20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

『こぐまのクーク物語 秋と冬』(かさいまり・角川つばさ文庫)

2010年09月30日 | Weblog
 仲よしの絵本画家、かさいまりさんの新刊です。
 北海道生まれのまりさんらしい、北の大地のゆったりとのびやかな暮らしが、あたたかく描かれています。
『あんなに なかよしだったのに・・・』(かさいまり作・絵・ひさかたチャイルド)で書かれた彼女の、ある意味ライフワークであるテーマ、「どうしたらみんな、仲よくできるの?」が、この大自然を舞台にしたお話にも、散りばめられています。

「がまんはむずかしい」
「きのこの日」
「気もちと気もち」
「心のけがはなおる」
「じけんはいきなり」
「ぼくのなかみ」
「大きくなるまでに」
「ぼくと友だちの間」

 この8編の短いお話がここには、おさめられています。
 どこのページを繰っても、秋から冬に向かう、北海道の大自然のすばらしさと、思わず食べてしまいたくなるおいしそうな「北」のクマさんのお料理やお菓子が満載。
 読み終えてしあわせな気持ちになること受け合いです。
 ぜひ、お読みになってください。
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銀座デート

2010年09月29日 | Weblog
 今日は友人3人と、銀座でデートです。
「リニューアルした銀座三越に行ってみたい」
と、友人のY子さんからメールが・・・。

 だったらと、先日、私が友人のSさんに連れていっていただいた、いま銀座で大人気のフレンチレストランでランチをしましょう、ということになりました。
 ところがそのお店が、人気沸騰中でなかなか席がとれず、カウンター席しかとれないといわれ、なんどか交渉後、やっとめでたくダイニング席を3席ゲット。
 晴れて、Y子さん、N子さん、私、3人のデートの日が決まりました。

 友人ふたりは、二子玉川にお住まいなので、表参道乗り換えでやってきます。
 10時半に待ち合わせをして、銀座三越をあれこれ冷やかし、その後12時からランチ。
 ランチ後は、また銀座三越にもどり、銀座テラスあたりでお茶を。

 友人たちとおしゃべりする日は、いつも朝からうきうきしています。
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衣替え

2010年09月28日 | Weblog
 こんなに急に寒くなると、衣替えをしなくちゃと思います。
 でもどうも私は、几帳面に夏ものから、秋・冬の衣服のすべてを、いちどきに整理して、クリーニングしたり、しまったりということが苦手です。
 
 そこで今回は、思い切って大整理を。
 もうぜったい着ないだろうという洋服を、捨てることにしました。
 いままで、「いつか着るかも知れないから」と逡巡してとっておいたものを、いざ捨てようと決めたら、潔いこと!
 ずばずばと、手が機械的にビニール袋に詰め込んでいきます。
 それがすごい量に・・・。
 台車でゴミコンテナまで、いったい何往復したでしょう。
 残ったのは、この2~3年に買ったものだけ。
 それでもまだ、お洋服がクローゼットから溢れているのですから、中村うさぎほどではありませんが、買い物依存症?
 逆に言うと、いかに長い年月、ため込んでいたのかということにもなるわけで・・・。
 さすがにちょっと反省しました。
 でも、ベッドルームがカオス状態から少しだけ解放され、いい気分です。
 (写真は、まだクローゼットの外まで溢れてハンガーラックにかかっているお洋服

 今日は午後から、児童文学者協会の出版企画部の仕事で、作家のFさんと、新企画の細かいツメの作業を行います。
 お互いに今日の日のために、たくさんの資料を準備して・・・。
 でも、資料集めをしながら、目から鱗の落ちる話の、なんと多かったこと!
 こういうジャンルを苦手だからといって、逃げていてはだめみたいです。
 同じくまったく畑違いだと思っていたFさんの、なんとも見事な行動力!

 いままでかつて、やったことのない、新しいジャンルの、とってもおもしろそうな企画になりそうです。
 これから神楽坂です。
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『ゆうたとおつきみ』(楠章子・くもん出版)

2010年09月27日 | Weblog
 今の季節にぴったりのご本をご紹介します。
 楠章子さんの新刊『ゆうたとおつきみ』です。

 楠さんの作品世界は、いつも、とてもやさしく、あたたかいです。
 ゆうたのおばあちゃんは、「おつきみ」の夜には、毎年、菊の花びらを浮かべたお酒を飲みながら、お月見をします。
 けれど、その菊を作っていたおじいちゃんが昨年、死んでしまい、今年は菊の花がありません。
 そこでゆうたはひとりで、おばあちゃんのために菊作りの名人のおじさんをたずねようと・・・。

 菊の花びらのお酒。コンペイトウ。魔法。ガラスのコップに咲かせた、むせ返るほどた~くさんの菊の花・・・。
 そんな小道具が、あたたかなお話に彩りを与えています。
 そう、まるでコンペイトウのように、きらきら、うつくしく輝いて。

 皆さま、ぜひお読みになってください。
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夜明け

2010年09月26日 | Weblog
 まだ、仄暗い時間に目が覚めてしまいました。
 近頃はベッドに入る時間が早くなり、本を読んでいるといつの間にか眠っています。
 そんな日は、朝早く目が覚めてしまいます。

