20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

「右手にミミズク」お祝い会

2018年11月30日 | Weblog

               

 

 今夜は蓼内明子さんのデビュー作「右手にミミズク」(フレーベル館)の出版お祝い会です。

 蓼内さんは、「ももたろう」の同人で、今夜は「ももたろう」のみなさんが中心になってお祝い会が開かれるそうです。

 

 「右手にミミズク」は、フレーベル館が公募した「フレーベル館ものがたり新人賞」の第一回目の受賞作です。

 「右手にミミズク」というタイトルの不思議さに惹かれながら、読んでいくと、一つ一つのエピソード、出てくる人間たちが描かれていく必然性がくっきりと伝わってきます。

 デビュー作とは思えない、熟練の技が駆使されています。

 そして、なによりも、物語がじつに爽やかです。

 人間の陰影が描かれながらも、人間って捨てたものじゃない。

 いいなと、思わせてくれます。

 

 そしてこのタイトルの「右手にミミズク」、これがこの物語の大きな原動力になって行きます。

 右手と左手の区別がうまくできないから、という最初のところから、子どもたちは、大きく大きく成長して行きます。

 ミミズクの絵を描く「実里」という少女の美意識は、きっと作者の蓼内さんの美意識なんだろうなと思いました。

 

 ステキな作品の誕生です。

 そして個性的なテーマや人間を見つけ出そうと、好奇心に溢れた作家の誕生です。

 今夜は、新宿のお店に、友人の作家のAさんと待ち合わせして、連れて行っていただきます。

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紅茶

2018年11月29日 | Weblog

             

             

 コーヒー派ではなくて、紅茶派なので、美味しそうな紅茶があると、つい近づいてしまいます。

 それにしても近頃は、缶もパッケージも、うつくしいこと!

   種類もたくさん、あります。

 

 そういえば、先日、娘の夫にシンガポールの紅茶をお土産にいただきました。

 出張で行った時に、買ってきてくださったのです。

              

 シンガポールブランドの、TWGの代表的な紅茶です。

 TWGは、他にも飲んでいますが、オーソドックスな紅茶とは一味違って、このTWG、とても美味しいです。

 これからの季節、こうした暖かいお茶が、心や体を温めてくれます。

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クリスマスツリー

2018年11月28日 | Weblog

           

 今年もリビングに、クリスマスツリーを飾りました。

 

 ツリーのオーナメントは、ここ数年、同じものばかり。

 娘夫婦一家が、ニューヨークに住んでいるときに、私のお誕生日プレゼントとして送ってくれたものです。

 12月のクリスマスまで、リビングが華やいでいます。

 

 生まれた時から、クリスマスにシンパシーを感じていたので、クリスチャンではありませんが、こうしてツリーを飾ると気持ちが落ち着きます。

 なぜか、母が、キリストと同じ日に、私を生んでくれたので(笑)。

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連続講座

2018年11月27日 | Weblog

           

 今日は、「フォーラム・子どもたちの未来のために」の連続講座、第一回目です。

 場所は、九段下の専修大学。

 なんども行っているのに、実行委員の数名の女性陣は、方向音痴で、一人で行くのが不安。

「待ち合わせしましょ!」と、すぐに意見があい・・・・。

 男性の実行委員の方たちも、お誘いしたら

「いいよ、現地集合で」と。

 

 まっ、1番不安がっているのは、私なのですが・・・。

 準備があるので、実行委員は、開場より、少し早めに集合です。

 

 今夜の講師は、東京新聞記者の望月衣塑子さんです。

 テーマは「新聞は権力と、どう戦うか?」です。

 たくさんの資料を、当日はお配りいたします。

 お申し込みが、まだの方は、空席があるようです。

 直接、お越しになっても大丈夫です。

 

 たくさんの皆様の、お越しをお待ちしております。

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サンドイッチ

2018年11月26日 | Weblog

          

 銀座・ジョアンのサンドイッチ屋さんです。

 買ったことはありませんが、いつも見るだけで楽しいです、

 並べ方が、食欲をそそります。

 

