、という主張です。
要するに、今回のロシアのウクライナ侵攻は集団的自衛権の悪用だと、伊勢崎氏は語ります。

その背景には、アメリカの存在がある。バイデンがどういう男か。
そして何をしてきたか・・・。
かつてアメリカ本国が狙われたのは、「真珠湾攻撃」「9・11」だけだそうです。
「9・11」のあと、怒り狂ったアメリカは、アフガンへの攻め入り。イラクへ攻め入り、数十万の人間を殺したそうです。
その後、バイデンによる突然の撤退宣言。
アフガンで何が起きたか。歴史的に戦乱が常態化するアフガンでは、各村々が自警のために武装する文化が根付いている。大小無数に存在する各地の武装勢力は、アメリカが創設した新しい国軍に帰依するか、タリバンに帰依するかの選択を迫られているらしいです。
 
 米国大統領の無責任な撤退表明によって、その力関係はオセロゲームのようにバタバタとひっくり返り、誰も予測していなかったスピードでタリバンが勝利した。8月15日、首都カブールは1日にして陥落する。
 
 その2週間後の8月30日、最後の米軍輸送機がアフガンを飛び立った。米軍もNATO軍も完全に姿を消し、アフガンは一瞬平和になる。ベトナム戦争の再来であり、世紀の大失態だ。初めてアメリカとNATOが結束して20年も戦ったあげく、すべてを放り出して敗走したのだ。
 そのバイデンと、息子のウクライナにおける闇。ここも閉ざしたまま。

それを全部はご紹介できません。
上のURLをクリックしてお読みいただけば、わかります。

ただ、多くの戦争の現場に立っている、伊勢崎氏さんでも、今のウクライナ戦争の着地の方法は難しそうです。
ここまできたら、ウクライナ人は自らのアイデンティティをまもるため、最後まで戦うだろう。仮に敗れたとしても・・・。

先日、日本では、岸田総理がとうとう「憲法改正」を口にしました。

伊勢崎さんはネトウヨや、自民、維新などからは猛烈に攻撃されている人ですが、自衛隊の人たちからは最大限の信頼を受けている人です。
外語大の教授であると同時に、自衛隊の教官でもあります。
でも私は、伊勢崎氏は、もっとも地に足のついた「非戦主義者」だと思います。

岸田内閣の、史上最大限の、軍備大増強の時も、自衛隊の元幕僚長などが、テレビで「軍備増強」に対して異を唱えているのを見ました。
なるほど、苦しい大変な思いを前線でしているからこその、説得力のある発言だなと思いました。

ウクライナ戦争は決して日本にとって「対岸の火事」ではない。下は、彼の文章の最後のところ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・国防のための完全非武装 ノルウェーに学ぶ
 
 最後にノルウェーの話をしたい。ノルウェーは北極海に面し、北部ではロシアと国境が接している。そこにあるのがキルケネス市だ。スウェーデンとフィンランドは中立国だが、ノルウェーは冷戦期においてはNATO加盟国で唯一ロシアと国境を接する国だった。
 
 キルケネスの市役所前広場には、赤軍兵士の勇猛さを讃える碑が立っている。ノルウェー北部では、とくに年配者世代にとってロシア(ソ連)は「解放者」という側面があるからだ。ナチスドイツから解放してくれたという歴史的事実だ。だから国境を挟んで向かい合うロシアのニケル市との友好関係を歴史的に築いてきた。このような地域を「ボーダーランド」(辺境地)という。
 
 まさに宮古島が日本にとってのボーダーランドだ。沖縄全体がそうだ。北海道も対ロシアのボーダーランドだ。このボーダーランドを武装化して、敵国に対して槍を向けることが果たして国防にとって有意義か否か。そこが問題だ。
 
 このような国は、アメリカの同盟国でありながら、それをやらない。いまだにキルケネスでこの銅像がとり壊されたというニュースは確認されていない。そしてノルウェー軍は、このキルケネス周辺に沖縄のような大規模な常駐はしていない。ただ、2014年のクリミア併合以後、ロシアに接する国境線で軍事的な睨み合いが強化され、軍事演習などの動きが次第に顕著になっており、その傾向を懸念する学者や専門家、住民たちとの間で盛んに論議がおこなわれている。僕は、あえて日本は2014年以前のノルウェー外交に学ぶべきだと訴えたい。今のノルウェーのためにも。
 
