20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

パソコン修理

2010年07月31日 | Weblog
 このところ、パソコンがすぐにフリーズしてしまったり、ものすごく動きが遅かったり、不安になっていました。
 まだ買い換えて一年ちょっとだというのに。
 パソコンというのは、ほんとうに当たり外れがあります。

 娘がやはり、パソコンが壊れてしまったので、先週銀座のアップルストアに修理に持ち込んだらしいです。そしたらハードディスクが壊れているので修理のしようがないと言われたそうです。
 娘は○くんが生後ひと月のときから、プライベートHPを作って毎週、○くんの動画や写真をアップして、遠くにいらっしゃる○くんのパパのご両親や、単身赴任をしている夫を楽しませてくれています。
 毎週ですから、かなりの分量になっているようで、「重たい重たい」といろいろ整理しながらアップを繰り返してきたようですが、とうとう動かなくなってしまったらしいです。
 そこで娘は、夫と私と同じの、カメラ付きのデスクトップのパソコンに買い換えたと話していました。

 そんな話を聞いたら急に不安になり、今日は私のパソコンを、これから銀座のアップストアに持ち込んで、点検・修理してもらうことにしました。
 幸い、昨晩遅くに夫が帰宅しましたので、助かりました。
 あまり大規模な修理にならなければいいのですが・・・。
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後藤竜二さんへの追悼文

2010年07月30日 | Weblog
 あさって、8月1日の毎日新聞朝刊に、後藤竜二さんへの追悼文が掲載されるそうです。
 追悼文をお書きになったのは、作家であり評論家である、古田足日さん。

 先日、毎日新聞の記者のKさんからご連絡をいただきました。
 Kさんに伺ったところによりますと、古田足日さんは、明け方までかかって、その追悼文を書かれたということです。
「後藤、後藤」と早稲田の後輩である後藤竜二さんを、古田さんは、ことのほか可愛がっていらっしゃいました。
 いえ、「可愛がって」なんて表現の仕方をすると、古田さんや後藤さんに叱られそうです。
 作家としての彼を、とても高く評価していらっしゃいました。

 ご体調が必ずしも完璧ではないと、ご自身からも伺っておりましたので、心配いたしましたが、それをおして、力の限り、後藤竜二さんへの鎮魂の言葉を紡いで下さったようです。
 毎日新聞記者のKさんのお話では「古田先生の無念さが伝わるような、珠玉のお原稿です」とのことです。

 皆さま、どうぞ、あさって8月1日付け、毎日新聞の朝刊をお取り寄せになり、ぜひ、お読みになって下さい。
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『飛ぶ教室』夏号(光村図書)

2010年07月29日 | Weblog
『飛ぶ教室』の夏号(22号)が発売されました。
 特集は「童話2010」
 角野栄子さん、山下明生さん、谷川俊太郎さん、岡田淳さん、末吉暁子さん、斉藤洋さん、いとうひろしさん、安東みきえさん、柏葉幸子さん、などなど19編の書き下ろし童話が掲載されています。
 また「わたしの童話」というエッセイには、内田麟太郎さんや魚住直子さんたちがお書きになっています。

 私は、書評を書いています。
 絵本の書評は、イラストレーターの及川賢治(100%ORANGE)さん。
 児童書は、私。
 YAは、翻訳家の金原瑞人さん。
 大人の本は、歌人の穂村弘さんが担当しています。

 書店などでご覧になりましたら、ぜひお手にとってご覧ください。
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真っ赤なルージュ

2010年07月28日 | Weblog
 私はもう数十年、真っ赤なルージュを愛用しています。
 真っ赤といっても、ブランドにより多少の変化があります。
 朱に近い赤だったり、エンジに近い赤だったり・・・。
 シャネル・ディオール・・・さまざまなブランドを使ってきて、いま愛用しているのが、ゲランの523番。
 まさに深紅のルージュです。

 この色を見つけるまでには、さまざまな苦労が・・・。
 というのは、友人に勧められて見ていた韓国ドラマの「ファン・ジニ」という妓生(キーセン)の物語に出てくる主人公の女優さんの、師にあたる役の方のルージュの色に魅せられてしまったのです。(目のつけどころがマニアックでしょ?)
 それ以来、その色を求めて探し歩き、やっと見つけたのが、このゲランでした。

