20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

建仁寺

2010年02月28日 | Weblog
 お天気にも恵まれ、昨日は久しぶりにのんびりと京都を楽しみました。
 
 写真は京都最古の禅寺、建仁寺の天井画、「双龍図」です。
 薄暗い法堂の天井いっぱいに描かれたふたつの龍の絵は迫力があり、頭上から迫ってくるような圧倒感があります。
 また襖絵もすばらしいです。海北友松の「雲龍図」、俵屋宗達の「風神雷山図」
 いずれも名襖絵。存在感があります。

 
 とくに私が気に入ったのが、「東陽坊」と呼ばれる茶室。
 質素で、デザインが機能的かつ美しく、秀吉が催したお茶会で使われた茶室だそうです。
 千利休の、侘び寂びの思想が、ディテールにまで計算しつくされている茶室です。
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何必館・京都現代美術館

2010年02月27日 | Weblog
 行きそびれていた冬の京都に,今日はやっと行けそうです。
 どうやらお天気も持ち直したようです。

 今日訪ねる予定のラインナップに、何必館・京都現代美術館が加わりました。
 何必館(かひつかん)ではいま、「美の異端児 魯山人を使う展」が行われています。

 先日の「日曜美術館」に登場された何必館・京都現代美術館館長の梶川さんの美へのこだわりを見ていて、無性に行きたくなったのです。
 椿の大鉢。まな板の形をした織部のお皿。備前の花入れ。
 などなど。
 今回の展覧会のテーマは、その魯山人の器を使うという視点からの展観だそうです。
 魯山人の器に、なにが、どのように盛りつけられるのか。
 そこと格闘する、館長の梶川さんの美意識に、俄然、興味が湧きます。
(写真は何必館のHPからお借りしたものです)
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新幹線に乗って。

2010年02月26日 | Weblog
 今日こそは、新幹線にのって夫の単身赴任先へ出かけられそうです。
 このところ、春めいたあたたかな陽気が続いています。
 でも,今日からお天気はちょっとぐずつき気味。
 それでもこのチャンスを逃すと、また行けなくなってしまいますから。
 
 このところ来る日も来る日も読んでいた送られてきた段ボールに入ったたくさんの本も、どうやら底が見えてきたようです。
 でもこれはまだ、言わば第一関門。まだまだゴールは遠いです。
 
 2009年に出版された児童書総数は絵本をのぞき、創作・詩・NF・文庫本をあわせ、412点だそうです。
 2008年より多かったようです。
 けれど2009年の新人の出版点数は、その412点の10分の1強。
 2008年より、ぐっと減少しています。
 たまたまそういう結果だっただけかもしれません。
 しかし不況の影響は、これから創作児童文学全体にじわじわと浸潤してきそうです。
 厳しい時代になりました。
 
 さて、新幹線の移動中に読むために、読み残しの本と、たくさんの荷物をキャリーバッグに詰め込み、身支度完了です。
 愛用のiPodも充電済みです。 
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ブックスタート

2010年02月25日 | Weblog
 昨日は『赤ちゃんと絵本をひらいたら ブックスタートはじまりの10年』(NPOブックスタート著・岩波書店刊)の出版記念・感謝の会でした。
(写真は、ブックスタートの人気絵本。この絵本の画家・瀬川康男さんが先日お亡くなりになりました)

 思えばいまから11年前、子ども読書年のセレモニーからはじまった「子ども読書推進会議」(代表・野間佐和子講談社社長)が主軸になって、このブックスタートがはじまりました。
 2001年に実施がはじまり、現在ブックスタートの実施自治体は723市区町村。全国の市区町村数は1783です。
 
 このブックスタートというのは、行政が3ヶ月健診などのときに、赤ちゃんに絵本を無料でプレゼントするというシステムです。
 始まりはイギリスです。その現地イギリスに調査研究に赴き、日本のブックスタートははじまったのです。
 中心になっておやりになったのが、当時講談社の社長室にいらしたSさん。
 いまもそのSさんが中心になって進んでいます。