 ではなぜ買わないかというと、これ、食べるのがすご〜く大変そうです。

 大きな口を開けてかじったら、リップが顎についてしまったり・・・。

 それで、サンドイッチは好きなのですが、買うのを敬遠しているのです。

 見るだけのお楽しみ。

 

 19日の月曜日から、ジムにまた通い始めました。初日はちょっと心配でしたが、まったく大丈夫でした。

 FBのお友だちの皆さまに、たくさんの治療法や、お励ましをいただき、ほんとうにありがたかったです。

 いつも気になることがあると、すぐに病院に駆け込む私が、今回は病院にもいかず、治してしまいました。

 これもひとえに、皆さまのご指導のおかげです。

 湿布を貼って、胸をコルセットでキュッとしめておけば大丈夫。

 その通りでした。

 

 いまはすっかり治り、湿布もコルセットもしておりません。

 ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

 今日は午後から、神楽坂の事務所で、児文協の、常任理事会です。

 11月は理事会はお休み。

 12月の理事会へ向けての、準備です。

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はしっこい

2018年11月25日 | Weblog

         

 NYを象徴するような、スノードーム。

 ひっくり返すと、雪が降ってきます。

 

 クリスマスプレゼントをと、連絡したら、一番にお返事があったのが、息子夫婦の娘の♩ちゃん。

 もう届いたと、チャットで見せてくれました。

 アドバンストカレンダーになっていて、12月1日から、1日ひとつ扉を開けると、プレゼントが出てくるとか・・・・。

 近頃はアマゾンで、そのまま自宅に送ってしまうので、詳細は、見せてもらって初めて分かります。

 

 そういえば、先日、時々行く銀座のお店で、お洋服を買っていたら、外で待っていた夫が、外に下がっていたセーターを、

「これ、似合いそうだよ」というので、胸に当てたら、結構ステキです。

「じゃあ、これもお願いね」とお店の人に手渡し、包んでもらいました。

 

 帰宅して「ファッションショーをしないの?」と言われたので、恒例のファッションショー。

 夫は、自分推薦のセーターを、

「なかなか似合うね」と。

 自分が選んだセーターなので、基本、自画自賛というわけですが・・。

 モデルが誰でも構わないのです。

 

 下にスカートを履いていたら

「ズボンの方が、はしっこそうに見えるよ」と。

 はしっこい?

「なんで、あなた、そんな秩父弁を知ってるの?」と聞いたら「はしっこいは、標準語だよ」と。

 慌ててネットで調べたら、甲州弁と書いてあります。

 

 はしっこいという言葉を時々、使うのは、秩父に住んでいる、仲良しの従姉妹のM子ちゃんくらいです。

 M子ちゃんは市内に生まれ、お見合いで、秩父市内ではあっても、ちょっと町外れの大きな家にお嫁に行きました。

 ですから、すごい秩父弁を喋ります。父方の祖母も、喋らなかったような・・・。

 

 銀座で二人でランチをしていても、へっちゃらで堂々と秩父弁で語ります。

 彼女は頭のいい人なので、秩父弁をあえて使っているようなところを感じる瞬間があります。

 方言を喋ることで、秩父人としての誇りとアイデンティティを表すように・・・。

 ある時「私みたいなのろまはダメだけど、はしっこい子がいるよね。私は子どもの頃から、ずるくてはしっこい子には負けていた」と。

 M子ちゃんは斜めに歩いてくるような歩き方で、秩父に行った時、車の助手席に乗せてもらっていて、ヒヤヒヤするくらい、私と一緒で、運動神経はあまりよくなさそうですが、決してのろまなタイプではありません。

 どうやらその、M子ちゃんから聞いてきた話を、夫に5回くらいしたらしいです。

 

 それで、その「はしっこい」という言葉のインパクトの強さが、夫の頭に刷り込まれ、

 東京生まれ、東京育ちの夫が、「はしっこい」を標準語だと、思い込み、頑として言い張るのですから、M子ちゃんの話題は最強です。

 

「純子から、秩父弁的な言葉は、聞いたことがないけど、お髪って言葉には抵抗がある。あれ、秩父弁?」と。

「え、みんな、お髪、切った?とかって言うわよ」

「フツー。髪に<お>なんかつけないよ。おぐしならわかるけど」と。

 さて?