 同じように昔から、真っ赤なルージュしかつけない友人がいます。
 しばらく前に彼女からいただきものをしたので、そのお礼にと、いま愛用している、そのゲランのルージュと同じものを彼女に差し上げました。
 すると、どうやらお世辞ではなく、彼女はすごくお気に召したようで、
「いままでに使った色の中で、いちばん気に入ったわ」と。
「だって、執念で探したんですもの」
「そういうところが、あなたのすごいところよね。なにがなんでもやり抜いてしまうんだから」
 言われるほど、やり抜いていないから困っているのですが、彼女は、どれほどそのルージュが気に入ったかを伝えたくて、そういう言い方をしたようです。

 他人からみれば、ルージュの色のひとつやふたつの変化など、どうってことないのかもしれません。
 でも本人たちからしたら、そのひとつやふたつが大事で、そのことで気分だって大きく左右されてしまうのです。

 そのルージュ。そろそろなくなりかけてきたので、ネットで買おうと検索してみました。するとゲランのHPにその色がありません。
 と、いうことは廃番?
 昨日、会議の前に、あわててデパートに駆け込みました。案の定、「廃番です」とのこと。
 しばし考え、アメ横に行ってみようと思い、銀座線に乗りました。
 アメ横でいくつかのお店を探しましたが、そこにもありません。代わりに、あの手この手で、シャネルやサンローランなどの赤を薦めます。
「中途半端な赤はだめなの。深紅でなくちゃ」とお店の人をやりすごし、とうとう4件目で・・・、やっと見つけました!
「在庫は何本くらいあるかしら?」
 お店の人は走り回って探して下さり、「6個あります」と。
 その6個すべてを、大人買いしてしまいました。
 件の友人にも、差し上げなくてはならないかもしれませんし。
 
 それにしても、今どきは真っ赤なルージュなんて、流行らないらしいです。
 目だけは「目力」とかいって、アイラインで真っ黒に縁取っていいますが、ルージュはベージュ系のナチュラルなものが主流のようです。
 でも真っ赤なんて、いかにも60年代っぽくて厭世的で、私はすご~く好きなのですが・・・。
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準備会

2010年07月27日 | Weblog
 今日は1時から、神楽坂の児文協事務局で、財政再建委員会のための準備会です。
 財政再建委員会も残すところ、あと1回。
 8月の財政再建委員会で終了です。
 炎天下、お出かけするのは憂鬱ですが、これも仕方ありません。

 写真は友人のTさんが、毎年わざわざ北海道から取り寄せてお送り下さるメロン。
 さすがに、スーパーのメロンとは大違いです。
 とっても甘くておいしくて・・・そんな冷たいメロンでも食べて元気をつけたら、お出かけついでに立ち寄るところがあるので、ちょっと早めに家を出る予定です。
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長編児童文学新人賞

2010年07月26日 | Weblog
 第8回長編児童文学新人賞を受賞された、にしがきようこさんの作品がご本になりました。

 この長編児童文学新人賞は、いわば新人作家の登竜門です。
 私も数年前からこの賞の、選考委員をつとめさせていただいております。

 まずはその新人賞受賞作『ピアチェーレ 風の歌声』(にしがきようこ・小峰書店)のご紹介から。
 歌うことに特別な才能を持っている主人公の嘉穂。
 嘉穂は弟の穂高と、おばさんとおじいちゃん、おばあちゃんの5人で暮らしています。
 お母さんは弟が生まれてじきに亡くなり、お父さんは他の地で再婚し、そこには小さな腹違いの妹がふたりいます。
 そんな嘉穂が歌うことを通し、自らの生きる場所を見いだしていく物語です。
 
 とにかく、ひたむきな作品です。
 にしがきようこさんが、ひたむきに主人公と向き合い、ひたむきに歌を探り、ひたむきに内面や風景を描写しています。
 この初々しさに、感動しながら読みました。
 この物語の中心をしめている、ヘンデルのオペラ「リナルド」からの「私を泣かせてください」という歌曲。
 あらためて聴いていたら、歌っている嘉穂の顔が浮かんできました。
 また、レトリックの見事さが印象に残る作品です。
 皆さま、ぜひお読みになってください。


 
 もう一作、第7回長編児童文学新人賞の佳作を受賞された、重松彌佐さんの作品もご本になりました。
『夏の時計』(重松彌佐・晴朗舎)です。
 このご本の帯に、私が推薦文を書かせていただいているご縁で、ご恵贈いただきました。
 重松さんは北海道にお住まいです。
 この作品には、いわば作者の原体験ともいえる、北海道の牧場での暮らしや、そこで暮らす人々のすがたが鮮やかに描かれています。
 絵は、後藤竜二さんのお兄さまである、北海道にお住まいの画家・高田三郎さん。
 