 昨日は14:00~16:00まで上野の「東京国立博物館平成館大講堂」で、出版記念の講演が行われました。
 夜からは、上野精養軒に場所を移してパーティでした。

 私も出席させていただく予定でしたが、このところ根をつめて膨大な本読みをしていたため、肩こりのための頭痛で昨日はダウン。とうとう病院に行って筋肉の緊張を改善するお薬を処方していただきました。まだまだ本読みが続きますので。
 そんなわけで、昨日は珍しくblogもお休みで、お祝い会もブックスタート事務局にお電話をして欠席にさせていただきました。
 ブックスタートの関係者の皆さま、申しわけございませんでした。
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お雛さまの季節

2010年02月23日 | Weblog
 2月のはじめからマンションのエントランスに、お雛さまが飾られてあります。
 それを見て,あわてて私も自宅にお雛さまを飾りました。
 写真はマンション・エントランスのお雛さま。

 お雛祭りにはいつも、ちらし寿司と、ハマグリのお吸い物を作ります。
 海老や、穴子や、いくらなど、魚介類の入っていない、お野菜だけのちらし寿司。
 甘辛く煮つけた干しシイタケ、人参、カンピョウ、甘酢レンコン。
 盛りつけたお寿司の上へ散らすのは、錦糸卵と、さっと茹でた絹さやの千切り。うす桃色の生姜の酢漬けの千切りだけ。

 これは昔、母が作ってくれたちらし寿司なのかも知れません。
 お雛祭りのちらし寿司というと、気がつくといつもこのお寿司です。
 それから、もうひとつ。
 なぜかいつも、石井桃子さんの『三月ひなのつき』(福音館書店)を書棚から取り出してみたくなります。
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第38期日本児童文学学校 受講生募集

2010年02月22日 | Weblog
 日本児童文学者協会の児童文学学校からの宣伝告知です。
 どうぞ、たくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 これから児童文学を学ぼうという方、創作に興味のある方のための講座です。
 活躍中の作家や、編集者による講義と、受講生からの提出作品の作品講評をいたします。
 また今期は、全日程を日曜日の午後から開講としました。
 今まで日程の都合がつかずご参加いただけなかった皆様も、この機会にぜひとも受講いただければと思います。
 
 月日(全て日曜日) 内 容 講 師 時 間
 4/11 児童文学をどう書くか 那須 正幹 12:30~13:50
 児童文学創作きほんのき 加藤 純子 14:00~15:20
 編集サイドからのアドバイス 別府章子(偕成社) 15:30~16:50
 
 5/9 作品講評 牧野 節子 12:30~13:50
 ストーリーの作り方 濱野 京子 14:00~15:20
 発想から書きあげるまで 安東みきえ 15:30~16:50
 
 6/13 作品講評 大高ゆきお 12:30~13:50
 作品講評 田部 智子 14:00~15:20
 魅力的なキャラクターとは 笹生 陽子 15:30~16:50
 
 7/11 作品講評 鳥野美知子 12:30~13:50
 作品講評 高橋うらら 14:00~15:20
 児童文学を志す方へ 高橋秀雄 15:30~16:50

 ◆受講料……34,000円 
 ◆会場……日本児童教育専門学校(JR高田馬場駅徒歩3分)
 ◆定員……50名(定員になり次第締切)

 ◎作品講評は作品の用意が出来る方に提出いただくものです。(作品を提出されなくても受講できます。)講評希望者は4/11に受付に提出してください。1人1作品400字詰め原稿用紙換算10枚以内です。
 ◎最優秀作品と優秀作品は2010年9月中に協会ホームページで発表します。また最優秀作品については、隔月刊「日本児童文学」に掲載します。

 □お申込み方法……下記講座係まで定員に空きがあることを確認の上、現金書留にて受講料をご送金ください。折り返し受講証、会場案内など資料お送りいたします。

 ◆お問い合わせ、お申し込みは◆
 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-38中島ビル502
 (社)日本児童文学者協会 講座係
 TEL03-3268-0691 FAX03-3268-0692 E-mail zb@jibunkyo.or.jp
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医食同源