 仕事場にいって、夜の間にいただいいていたメールチェックをしていたら、空が白々とあけてきました。

 人びとが動き出していない夜明けの東京の空は、こころなしか、まだ微睡んでいるようです。
 窓をあけてカメラをむけていたら、寒さでぶるっと。
 夏から秋への、季節の移り変わりが早すぎます。

 数日前からタオルケットの上から羽毛布団をかけているベッドは、ぬくぬくしていて、こんな朝は天国です。
 あわててベッドルームにもどり、ベッドにもぐりこむと、いつのまにかまた眠っていました。
 のんびりした日曜日の朝です。

 夫はこの土日は、仕事のため単身赴任先ステイです。
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『空とぶ太陽の神ヒルコ』(山口節子・新日本出版社)

2010年09月25日 | Weblog
 古くからの友人、山口節子さんの新刊です。
 このお話は、淡路島に伝わる説話を物語にしたものです。

 海女を守る、ヒルコという太陽の神様が、黒雲の魔王とたたかい、ふたたび、光をとりもどすというお話です。

 暗闇の中、途方に暮れているであろう海女たちのことを想像し、なみだを流すヒルコのシーンがあります。そばには父神と母神が立っています。
 そして母神は、ヒルコの頭をなで、
「ヒルコ、なきなさい、たくさん、たくさん、なきなさい」といって頭をなでてくれます。
 ヒルコはその言葉のとおり、なみだが枯れるほど泣きます。
 泣いたあと、わき出してきた力で、ネズミや、モグラやみみずたちと、ともに暗闇から人びとを解放します。

 たまには、こうした説話の世界を楽しむのもいいものです。
 ぜひお読みになってください。
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子ども創作コンクール

2010年09月24日 | Weblog
  
 過日、このblogでもご紹介いたしました「子ども創作コンクール」(主催・公文教育研究会・日本児童文芸家協会・日本児童文学者協会)の応募が締め切られ、選考がはじまりました。

 いま、毎日、子どもたちが夏休みに一生懸命書いてくれた「お話」を読んでいます。
 子どもらしい、びっくりするような発想のお話や、ユニークな発想のお話。
 とにかく、子どもたちの書く意欲、表現する意欲のパワーに圧倒されながら、毎日楽しい時間を過ごしています。

 賞の決定は10月。
 授賞式は11月です。
(写真は、昨年の授賞式です)
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ルームフレグランス

2010年09月23日 | Weblog
 まさか、まさか・・・。
 敬老の日をお祝いしてもらえるなんて・・・!
 先日、娘夫婦の息子の2歳になったばかりの○くんが、敬老の日のプレゼントをくれました。
「じーじ、ばーば、いつもありがとう」というメッセージと、彼が描いたお絵かきつきのカードを添えて。
 
 休日に夫と、銀座のイタリアンのお店でランチをしていたら、たまたまそのお店に、娘夫婦と○くんが入ってきたのです。ほんとうにばったり!という感じに。
 思いがけず○くんに会えて、夫は大喜び。
 そんなまったくの偶然の出会いにびっくりしながらも、お買い物した直後に私たちに会い、「ちょうどよかった」と、そのとき手渡してくれたのが、このメッセージカードつきのルームフレグランスでした。

 伽羅のお香や、ルームフレグランスといった、お部屋の香りが私は大好きなのです。
 ロクシタンのではローズと、グリーンティも持っていますが、○くんにプレゼントしてもらったのは、ちょっと珍しいルームフレグランスです。
「ヴィンヤードピーチ・ラタンブーケ」というフレグランスで、ラタン(籐)が香りのエッセンスを吸い上げてお部屋に香りを広げてくれるのだそうです。

 さっそく、お玄関に置きました。
 あま~い、ピーチの香りに玄関が満ちあふれ、会うといつも○くんが向けてくれる、にっこにこの笑顔を思い浮かべながら、二重に幸せな気分になりました。
 香りって、ほんと、不思議です。
 
 でも、敬老の日とは・・・。
 人間というのはいつまでたっても気持ちは青春時代のまま、みたいなところがあります。
 ですからそんな日は、まだまだ遙か彼方かと・・・。
 あと30年くらい先のことかと思っていました。
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東京スカイツリー

2010年09月22日 | Weblog
 東京スカイツリーが、空に向かってにょきにょきとのびています。
  
 今日は息子が東京の大学での授業のため、我が家に泊まりにやってきます。
 
 ふたつの大学で教えて、その足で帰ってくるのでたいへんです。
 息子の好きそうなお料理をたくさん作って、帰宅を待ちましょう。
 
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ホスピタリティ

2010年09月21日 | Weblog
 あるお店の入り口には、四種類の植物がデザインされうつくしく植えられ、お客さまを迎えています。

 ホスピタリティというのは、こうした植栽からの視点もあるのですね。
 その爽やかさに、つい目がいってしまいます。
 
 爽やかといえば、朝晩は、もうすっかり秋です。
 凶暴だった猛暑をくぐりぬけ、私たちの体や心もあの暑さに鍛えられ、多少は強靱になったでしょうか。
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