一時間ちょっとの

小豆島からの帰りの船の中。
トランプにも飽きたし…とデッキで側を通る船を見ていた。

「船に手を振ってみようよ。
振り返してくれるかもよ。」
娘と甥っ子を誘ってみる。
俄然張り切るちびっ子二人。
もちろん私も張り切る。
三人で力いっぱい手を振る。

振り返してくれると、飛び上がって大はしゃぎし、
振り返してくれないと、ちょっとさびしい気持ちになる。
だいたい半分くらいの確率で手を振ってくれました。
顔の表情までは見えない微妙な距離が良いのかもしれませんね。

今回は片道一時間ちょっとの船の旅。
次はもう少し長い船の旅をしてみたい。

「じゃあ、猿の親子の真似をしよう」

「じゃあママ、猿の親子の真似しよう！」
「へっ？
そんなこと、しない、しない」
（実は犬の親子や猫の親子はしたことがある）

しばらくしてから
「まぁいいや」
案外、あきらめの早い娘であった。

もう一押しされたら、やってもいいかなぁ～と思っていたのに。

どっちが大きい？

島から帰るとまた娘との夏休みの日常。
生暖かい七月最終日の風にふかれて…。

「ママ、鼻の穴、どっちが大きいか勝負しよう？
「へっ？」

そんなこと、
しませんですわよ。

さようなら～

帰りの船から見た小豆島。

もう少し島から離れると、
最近、小豆島の新名所となったらしい
「しあわせ観音　大本山　小豆島大観音　佛歯寺」。
小豆島大観音の白い後姿がくっきりと見えてきました。

後ろから拝んでも、ご利益あるのかしらん。

実はギリシャへ

島の中腹にあるオリーブ公園。
実はギリシャに行ってきましたと言っても、通用するかも？！

山の方に目を向けると、オリーブの木が見渡すかぎり広がっていました。

灼熱の太陽にさらされて、気分はエーゲ海。
行ったこと、ないけど。

佃煮のいい匂いに…

映画村には昭和初期の町並が続いています。
醤油の看板が懐かしいかんじ。
佃煮屋さんもありました。
店舗の横では大きな釜で、佃煮を炊き上げています。
ついつい匂いに誘われて、たくさんの佃煮を買ってしまいました。

魚がいっぱい泳いでいるんだよねぇ

映画村に流れている川にはいろんな魚が
気持ち良さそうにスイスイ。

「魚がいっぱい泳いでるんだよねぇ」
「あっ！あれ鯛じゃない！」

あまりの暑さに、じゃぶじゃぶ川で泳ぎたいほどでした。

ぽっかり浮かぶ島

映画村から見える海。
ぽっかり浮かぶ島。
まさに瀬戸内の風景。

ヨクマナビ ヨクアソベ

教室に貼られた標語。
「ヨクマナビ　ヨクアソベ」
「トモダチハ　タスケアへ」

時代は変わっても大事なことは不変ですね。

予習もバッチリ！

小豆島へ行くと決まってから、
『二十四の瞳』の映画のビデオを図書館で借りて見ました。
予習もバッチリ！

いざ、二十四の瞳映画村へ。

オーシャンビュー

ホテルからの眺めは最高！
オーシャンビューを心ゆくまで楽しみました。

ホテルに着いてから
子ども達はパパ達と一緒にプール。
そしてママ達は９０分の至福時間へと。

初めてのオイルマッサージ。
なんとも至福の時間でした。

マッサージをしてくれたのは、小豆島歴２０年のフィリピン出身の女性。
あれこれ話を聞かせてくれました。
フィリピンの話、
アロマオイルの話、
そして小豆島で美味しい店の話の時には
お昼を食べた「Ｈｉｃｏｓ」の名前が！
やはり島民の間でも人気店のようでした。

話題はお昼に何を食べるかにまで発展し、
「そうめんのつけだれにもろみを入れるとおいしいよ。
今は、そればっかり」と。
これはいい事を聞いたと、早速小豆島のおみやげに
もろみを買って帰りました。
早速試してみます。

「お姉さん、オイルマッサージしてもらいながら、よくそれだけ話せましたね」
弟のお嫁さんにズバリ指摘されました。
たしかに、その通り。

しかし、おしゃべりは身体の裏の時だけです。
表の時は静かにしていました。
なんとなく照れくさいしね。

猿の親子と

お猿の国は素通りしたのに、
なんとお猿が親子で会いに来てくれました。
ガードレルにちょこんと乗って
赤ちゃんを抱っこしたお猿さん。
デジカメを取り出しても不動でした。
慣れているのかな？

なんともかわいい小屋

この小屋で瓦を売っていました。

願いを込めて投げる

小豆島スカイラインを車で走る。
梅雨明け早々で、いきなり灼熱の太陽。
お猿の国は素通りして、見晴らしの良い寒霞渓へ。
ここで８枚２００円の瓦のようなものを買う。
願いを込めながら、渓谷に向かって瓦を投げる。
円盤状なので、なかなか思うようには飛ばなくて四苦八苦。

「漢字テストで１００点がとれますように」
娘の願いを知ってか知らずか、
投げた瓦はへなへなへなと飛んで行きました。
まわりのみんなは大爆笑！

そんなことではめげない娘、
「ママ、まだ投げるから瓦を買って！」

まずは魚づくし

島に着いて最初の食事は島で評判の美味しいお店。
海と山の幸「Ｈｉｃｏｓ」。
魚づくしあれこれの昼のコースを食べました。
骨までばりばり食べられる南蛮漬けや
酢味噌で食べるイカやママカリ。
そしてカレイのあんかけなどが特においしかったです。
そして、ごはんとシジミの味噌汁。
添えられてた佃煮と漬物もおいしかった。
この島の特産は醤油。
だから佃煮もおいしいのです。

で、この島とは瀬戸内海に浮かぶ小豆島です。

この店のオーナーは一目見て、誰かに似ているなぁ～と思っていました。
話しぶりもおだやかで、なんとなくオーラを感じます。
料理を並べているオーナーに話を聞いてみると…。
以前この島のホテルの支配人をしていたそうですが、
撮影のため小豆島に数日滞在した黒澤明監督との出会いがあり、
今のお店を始めることになったとか。
もともと料理を作るのが好きだったそうで、
この店もオープンしてから１０数年は経ったそうです。

黒澤監督から送られた「謝馳走」と書かれた色紙と
当時の写真が店の片隅に飾ってありました。
聞くところによると、オーナーのお兄さんは俳優さんだそうです。
だからどこかで見覚えがあったのかも。
お兄さんの名前は聞かずじまいでしたが…。