 こういうことをいうと「お前は平和ボケだ」といわれるが、そうではない。国防のためにこそ、日本が緩衝国家であるという事実をちゃんと認め、われわれが生き延びるために、ボーダーランドを非武装化するというのは国防の選択の一つだ。これは敵国に屈することではない。ノルウェーは平和と人権を重んじる国であり、ロシアで人権侵害が起きれば真っ先に糾弾する国だ。でも軍事的には刺激しない。東西両陣営のはざまにある緩衝国家としてのアイデンティティを確立し、それを内外に誇示することによって国防の要とする。そういう立ち位置があって当然だ。このアイデンティティがあるからこそロシアも二国間交渉に応じる。なぜ日本がそのような国になれないのか。
 
 人権感覚の話をすると、また日本人が頭を抱えたくなるような状況がある。実は日本は、ジェノサイド条約を批准していない世界でごく少数の国の一つであることをご存じだろうか? ジェノサイド条約は、その名の通り大量殺戮を防止する重要な条約だ。北朝鮮、中国、ロシア、ウクライナ、アメリカ……ほとんどの国が批准している。
 
 1世紀前、東京で井戸に毒をもったという根拠のない噂で朝鮮人虐殺事件が起きたが、今同じ事が起きたら、世界はジェノサイドとして日本を断罪するだろう。当時それを煽った主謀者は誰一人捕まっていない。日本には、このような扇動をする政治家、違法行為を命じた上官を裁く法がない。その一連の日本の無法さの象徴が、ジェノサイド条約を批准さえしていないという現実だ。
 
 だからノルウェーには遠く及ばないが、まず日本が典型的な緩衝国家であることを認め、そのなかで、国防の観点からボーダーランドの武装をどう考えるかが重要だ。それはアメリカ軍だけでなく自国軍(自衛隊)も含めてだ。
 
 大国同士の戦争が始まったら真っ先に戦場になる運命の緩衝国家だからこそ、そのボーダーランドを敢えて完全非武装化し、戦争回避のための信頼醸成の要になることを国防戦略にする道がある。逆に、今完全にバルト3国のトリップワイヤー化を先んじてやってしまっているのが、ここ(沖縄)だ。
 
 そんなことを主張するお前は何をやっているのか、と思われた方は、ぜひ『非戦の安全保障論』(集英社新書)をお読みいただきたい。僕を含めた4人の著者は、全員が防衛省関係者だ。柳澤協二氏は防衛庁時代のトップ、加藤朗氏は防衛研究所の元主任研究官、林吉永氏は元空将補だ。そして僕は現役だが、陸海空の精鋭だけを教える防衛省統合幕僚学校で15年間教官をし、そこでも今回のような話をしている。司令官レベルで僕の主張を知らない人間はいない。
 
 こんな話をする「伊勢崎は外せ」と、ネトウヨ的な自民党や維新の政治家から圧力を受けながら、とくに自衛隊制服組の人たちが僕の講座を死守している。そういう側面も自衛隊にはあるということを頭に入れておいてほしい。
 
 みなさんから見たら僕は「あちら側」の人間だが、それでも現状に対する問題意識をもっている。ウクライナ戦争に乗じて、さらに軍備増強、日米同盟の強化が唱えられ、もしかしたら北海道にも米軍基地がつくられてしまうかもしれない。それを何とか止めたい。そのためには内側からも外側からも運動していくことが必要だと思っている。
 
 今日は、護憲派の批判もしたが、ウクライナ戦争をめぐる動きは、これからもっとひどくなるだろう。なんとか平常心を保とう。欧州では、日本以上にロシア排除がものすごい。研究者の交流すらできない。世界は分断から分断へと、分断だけが強化され、それでもうけるのは武器産業であり、防衛族であり、そして「いつかきた道」がくり返されるだけだ。それに抗うために、この問題提起が役立つことを願っている。

・・・・・・・・・・・・

「非戦」についての、こうした議論を、冷静に行っていかないと、日本はアメリカ属国の中でも、台湾有事になったら、真っ先に米軍と一緒に戦いに武器を持ち、突き進むような気がします。

昨日も、岸田総理は、「反撃能力」の行使に向けて、政府がアメリカの巡航ミサイル「トマホーク」について、400発を取得する予定だと明らかにしました。

また、安全も担保されず、エネルギーが高いという理由から、10年過ぎても未だいろいろが残されている、3.11の大惨事も忘れ、日本にある多くの原発の、再稼働が始まるそうです。
その原発に、もし隣国からミサイルが打ち込まれたら・・・