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クリスマスオーナメント

2018年11月24日 | Weblog

        

        

 クリスマスツリーに飾る、オーナメントがデパートにも出始めています。

 もう、そんな季節なんですね。

 

 私は、ここ数年、娘夫婦がアメリカにいた時、アメリカから送ってくれたオーナメント一筋です。

 かわいくて、きれいで、センスが良くて、とても気に入っています。

   さて、今年は、いつ頃、ツリーを飾ろうかな・・・。

 

 私はスケジュール管理は手帳です。

        

  手帳のリフィルには、必ず六輝の書かれたものを選びます。

        

 さて、さて・・・。

 クリスマスツリーを飾るのは、11月21日の大安にします。

 とはいえ、ツリーを楽しむのは、私だけ。

 夫はちらっと見るくらいです。

 この季節は、子どもたち一家もやってきません。

 

 先日、クリスマスプレゼントは何が欲しい?と、メールをしたので、近いうちに、みんなからご希望が届くようです。

 

 今年は、あたたかい初冬だわと、思っていたら、「小雪」の日には、ひょっこりと冬が到来してきました。

 昔の人はすごいです。二十四節気という暦を作って、季節を教えてくれたのですから。

 おこたつの、温もりが、なんともうれしい寒さです。

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第19回おはなしエンジェル子ども創作コンクール 贈呈式

2018年11月23日 | Weblog

       

                         最優秀賞を受賞し、くもん出版から絵本化した、原知子ちゃんの絵本。
 

 今年も、 たくさんの作品ご応募いただきありがとうございました。


 今回は「幼児・小学生低学年の部」が87点、「小学生中高学年の部」が370点、「中学生の部」には337点のご応募があり、厳正な審査の上、各賞の受賞者を決定しました。


 最優秀おはなしエンジェル賞
                            
 幼児・小学生低学年の部
・「金ちゃんのおとしもの」 吉野凜 富山県 小2

 小学生中高学年の部    
・「穴」    多田樟太朗 北海道 小5

 中学生の部    
・「僕の相棒」 富樫輝紀 東京都 中3

 金のエンジェル賞

 幼児・小学生低学年の部
「かん字が動いた」 佐伯柚葉 神奈川県 小2
「おかあさんカタログ」 柴田更紗 宮崎県 小2
「ふしぎなつうがくろ」 荒木凛子 東京都 小1

 小学生中高学年の部    
「ふしぎなUFOキャッチャー」 松嶋文音 静岡県 小3
「こりすのミーミー」 中村茉里 福島県 小3
「道にまよったおばあさん!!」 山口惺愛 青森県 小3

 中学生の部
「クーとの冒険」 鳴島拓海  東京都 中3
「メモリー(Memory)」 池宮実玖 沖縄県 中1
「しあわせ日和」 石原百合彩 神奈川県 中3    

 銀のエンジェル賞

 幼児・小学生低学年の部
「ねねちゃんのじてんしゃ」 小室孝介 神奈川県 小1    
「今日は晴れ?」 小川美海 東京都 小2    
「ルナちゃんのすてきなたんじょうび」 櫻井奏 栃木県 小1
「ぼくはなきむし」 河野太樹 東京都 小1
「わたしのきんぎょ」 堀愛果 福岡県 小1
                        
 小学生中高学年の部
「ひいおばあちゃんのまな板」 林美桜 埼玉県 小3    
「キャラメルのお話」 高島果穂 北海道 小4
「カンナちゃん」 田中彩心 京都府 小5
「黒板の前で」 糟谷真菜 東京都 小6
                        
 中学生の部
「本人テレビ」 伊志嶺孝太 沖縄県 中1
「スッキリセンター」 仲松蒼登 沖縄県 中1    
「風鈴の音が鳴る」 上原英治 大阪府 中3    
「もう一人の自分」 石原咲 東京都 中1
「海の王」 山尾汰一 秋田県 中3

 

 皆さん、おめでとうございました。

 今日は、その贈呈式です。

 市ヶ谷のアルカディアで、受賞されたお子さんたちや親御さんたち。

 くもん出版の皆さんや、児文芸、児文協の、理事長及び選考委員が集まります。

 最優秀賞作品は、選考委員の皆さんに朗読していただきます。

 あとはケーキや、フルーツや、飲み物で、みなさんで歓談。

 子どもたちと作品の感想やいろいろなお話をします。

 今年もたくさんの子どもたちが集まってくれます。

 

