20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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土佐の文旦

2015年03月01日 | Weblog

          

          

 今日はから3月。弥生・花見月です。

 写真は、土佐の文旦です。

 同じ東京に住んでいる姉が、毎年この季節になると、土佐から文旦をお取り寄せして送ってくれるのです。

 

 最初は「なぜ文旦?」「なぜこんな季節に?」と思っていましたが、一年ごとに、姉の長女としての姉弟への心遣いが、わかってくるようになりました。

 

 母が亡くなって、もう8年。

 両親が生きていた頃のように、姉弟の家族が集う機会がめっきりなくなりました。

 昨年の春には、姉の家のリビングに、姉弟の家族やその子どもたち、総勢22名が集まりましたが・・・。

 長女である姉は、そうしたことを気遣い、「お元気ですか?」というメッセージを込めて、自分の好きな土佐の文旦を送ってくれるようになったのです。

 

 近年、文旦のおいしさにすっかりハマッています。

 ほんのりした甘さと、香り、そしてさわやかのある文旦を食べていると、春だなと思います。

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