「護憲」と「非戦」は、どう違うのか?
そこをフレキシブルに、語り合いたいです。
幅広い人たちへの、聞く耳を持たなかったら、いずれ日本は「ウクライナ」の二の舞になるような気がします。

危機はそこまできているのですから
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今朝は、朝一番に美容院

2023年02月27日 | Weblog
            

写真のビオラなどのお花。
このマンションにお引っ越ししてきた早々、プランターと一緒に、たくさん買ってきてベランダをお花にしようと思いました。

うちは、角部屋なので、全ての部屋をぐるりと、ベランダに囲まれていて、そこを端から端まで歩けます。
歩くと、かなりあります。

南側のベランダがいいかしらと、そこにウキウキとお花を飾りました。
ところが、一週間もすると、お花にアブラムシが・・・。

どうやら風に吹かれて、ここまで飛んでくるようです。
それを見るたび、こんなきれいに飾って、お水だって毎日あげているのに、と泣きたくなります。

そのアブラムシ騒動、かれこれ2年くらい、こりもせず、続きました。
お花がダメになっては、諦めきれずに買ってきて、またアブラムシにやられる・・・。

いくら、根気強いと自負していても、だんだんその根気も失せ、嫌になってきました。

それ以来、ベランダには何も置いていません。

代わりに、家の中で、観葉植物を大切にしています。

さて、気分転換
今日は朝から美容院を予約してあります。
「カトーさん、朝イチですよね。だったら、27日なら9時半から大丈夫ですよ」と。店長さんが。

毎日、通販生活の「白澤卓二のポリフェノール青汁」と一緒に、豆乳を入れ、そこにニッピコラーゲンの粉末を入れてシェイクして飲んでいます。
そのコラーゲンのせいか、爪や髪の毛が伸びるのが、早い早い。

夫も同じようなことを言っています。
さて、では、美容院にこれからいってまいります。
50代の男性美容師が店長さんですが、彼とは、すごく気があって、パーマをかけていただく2時間、お喋りしっぱなし(笑)。
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ゆっくりランチ

2023年02月26日 | Weblog
             

            

久しぶりに、ゆっくりランチ。

夫は、メガネを4つくらい持っていて、お出かけする時は遠くがよく見える、これ。
会社へ行ってパソコンを見るためには、遠近両用のこれ。
帰宅して、テレビは、これ。
読書は昔、作った、やや弱めのこれと、使い分けているようです。

でも、とうとう、そのいずれも、老眼に合わなくなってきたらしいです。

無理すれば、本も読めるけど、目が疲れると・・・。
私がこっそり、眼精疲労用の、ちょっと高いサプリ(「めなり極」というのを)を、2袋買ってあったので、1袋プレゼントしましたが、やはりメガネをもう一つ、作るらしいです。

今時は、メガネも一万5千円くらいで、作れる時代です。
安いチェーンのメガネ屋さんで、視力を測ってもらい、後日、受け取りに行くということになりそうです。

遠近両用は、意外と、使い勝手が悪いらしいです。
ですから、老眼だけに特化したメガネを作るらしいです。

夫はドライアイで、目薬がなくなると眼科に飛び込んでいましたが、寝る前に、数分チンして、目の上にのせて寝るのと、このサプリで、だいぶ調子がいいようです。

              

私はコンタクトなので、そうしたことはありませんでしたが、近頃は暗いところだと、小さな活字が読みにくい。

忙しさは終わったわけではありません。
読んでなかった本が、6冊、図書館から届いています。
3月9日には、リアルに、神楽坂で、2回目の文学賞委員会が行われます。
それまでは、本読み、本読みの日々です。
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AIのすごさ、AIのこわさ

2023年02月25日 | Weblog
             

ずいぶん、長いこと使っている、お掃除ロボのルンバ。
もう、おバカでおバカで、使いものにならないことがあると、通販生活の軽い掃除機を使ったりしていました。

ルンバのスイッチを入れると、小猫のように、私のうしろを追いかけてきます。
「いやだ〜、怖いから、こないで〜!」
叫んでも、うしろを、グルグルグルグル、私のかかとを突っつきながら、やってきます。