 終了後は、同じく市ヶ谷で、くもん出版の社長をはじめとした編集者の皆さんと、児文芸の選考委員の皆さん、児文協の理事長をはじめとした選考委員の皆さんとの、恒例の忘年会です。 

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夕暮れの富士山

2018年11月22日 | Weblog

             

 我が家のベランダから見た、夕暮れの富士山と、うす桃いろのそら。

 空気が透明感を増してくると、こうして富士山が見えるようになります。

 シルエットだけですが・・・。

 

 昔は全景が見えたのに、富士山方向には、建物がどんどん建って行きます。

 オリンピック需要でしょうか。

 

 先日、豊橋に伺った時も、行きの新幹線で、山頂に雪をかぶった富士山が、裾野まで見えました。

 帰りは、もう真っ暗だったので、見えませんでしたが・・・。

 富士山って、やはり不思議なパワーをもらえる山です。

 

 先日、何気なくテレビを見ていたら、「レイライン」という言葉が出てきました。

 「レイライン」とは、太陽の通り道をいうらしいです。

 

 その昔、江戸城を、今の皇居のある場所に築城したのは、埼玉県・川越市にある「喜多院」に祀られている、天台宗の僧侶である、天海です。

 天海は、今でいう、風水的な手法で、東北の鬼門には上野の「寛永寺」を。

 裏鬼門には「増上寺」を作り、魔除けをしたらしいです。

 そして、そのレイラインは、富士山から江戸城、そして茨城の鹿島神宮まで、線を引くと繋がっているそうです。

 もう一本のレイラインは、江戸城をつなぎ、日光東照宮に繋がっているとか。

 東照宮には、家康の霊廟もあります。

 風水のことは、あまりよく知りませんが、家康は、どこで天海を見つけ出し、その天海はどうやって荒れ野原だった、江戸の地に、徳川のお城を築城しようと試みたのでしょうか?

 

 そのテレビを見ていたので、新幹線から富士山が見えて、なんとなく嬉しくなったのは、そのレイランのせいかもしれないと思いました。

   いえいえ、そんな理屈は関係なく、やはり日本で一番高い山の雄姿を、裾野まで見られたということが、一瞬、胸をワクワクさせるのかもしれません。 

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今夜は読書会

2018年11月20日 | Weblog

            

 今夜は、隔月の水曜日に行っている、Beという読書会です。

 合宿のあと、初めての読書会だったので、私が児文協の事務局をお借りするのをうっかりしていて、あわててご連絡したら、すでに「部会」が入っているとのこと。

 急遽、今回は火曜日の夜になってしまいました。

 

 今回のテキストは「日の出」(佐川光晴・集英社)です。

 でも、その読書会より、お祝い会として、今夜は盛り上がりそうです。

 

 すでにみなさん、ご存知だと思いますが、この度、読書会のお仲間の、安東みきえさんが、野間児童文芸賞を「満月の娘たち」(講談社)でご受賞されました。

 そのニュースが流れた時は、もう、みんな大興奮。

 本当に嬉しいニュースです。

 

 そうそう、私はこの「満月の娘たち」について、「飛ぶ教室」(光村図書)で短評ですが、書評を書いております。

 それをこちらに載せておきます。

 

 「母娘の関係性というテーマを描きながらも根底を流れているのは他者との出会い。それらを作者特有のシニカルでユーモア溢れる口調で描写されることで、気づくと人間たちの愛おしさや切なさが立ち上がってくる。」

 

 

 今夜テキストの「日の出」の、作者である佐川光晴は「おれのおばさん」が、好きな作品でした。

 でも、この「日の出」は明治時代の重苦しい部分が長くて、地味で、面白味がなくて、なかなか先に読み進みられません。

 それでつい、ご恵贈いただいている友人たちのご本や、出版社からご恵贈いただいているご本を優先して読んでいます。

 毎日、時間を作っては読んでいますが、まだまだ山住み状態です。

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