北陸新幹線が開通して、東京でも金沢のお店が活気づいています。
金沢の箔のお店「箔座」では、お江戸限定で、金箔の入ったドレッシングと白だしを売っています。
立ち止まってしばし眺めましたが、これを使ったときのお料理のイメージが湧いてきません。
みれば、化粧水にも金箔が入っています。
お料理の上に、ゴージャスさを出すために、ほんの少し金箔をふりかける・・・。
あるいは、金箔の器にうつくしい旬のお野菜がのる、なんていうのならイメージできます。
私もお正月用に、飾り皿を持っていますし・・・。
秀吉の、金ぴかのお茶室を再現したものが、熱海のMOA美術館にありますが、秀吉の成金趣味的美意識は、まったく意にそぐいませんでした。
茶の湯といったら、千利休ほど侘び寂びを求めずとも、古田織部くらいの遊び心がほどよいかと・・・。
要は、どれほど金箔の魅力を感じられるかは、それの使い方次第ということでしょうか。
それにしても、金沢のお店を見ていたら、北陸へ旅でもしたくなりました。