また、AIはさらに進化し、チャットGPTという、AIでパソコンの中で、チャットでお願いすると文章まで書いてくれる機能が、できたらしいです。
一瞬で文章を書いてくれるというので、びっくりです。

Yahooニュースなども、私のスマホに流れてくるニュースと、夫のスマホに流れてくるニュースは別なものが流れてきます。お出かけした時などに、確認すると、よくわかります。

それぞれの好みや、興味のある記事の傾向を、スマホのAIはつぶさに判断し、その好みの情報を流してくる
自分のことで言えば「健康」ネタに関するニュースが多いこと(笑)。
だから、そうした記事に誘導されながら、より多く読んで、知らず知らずのうちに、それを得心した気持ちになっているのです。

今、AIで、一番、怖いのが「スマホ教」だそうです。
一歩間違えると、自らのスマホ検索によって、陰謀論や、オウム真理教のようなスピリチャルに引っ張られ、しっかりと洗脳されていく人もいるそうです。

そういうことが書かれた本で、すごく売れているので、買って読みました。新潮新書です。
陰謀論というのも、いろいろあるそうです。(でもどの陰謀論にも共通しているのは、プーチンとトランプ支持です)
ただ「スマホ教」になる人は、スピリチャルにつながった陰謀論のようです。
怖いのは、ここです。

一時、ワクチンを打たないのは、陰謀論といっていた時期がありました。それについても書かれています。
「コロナワクチン接種云々は、個人の健康状態や、打ちたくないという、陰謀論とは関係ない、健康オタク的な人もいるので、そこは分けて考えたほうがいい」

また、その本には「検索すればするほどデマを信じてしまう」と書かれています。
スマホを使うために中学生以下は、教科書で「ネットリテラシー」を勉強していると書かれていました。

けれど、大人になってネットリテラシーも学んでいない人が、スピリチャルの特異な世界観に染まった場合、どれほど情報を厳選しているという自意識があったとしても、得られる知識は相当に偏るそうです。

そんな自覚もなく、特異な世界観に染まったスマホ教の人は、ネット空間が唯一の居場所となり、世俗を信じられることができなくなってしまうそうです。
「繊細な自分は、もうとっくに気づいている。いろいろなことも知っている。他の人は鈍感で気づかない」と、他者を批判しながら。

「スマホ教」に洗脳されると、背後で蠢いている、負のものは、全てネオナチが原因だと。だから「奴隷にされていることも気付いていない」と思うそうです。

その本では、とても丁寧に、オウム真理教にハマっていった高学歴の人たちのことを分析しながら、それと同じ状況が、今「スマホ」のAIの中で起きていると綴ります。いわば、「オウム真理教」ではなくて、現代のオウム真理教のような「スマホ教」の熱心な信者。

AIに誘導され、「自分だけが知っている」という優越感を持たせ、どんどんスピリチャルに引っ張られて、「仮説構成体」と言われる(科学的な言葉ではなく、あくまでスピリチャル界隈に、満ち満ちている言葉)最高のスピルチャル・ライフを楽しむという、危ういスピルチャル(ネトスピというそうです)は「波動」という言葉を広めながら、それに洗脳されているそうです。

「波動」というのは、元々は物理学の言葉だそうです。
それを好き勝手に解釈し、閉鎖的な空間で、「チャネリング」により、現実と仮想の世界に存在する、自分の意識が混合するのです。
(理系の作者です)
そこがオウム真理教と重なるところだと、書いてありました。

スマホ・AI、恐るべし。
気をつけなくてはいけません。

将棋だって、AIを駆使して挑んだ最初の人が藤井くん。
羽生さんなども、取り入れ始めたらしいので、将来的には、どうなるかわかりませんが、機械が人間を上回っている時代。でも、藤井くんはAIと言っても、将棋のAIに彼の嗅覚で鋭い論理にどんどん誘導されながら、頭脳を磨いているのですからサイキョーです。

とはいえ、しょせん機械。うちの、おばかルンバは、AIが弱ってきたのか、本当におバカです。

でも、もう考えたら、耐用年数が長すぎたのも、一因かもしれません。

夫は「おバカじゃないよ、まだ使える能力を持っている」と言っていますが、
フローリングの床ではないので、よけい、汚れが気になります。

夫は「おばかルンバ」支持派なので、さて、どうなることでしょう。
とにかく、夫はここ数年は、お掃除のプロのような、動きをしていますから、発言にも説得力があります。
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希望

