20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

2010年04月30日 | Weblog
 今日で4月もおしまい。
 もうじき5月5日。端午の節句です。
 マンションのエントランス入り口には、今年も兜が。

 住民の方が提供してくださっているそうです。
 ですから、立派な兜がふたつも。
 マンションを入ったとたん、折々の季節を感じさせて下さる演出です。
 その細やかな、お心配りがうれしいです。

 あわてて我が家も、息子の兜を。
 ↓が息子の兜。
  

 このところ、商店街を歩いていると、「ご~がついつかのせいくら~べ~」とか、「おおきなひごいはおとうさ~ん」なんて歌が流れてきます。
 いまでも童謡って、子どもたちは歌っているのでしょうか?
コメント

もみじ

2010年04月29日 | Weblog
 さわやかな、新緑の季節です。
 この季節、もみじを「紅葉」と書くのは、どうも躊躇ってしまいます。
 だって、こんなに透き通るような「うすみどり」の葉っぱを繁らせているのですから。

 このみどりの葉っぱが、凍えるような冬の寒さや、焦げそうな夏の暑さをくぐりぬけ、あんなに真っ赤な葉っぱになっていくなんて!

 赤く紅葉したもみじは、赤ちゃんの手のよう・・・。と、よく表現されます。
 でも、いまの季節のもみじは、さて、いったいなにに喩えられるでしょう。
 
 私が思いうかべるのは、子どもの頃うちにあった、透けた模様の「水うちわ」
 首をのばして葉っぱを見上げていると、そこから風が、水しぶきでもふるい落とすようにころころ転がってくるような気がします。
 それにしても、「水うちわ」
 いまでもあるのでしょうか?
コメント

花水木

2010年04月28日 | Weblog
  
 カリフォルニアからやってきた、この花水木。
 30年以上前に、初めてみたときは衝撃的でした。

 息子が生まれた年に、私たち家族は横浜から二子玉川に引っ越してきました。そして数年後には、そこで娘も生まれました。
 そんなある日、二子玉川の駅前に玉川高島屋が開店したのです。
 どことなくおしゃれな佇まいの玉川高島屋には、街路樹としてぐるっと、この花水木が植えられていました。
 初めてみたこの花はどことなく都会的で、そこからおしゃれな風が流れているようでした。

 私はデビュー作である『初恋クレージーパズル』(ポプラ社)の街路樹に、迷わず花水木を書きました。
 時が経ち、いまでは当たり前のように、あちこちで見かける花水木。
 でも二子玉川で見た、あの街路樹の花水木は、いまでも私の中では別格です。
 この写真のとは、まるっきり違う花みたいに。
 あの花水木は、どこへ行ってしまったのでしょう。
 
 そしてその花水木を思い出すたび、デビュー作を書くために歩き回った広尾の有栖川公園のあたりや原宿界隈を、切羽づまった気持ちと共に思い出します。
 作品と、風景と小道具たち。
 記憶の底では、さまざまなものが、ずっとずっと繋がり続けているようです。

 
コメント (2)

科学の森

2010年04月27日 | Weblog
 いつも歩いている公園に、こんな標識があります。
 科学の森。
 いったいなにがいるのでしょう。

 かぶとむし、トンボ・・・。
 蠢く、そんな生き物を想像してしまいます。
 夏にはかぶとむしが、そして秋にはトンボが飛び交う場所なのでしょうか?
 けれど、まわりはただの草の原。

 でも、ここを通りかかるたび、いつも同じことを空想してしまうということは、この「科学の森」というネーミング。
 なかなかインパクトがあるようです。
 そのつど、子どもだった頃の夏休みの朝を思い出しているのですから。
 目覚めたばかりの、朝もやの煙る夏の朝。
 眠い目をこすりながら夏休みの宿題のために、昆虫採集に出かけたことを思い出します。
 ここを歩くたび、そんな朝の気配を、この標識の向こうから感じ取ろうとしています。