 帯によせた推薦文をそのまま、こちらに書いておきます。
「1960年代あたりの、掛け値なしに繋がりあえる豊かで濃密な家族関係。その中を生きる「お母さん」の、激しく、一途なすがたに胸をゆさぶられた。重松さんの筆力に圧倒された」

 8月1日から募集が開始し、9月30日締め切りで、今年も長編児童文学新人賞の応募がはじまります。
 詳しくは、日本児童文学者協会のホームページをご覧ください。
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東京スカイツリー

2010年07月25日 | Weblog
 新名所・東京スカイツリーの一部分に、あかりが灯りました。
 これから少しずつ、ツリーにあかりが広がっていくのでしょうか。
 昨日の日暮れ、ふと発見した光景です。

 このカメラ、一応夜景のちゃんとした撮り方というのがあるらしいですが、それを研究していないので、いつも下手な写真でごめんなさい。
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低周波治療器

2010年07月24日 | Weblog
 先日、美容院にいったら、パーマをかけ終わったあと、美容師さんが、ヘッドスパをしてくださいました。
 それが気持ちいいのなんのって・・・。
「肩が凝るように、頭皮も凝っているんですよ」
 以前、ヘッドスパのお仕事をしていらしたという彼は、肩を揉んでくれるのも、すごくお上手です。
 その日は一日、ものすごく爽快な気分で過ごせました。
「すごく凝ってますね~!」
「肩たたきみたいな器械でやっているのですが、いたちごっこです」
 そう言うと
「低周波治療器がいいみたいですね」と、彼。

 そういえば、近頃すっかりご無沙汰している中国人の先生がやってらっしゃる治療院も、まずは低周波治療器をあて、その後、マッサージや、鍼灸をしてくれます。
 
 そんな事を思いだし、先日、低周波治療器を買いにヨドバシカメラに。
 あれ以来、時間があると、日に二回は低周波治療器をかけています。
 はたして効果は・・・・?
 
 この土日は夫は仕事のため、単身赴任先ステイです。
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木槿(むくげ)の花

2010年07月23日 | Weblog
 公園に、真っ白な木槿の花が咲いていました。

 夏のじりじり焦げそうな下で、この花を見ると、いつも思い出す本があります。
『木槿(むくげ)の咲く庭―スンヒィとテヨルの物語』(リンダ・スー・パーク・新潮社)です。
 韓国系アメリカ人二世の人が書いた作品です。 
 日本の植民地政策下の朝鮮、1940年の創氏改名から解放・独立後までの約6年間を、テグ近郊の小さな町を舞台に描かれている物語です。

 この木槿の花を見るたびに、私はあの本を思いだし、はりさけそうな気持ちになります。
 それと同時に、数十年前にソウルでみた、景福宮を覆い隠すように建っていた朝鮮総督府の建物を思い出します。
 
 今年もまた夏がやってきて、木槿が咲き、あのソウルの夏を思い出します。
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「年々、夏が粗暴になる」

2010年07月22日 | Weblog
 暑中お見舞い申し上げます。

 都会のコンクリートを歩いていると陽炎がゆらめき、思わずとろけて同化してしまいそうな暑さです。
 それくらいの猛暑が続いております。
 仕事部屋から、食事をするためにサロン。サロンからお出かけするので着替えのためにベッドルーム。
 昼間、動き回っている部屋部屋を渡り歩くたびに、その部屋のエアコンをまずはつけるために入っていきます。でも窓を閉めたり、いちいち手間がかかります。そこでつい、エアコンをつけたまま、別の部屋でなにかをしていたり・・・。

 我が家は角部屋なので、それぞれの部屋のドアを開け放していれば、部屋のすみからすみまで海からの風が吹きぬけていきます。とっても、風通しがいいのです。
 数年前までは、エアコンよりそんな自然風のほうが好きだったのに、近頃はエアコンなしの生活は考えられません。
 亜熱帯化している気候にうんざりしています。
 
 昨晩、朝日新聞の夕刊を読んでいたら、「素粒子」(コラム)の、こんな文章が目にとまりました。
「年々、夏が粗暴になる」
 なるほど!
 まったく、同感です。

 それでも夕暮れになり、微風がそよぐと、「まってました!」とばかりに窓を全開にして、エアコンを消します。
 真夏の夕暮れは、不思議と胸がさわぎます。
 花火。天体観察・・・。夕暮れからはじまる真夏の夜の出来事。
 そんな子どものころの思い出がよぎるからです。
 ・・・東京は、今夜も熱帯夜かもしれません。

 (写真は昨日の夕暮れ)
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