2023年02月24日 | Weblog
            

昨日、行った佐伯祐三は、本当に素晴らしかったです。
写真は、佐伯祐三の一家が、2度目にパリを訪れて、亡くなるまでいたそのパリの風景。
当時、好んで描いたとされる、靴屋さんの風景。
1回目のパリ行きの時の、色彩とは、変わっています。
透明感が出ています。
周りも、彼の画風の変化に驚いたようです。
モンマルトルの坂の上の「洗濯船」も「洗濯屋」と題されて、描かれていました。

でもそれからしばらくして、佐伯祐三も、その小さな一人娘さんも、同じ年の8月に、結核で亡くなり、奥さんは失意の中、二つの遺骨を持って帰国します。

まだ、元気だった頃、パリから治療のために、一家は一時帰国しました。
その時に住んでいたのが、下落合あたり。彼は日々下落合や、外山あたりの風景を描いていました。昔ながらの民家。張り巡らされた電線。川。
夫はその近く、牛込の出身ですが、あまりにも骨董的な風景で、よくわからないと。川ってあったけかな?と。

その点、パリの風景は、まだなんとなく、今の気分を残している風景です。
古い建物を大事にする国と、どんどん新しく開拓してしまう日本とでは、価値観も違うのでしょう。

              

             

ステーションギャラリーは、かっこいいです。
いくつもの階段を、登ったり、降りたりは大変ですが、重要文化財になっている、このレンガを見ると、長い長い、東京駅の歴史と、美意識を感じます。

ネットニュースや、テレビのニュースを見ると、ああ、日本って、本当にサイテーな国と、うんざりします。

でも、こんな古い建物を守ろうとする力や・・・。
野球のこともわからないのに、思わず微笑んでしまうのが、宮崎で合宿をしているWBCに選抜された選手たち。

すぐそばの地続きのところで、その地に住んでいる子どもたちは、選手たちの必死に汗を流しトレーニングをしている姿を見ています。
子どもたちにとっては、まぶしい憧れです。
それを目の当たりに・・・。一緒に走り出す子どももいます。
選手は、それを意識して、彼に声をかけます。そして、フェンス越しに、Tシャツにサインしたものをプレゼントします。

テレビに映った、子どもたちの輝くような笑顔。
野球選手になれるわけではありませんが、それは輝く今を生きている、優しい選手たちに触れた、子どもたちの未来へ向けた、希望の礫です。

それからダルビッシュ。
ああ、いい男だな。と思います。
自ら、若い選手たちのなかにどんどん入っていき、「ダルビッシュ塾」(メディアが勝手に命名)で、若い選手たちに、投げ方の伝授をしています。
自分の技術を惜しみなく、伝えています。

そして、人見知りで繊細で、部屋に引きこもり、仲間に加われない選手
を配慮して、彼の名前をつけた「食事会」を組織し、自分は裏方に回る・・・。
昨日は、「丸々食事会を、彼が準備してくれました。楽しかった」と、ダルビッシュはわざわざ彼の名前を出してTwitterに書き込みます。
それを読んで照れ臭そうだけれど、嬉しさを隠せない丸々選手の笑顔。

若い選手たちは「ああ、こうして人とのつながり、他者を大事にすることが、人間としても、選手としても、一流になっていく道なんだな」と、若い選手たちは学びます。

こうした人間たちの、いさぎよい関係を見ていると、とても気持ちがスッキリします。
元来、人間って、こうやって付き合い、向き合い、気持ちよく生きてきたものなのですから。
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佐伯祐三 自画像としての風景

2023年02月23日 | Weblog
            

                         

佐伯祐三の絵には、とても惹かれます。
特に、パリの街角を描いた絵。

30歳という若さで、パリで亡くなった天才画家、佐伯祐三。

彼の絵を見たくて、何度か、日本橋にあった、当時は「ブリジストン美術館」と呼ばれた(今は名前が変わって、リニューアルしていますが、ここには佐伯祐三の絵を所有しています)美術館に足を運びました。

青木繁にしても早世した天才画家というのは、その人生も含めてとても興味があります。
佐伯祐三は、東京芸大を出て、パリに行きたての頃は「アカデミック!」と罵倒され、そこから筆致が変わっていったようです。

この、パリの街角の暗さ。
モンマルトルの坂の上に「洗濯船」という画家たちのアトリエ兼住居だった、一部が、今も残っています。
その昔、そのアトリエをリアルに見てきました。

フランス語では「Bateau-Lavoir」というそうです。
当時、ピカソ、ブラック、モディリアーニなどが、共同アトリエ兼住居として使っていた場所らしいですが、佐伯祐三が、この場所に行った時は、「洗濯船」はすでに、火災の後だったのでしょうか?