 今日は午後から、国際子ども図書館を考える全国連絡会の運営委員会が、神楽坂の出版クラブで行われます。
 5月27日(木)には、同じく出版クラブで、総会及び記念講演会が開かれます。
 国民読書年である今年の記念講演は、慶應義塾大学教授で元鳥取県知事の片山義博さんです。
 その告知はまたあらためて。
コメント

八重桜

2010年04月26日 | Weblog
 桜もすっかり葉桜になってしまったと思っていたら、こんどは八重桜が満開です。 

 八重桜の、インパクトの強いあのショッキングピンクの花びら。
 儚げなソメイヨシノを見慣れた目には、強烈です。
 それでも、すごく弱いコンタクトレンズで歩いていても、遠くからひと目でわかる、このたくましさ。

 さまざまに歌われている、あるいは詠われている「桜」はきっと、ソメイヨシノのことなのでしょう。
 桜の季節が終わり、すでに人びとの胸から「桜」が消えかけたときに、とつじょ咲き誇るこの八重桜。
 この、遅れてやってきた桜には「孤独」という言葉が似合います。
 おまけに八重桜は、儚そうにはらはらと散ったりなどしませんし、春の気まぐれなお天気にもへっちゃらそうな顔で佇んでいます。

 村上春樹のベストセラー『1Q84』(新潮社)は「孤独ではあるが、孤立ではない。それを書いた作品だ」と誰かが言っていましたっけ。
 そうか、孤独か。
 そんな余計なことが脳裏をかすめた、この4月の色、花舞小枝。
 その4月もあと4日。

 今日は午後から市ヶ谷のくもん出版にお邪魔して、今年度の「子ども創作コンクール」のスケジュールを、児文芸のYさんとご一緒に決めます。

コメント (2)

春の夕焼け

2010年04月25日 | Weblog
 久しぶりの、きのうの夕焼け。
「あ、こんなところまで・・・」
 びっくりしてしまうくらい、夕日がずいぶんなが~い日差しを部屋の奥まで流し込んでいました。
 寒いあいだは、こんなところまで来なかったのに。

 これから夏にむかい、夕日はもっともっと部屋の奥まで入り込んできます。
 リビングとサロンのブラインドをピタっととじてしまわないと、まぶしくて、暑くていられないくらい。

 それでも久しぶりの夕日を見ていたら、あまりにもうつくしく・・・。
 オレンジいろのかがやきに、なつかしささえ覚えた、きのうの日ぐれでした。
 きょうもまた、春の夕焼けが見られそうなくらい、いいお天気です。

 写真はけさ窓ガラスに、飛行機雲のようなひかりの帯が。
 西の窓なので、朝日があたるはずはなく、たぶんどこかのビルに反射してできたひかりの帯だったのでしょう。

 
コメント

柿本幸造回顧展&絵本原画11人展

2010年04月24日 | Weblog
 日本児童文芸家協会の後援で、現在開催されている絵本原画展のご紹介をいたします。
 児文芸の戸田和代さんからご招待いただいておりますが、予定が目白押しで伺うことが出来ませんので、せめてこちらでご紹介を。

 その戸田和代さんの人気のベストセラー『きつねのでんわボックス』(金の星社)の原画も展示されています。
 他には、岡信子さん、こやま峰子さん、正岡慧子さん、山本省三さんなど、お知り合いの作家の皆さんの絵本の原画も。

 会期は、4月15日~4月28日まで
 場所は、信濃町の「佐藤美術館」です。(佐藤美術館と言えば、昨秋、息子の奥さんの妹さんで日本画家の坂本藍子さんが個展をおやりになった美術館でした)
 皆さま、ぜひ足をお運びください。
コメント (4)

胃の痛い一日

2010年04月23日 | Weblog
 今日は午後から、神楽坂の児童文学者協会の事務局で、大事な会議があります。
 いよいよ、苦渋の選択・決断の日となりました。
 胃の痛い一日になりそうです。

 週末からはお天気もスカっと晴れるようですが、今日はまだ雨模様。
 今夜遅くに、夫が帰ってきます。
 今週もあと少し!と、自分にかけ声をかけて、胃の痛い今日の日を乗り切りましょう。
コメント (2)

