私にとっては、10年以上ぶりの再会でした。兵庫県は朝来にある書籍と雑貨「本は人生のおやつです!!」の店主、坂上友紀さんと先日お会いしました。






私は坂上さんの今回の本を読みながら、岡崎武志さん著『人生散歩術』(芸術新聞社、2017)を思い出し、久しぶりに読み返しているところです。だって、この本の表紙もいい感じの井伏鱒二さんなんですもん。☆★☆




蝉の鳴き声も聞こえてきませんか?

しかも、それが彼女の講演会で、さらには地元のふくやま文学館で。そうして、講演のタイトルは「井伏鱒二が、好きだーっ!!」ですよ。なんということでしょう。わたし、井伏鱒二さんはずっと前から好きなんです。あのユーモアに満ち、飄々としたところ。厄除け詩集はたまにモーレツに読みたくならことごあります。
で、講演会の申し込みを電話でした時、彼女の著書は購入できるのか、サインはいただけるのかをチェック。笑笑。はて、私がかつて堂島にあった彼女のお店を訪れたのはいつだったっけ?とショップカードを探したところ、2014年のことでした。
こちらが『文士が、好きだーっ!!』(坂上友紀、晶文社、2025)です。☆★☆

はい、もちろん、講演会終了後に、サインもいただきましたよ。
10年以上前、しかもお客の一人である私を覚えてくださっているのか?当時の私、ずうずうしくも彼女のお店の壁に「マドレーヌひよこ堂」の黄色いカードを貼ってもらったのでした。「覚えてます。帽子をかぶっていらっしゃった」と坂上さんはにっこり言ってくださいました。よかった。
書店員をされていた坂上さんが大阪に最初のお店を開店したのが31才の時。何度か店舗移転をされ、それから15年。現在は兵庫県朝来市の古民家でお店を続けていらっしゃいます。店名の「本は人生のおやつです」、一度聞いたら、忘れられませんよね。☆★☆


目の前で、サインを書いていただくの図。


講演会が始まる頃には最前列からぎっしりの人、定員80人ですから、集客素晴らしいです。


講演会が始まる頃には最前列からぎっしりの人、定員80人ですから、集客素晴らしいです。
そして講演内容は最初から最後まで井伏鱒二さんへの熱い思いがほとばしり、とても共感して、とても楽しく、とてもよかったです。

「どうして本を読むのだろうか?」
どんなことが起ころうと、
「それでも生きていく」
「どうなっていこうが、死ぬまで生きる」
「生きているなら、しっかり生きたい」
これが文学。

講演時、わたしのメモ書きです。

私は坂上さんの今回の本を読みながら、岡崎武志さん著『人生散歩術』(芸術新聞社、2017)を思い出し、久しぶりに読み返しているところです。だって、この本の表紙もいい感じの井伏鱒二さんなんですもん。☆★☆

この夏、しばらくは井伏鱒二さん文学散歩が続きそうです。
今月初めに、誘われたカレー屋さんドライブで、偶然にも出会った井伏鱒二さんの文学碑。でも、偶然じゃなかったのかも!とすら思います。☆★☆



蝉の鳴き声も聞こえてきませんか?
2025年の夏、暑いです。

堂島のころ。
今の店舗にも、いつか、出かけたいです。
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