パリで、一流画家として認められることは、本当に大変だったのだろうなと思います。

奥さんと子ども、3人でパリに渡り、ひとりぼっちではなかった彼には、精神的支柱のようなものは、あったはずです。
でも当時は、不治の病、結核を病んでいた彼は、描くことへの焦りもあったはずです。


今日は、画廊探訪、映画鑑賞に詳しい、友人の朱美さんに教えていただき、チケットを予約しました。
東京駅のステーションギャラリーです。
すごく楽しみです。
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薄ら寒さ。

2023年02月22日 | Weblog
            

こうした、青々としたグリーンを見ると、心まで洗われる気がします。

先日、アメリカでは無名らしいですが、イエール大学の助教授。
日本のテレビのコメンテーターに出てくる、丸と四角のメガネをかけている人が、
「高齢者は早く、集団自決か、集団切腹しろ」と言ったとか。

観念だけで、ちょっとウケる話をしたいと思うから・・・。
そこに人間としての「心根」がないから、言葉が上滑りするのです。

どういう背景で、その言葉を言ったのかは知りませんが、例え、「物申す」的な発言であっても、そうした言葉を軽々に吐く人は、信用できません。

ネットで叩かれまくっていましたが、もう、日本のテレビには出られないでしょうね。

ネットを見ると、有名なベストセラー作家であり、学者の方が、
「ウザくて邪魔な年寄りが大勢いるせいで、若い人が割りを食っていると思っている。でも実際は世代間の、順送りだと」。
他には
「人間は本来、成長するに従って、徐々に視点が増えていく。しかし、彼の視点は一つしかない」そう発言している某大学の名誉教授もいます。

若い人たちから「老害」と感じられるようになったという気づきや、感受性くらい、一線で活躍している人は、敏感に持っている人が多いです。


確かに、お金の絡んだ業界の中には、いつまでも自分さえ良ければいいという強欲さで生きている、某Tとか、某Mとか・・・。そういう人たちもいます。
あの人たちのように、信じられない悪どさで、居座っていつまでもお金を毟り取っている、大金持ち「老害」もたくさんいることはいますが。
それらに対してだとしても「集団自決」「集団切腹」はセンセーショナルすぎます。人権無視です。


お金目的でも何でもなく、ものをきちんと考えている人たちは、誰もが、自分の役割は終えたと感じた時は、さっさとリタイヤする覚悟を持って生きていると思います。
闇雲に、しがみついている人など、ほとんどいません。

だから体に鞭打って、後輩にどうつなげていこうかと、苦悩しながら、必死に今を、きちんと生きているのだと思います。
そうした個々の、汲々とした思いなどわからずに、表面的なところだけをなぞって、「敏感」「鈍感」という言葉を使う。
挙げ句の果てが「集団自決」。

人間を見つめる浅薄さに、薄ら寒い思いさえしてしまいます。

そこにあるのは、「自分だけが、何もかも分かっている。感じている」という傲慢さと、最も大事なところ・・・。
「あと20年もすれば、自分だって、高齢者になるのだ」という、気づきの欠如です。
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公園歩き、その先に・・・。

2023年02月21日 | Weblog
            

公園歩きの、その先にある、倉庫のような、巨大スーパー。
ここにしかないのが、上の皮をむいた巨峰が、6つくらい入っている、葡萄ゼリー。
資生堂パーラーも真っ青になるくらい、おいしいゼリーです。

ここで、このゼリーと、一緒に買うのが、ミックスナッツ 。
カルディでよく買いますが、公園歩きをした時は、必ず買ってきます。

とにかく、ヨーグルトには、このミックスナッツ を、まな板にキッチンペーパーを敷いて包んで、パン作りで使う、棒で、上から叩いて潰します。(この手法は、翻訳家の友人の明枝さんから伝授していただいたものです)
その粉々になった、ミックスナッツ をヨーグルトに乗せます。
うちはそれと、ルビーのグレープフルーツ。
ですから、このミックスナッツは、必須です。