たけのこ

2010年04月22日 | Weblog
 先日、びっくりするようなりっぱなたけのこを、コメント欄でお馴染みの、のりおさんに宅配便で送っていただきました。
 こんなたけのこ、はじめてみました。
 泥がついていて、新聞紙にくるまれていました。
 いただいてすぐに、ごしごしタワシで洗い(写真)、茹でたたけのこをお水をはったタッパーに入れて冷蔵庫に保存しておきました。
 写真ではわかりにくいかもしれませんが、長さが30センチ、直径が15センチもある巨大たけのこです。
 でも採れたて新鮮なので、包丁をいれるとスー、サクっと。

 春になると、必ず一度や二度は作るたけのこご飯。
 油揚げと、茹でたたけのこを、昆布とかつおぶしのお出汁で炊き込みます。
 仕上げには、木の芽をあしらって。

 今日は娘が○くんとやってきます。夫が出張だとか。
 ちょうど友人のTさんから遊びにいらした沖縄からお送りいただいた、甘くてとってもおいしいパイナップルもあります。
 いろいろが、ベストタイミング!

 たけのこ、今夜は半分だけ使って、たけのこご飯に。
 残りの半分は、金曜日の夜遅くに帰ってくる夫に、土曜日にでもたけのこご飯を作ってあげようと思っています。 

 それにしても、昨日と比べての、この寒さ。
 花曇りなんて言葉では説明できない、お天気です。
 鬱陶しい4月も、あと一週間。
 5月こそ、春の日の花と輝く毎日になってほしいものです。
コメント (7)

文庫本2冊ご紹介

2010年04月21日 | Weblog
 ずっと以前に頂戴していたのに、なかなかご紹介できずにいたご本と、
 新刊本、あわせて2冊の文庫本をご紹介いたします。
 それにしても、こみちさん、ごめんなさい。
 頂戴した新刊の置き場所に置いておけばよかったのに、違う場所においてあったので、すっかり放念しておりました。
 整理していたら、「あっ!」と。
 こみちさん、ほんとにお許しくださいね。

『犬の消えた日』(井上こみち・幻冬舎文庫)
 井上こみちさんといえば、動物もののノンフィクションの第一人者の児童文学作家です。
 その井上こみちさんが主人公「さよ子」のモデルである「中澤静江」を訪ね、取材に3年の年月をかけた労作・大作です。
 この『犬が消えた日』を読みながら、これは動物もののノンフィクションというより、反戦の物語だと思いました。
 家族同然の飼い犬を,戦争のために軍用犬として供出せざるを得ない家族の悲しみが描かれています。
 さよ子の苦悩や犬との理不尽な別れが強く胸を打ちます。
 また、この『犬の消えた日』は、金の星社から出版されたものを、幻冬舎文庫化にあたり、加筆・再編集したご本だということです。
 そしてさらに『犬の消えた日』は、戦後60年の年にNHKでドキュメンタリーとして放送され反響を呼びました。
「犬」というアプローチから、戦争を問いかける一冊。
 ほんとうに胸を打たれます。
 ぜひお読みになってください。


 
『こぐまのクーク物語 春と夏』(かさいまり・角川つばさ文庫)
 北海道生まれの、作者かさいまりさんと、編集アドバイザーとして、このご本作りに加わったやはり北海道生まれの後路好章さん。そして同じく北海道生まれの編集者。道産子の3人の方々で作られたご本だそうです。
 北の大地のやさしさの伝わってくるご本です。自然やおいしい食べ物がいっぱいの物語です。
 印象的だったシーンが、モズの母さんとカッコウのたまごの話。カッコウは自分でたまごを暖められないから、モズの母さんにかわりに暖めてもらうとか。
 モズは自分のたまごではないと知ってか知らぬか、一生懸命あたためて、カッコウのヒナの巣立ちを喜ぶのだそうです。なんだかとてもいい話です。
 ゆたかな森でのくらしに、読んでいるとこころがあたたかくなってきます。
 巻末の「クーク」のパパのレストランのお料理レシピもとてもおいしそうです。
 小さなお子さんにぜひどうぞ。
コメント