2010年02月21日 | Weblog
 今日は学習会準備のため12:30に目白に集合です。
「それじゃ、ぼくも」と、明日からの準備のために、夫も早めに単身赴任先へ戻ります。
 夫には申し訳ないほど、あっという間の土・日でした。
 
 せめてもと、これから夫とふたりで日本橋高島屋の「糖朝」で早めのランチを。
 それを済ませ、夫は丸善で本を探しその足で新幹線へ。私は目白へ向かいます。

「糖朝」はマンゴープリンなどのチャイニーズ・スイーツが名物ですが、私はここの、セロリの千切りがたっぷり入ったセロリー麺が大好きです。
 医食同源がキャッチフレーズの、香港に本店のあるお店ですが、お味はさっぱりしていておいしいです。
(写真は、糖朝サイトからお借りしたもの)
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お宮参り

2010年02月20日 | Weblog
 今日は息子夫婦の長女である☆ちゃんのお宮参りです。
 息子の奥さんMさんのご実家近くの、武蔵野八幡宮という神社で行います。
 昨晩遅くに帰ってきた夫と、今朝はこれから吉祥寺まで。

 ☆ちゃんも、暮れの31日に生まれてすでに1ヶ月半。
 だいぶ大きくなりました。
 病院での検診もすみ、明日は元気に親子3人で自宅に帰ります。

 お宮参りが済んだら、息子の家族、Mさんのご両親、私たち夫婦、みんなで近くのフレンチレストランでお祝い膳、いえ、お祝いのテーブルを囲みます。
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引力

2010年02月19日 | Weblog
 地球には引力があったのだと、年々実感させられています。
 
 仲よしの児童文学作家のKさんと、いつも電話でそんな話をしています。
「往生際が悪いのよね、私たちって。でもそういうところ、好きだわ」と彼女。
「私もよ」と私。
 くふっと笑いながら、オンナふたりの開き直り。
 後日、彼女から皺取りクリームが届いたり「美容研究家は寝るときはこうして寝てるらしいわよ」と教えてもらったり。
 それでもなかなか・・・。

 ところがある日、新聞を読んでいて「これだ!」と思う器具を見つけました。
「プラチナ電子ローラー」と言って、エステの「タッピング」「吸い上げ」「揉み出し」の多彩な技を再現したV字型ローラーだとか。
 顔はもちろんボディの曲線にもぴったりフィットし、マイクロカレント(微弱電流)との融合で輝くような美肌を目指し、ほどよい重さでしっくり、やみつきになる気持ちよさ!おまけに、エステティシャンの基本の手の形を3D設計して再現。
 などなど、ネットには、涎のでそうなおいしいことばかりが書いてあります。
 販売はディノス。
 誘惑に負け、早速それを購入してしまいました。
 食後、テレビを観ながら、それでホッペをころころ。ごろごろ。
 顎の下をころころ、ごろごろ。

 もう使用しはじめてふた月がたちます。
 でも効果のほどは、まだ未定・・・。

 こうして年齢を重ねていくことに、ささやかであっても抗いながら生きているのに、地球の引力は、そんな女心よりずっと強力みたいです。
 それでも、時間があるとごろごろ、ころころ・・・。
 
 きっとどこかで、「諦念」という言葉を知ることになるのでしょうが、その日までは。
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学習会のお知らせ

2010年02月18日 | Weblog
 今度の日曜日、2月21日(日)は目白にある「子どもの文化研究所」(TEL03-3951-0151)で「子どもの本・九条の会」の学習会が行われます。

「子どもに平和でやさしい明日を 憲法9条と私の初心」
 こういったテーマで作家の早乙女勝元さんにお話をうかがいます。
 合わせて「東京大空襲」のDVDも上映されます。
 参加費は1000円。時間は14:00~16:00までです。

 写真は、「子どもの本・九条の会」のHPを管理してくださっているうらぴょんさんが、そのHPに載せてくださった地図です。
 ちょっと場所がわかりずらいかもしれませんので、ご参照ください。
(改札を出て、左手にある石段を下りるというところが、ポイントです)
 
 ぜひ、たくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。
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