それらが、お安く買えます。

            

写真の奥に、さらに、さらに倉庫が広がります。

公園歩きをした夜の、お夕食後のデザートは、この葡萄ゼリー。
おいしいです。
それから今の季節は、姉に送ってもらった文旦・・・。

そしてネットフリックスで、お楽しみ、1時間だけドラマを見ます。
それが、1日の終わりの、サイコーの気分転換です。

お風呂に入るまでは、まだ読み切れていなかった、本読み、本読みが続いていますが。

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少しだけ感じる春の風

2023年02月20日 | Weblog
            

ここ数日は、気温が高い日が続いています。

うちは親戚に、花粉症がいませんが(あ、姉は花粉症だった)、花粉症の人たちには、大変な季節になりました。
でも人間、誰がいつ、花粉症になっても不思議はないと、言われています。

公園を歩くと、杉の木もたくさんあります。
コップに、入ったお水が、溢れ出した瞬間、花粉症になると、よく喩えられています。
私のコップのお水は、今、どれくらいの高さまで来ているのかしらと、杉の木のそばを歩くとき、そう思います。


さて、今日は、午後1時から、フォーラムの実行委員会です。
次は何をやるか・・・。
議論するたびに、今の世の中の情勢が、酷すぎて、決まりません。

総理が春の広島サミットの前に、ウクライナ訪問をしなくてはと思っているとか。
サミット参加国の首脳は、全員ウクライナ訪問していて、していないのは、日本だけとか。
みんながいったからと・・・。

そのためには国会での承認が必要と。
何を言ってるのかしらとニュースを見ながら思います。
第一、軍備大増税だって、後期高齢者の年金から、出産援助金を出すとか。
すべて、閣議決定で、どんどん進めているというのに。

今更、国会承認などという言葉を出して。
きっと、キーウに行くのが、怖いのだろな。

日曜日の朝日新聞の朝刊に出ていた、論考。
「聞く耳」とか言いながら宏池会らしさを主張しておいて、実際には安倍総理さえできなかった「防衛費の歴史的な大増強」や「米露の新冷戦状況が世界の軍拡大競争を呼ぶ中」。
かつての宏池会の先輩である池田勇人の「寛容と忍耐の政治」や、大平正芳が唱えた「楕円の哲学」に「深い知の重みを感じる」と岸田総理自身が記しておきながら、全て閣議決定をしてしまう独善的な暴走に、その論考では、異を唱えています。

全身麻酔で、副鼻腔炎の手術をしたあとも、まだ鼻声。
夫に「あの人、手術しても完全に治ってないわね。私が、あの人の連れ合いだったら、まず、葛根湯加川芎辛夷を、根気よく飲んでもらうけど」と。
西洋医学での検査をちゃんとして、病名がはっきりしている訳ですから。

ま、医療の問題は、考えがそれぞれだから、何ともいえませんけどね。

それにしても、問題山積。
何から、私たちは今勉強し、状況認識をしっかりしていったらいいのか・・・。

あまりにもいろいろが、ひどすぎて、決めるための素案が、たくさんありすぎて、困るくらいな状況です。
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亀戸天満宮の梅の花

2023年02月19日 | Weblog
            

            

            

            

木曜日に確定申告に行ったついでに、恒例、亀戸天満宮で、梅見をしてきました。
風の冷たい日でした。

境内に入ると、梅の花は、本当にちらほら・・・。

かろうじて撮れる梅の花だけ写してきました。
硬い硬い蕾は、風から身を守るように、口を硬くギュッと閉ざしています。

こんなに梅の花が咲くのが遅いのは、初めてかもしれません。
梅見を楽しみに、毎年、この季節に確定申告に税務署へ行っていたのに・・・。

三寒四温とはいえ、もう立春もすぎ、今日は雨水。
雨水とは、「空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ」のことを言います。

暦の上では、すぐそこまで春がやってきています。

昨日も、書きましたが、確定申告の日は、寒い中を歩き過ぎて、お夕食の支度をしていたら、足がつれ、芍薬甘草湯を飲んだくらいです。

常にストックしてあるとはいえ、足のつれる痛さは、嫌なものです。
あれからバッグに、いつも芍薬甘草湯を入れて歩いています。

春よこい〜、早くこい。
そんな気分です。
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