ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

臨時: アイルランドでも報道、火災事故・東京

2016-11-08 18:55:29 | 日記
2016年11月8日(Tue.) 今日は午後から雨で、気温もさほど上がらず寒い一日になっていますが、明日はもっと寒くなって、最高気温で12℃の予報になっています、愛知県のことです。 さて、今朝、博多駅前で発生した大規模な道路陥没事件では、驚きを通り越している感です。

また、一昨日に東京で発生した展示会での展示物火災で、5歳の男の子が焼死した悲しい事件がありましたが、この件はアイルランドでも報じられていました。 ( ニュースソース: The Journal.ie 11月7日発 )

<原文の一部>
Five-year-old boy dies after Tokyo arts festival display catches fire

The organiser of the event and the university apologised for the loss of life.


A FIVE-YEAR-OLD Japanese boy was burnt to death after a wooden jungle gym display created for a Tokyo arts festival suddenly caught fire, reports and officials say.

The freak conflagration yesterday caused flames to shoot metres into the evening sky, reports quoted witnesses in the Japanese capital as saying.

A man believed to be the boy’s father screamed for help, tearfully shouting, “My child is inside!”, according to the Asahi Shimbun newspaper and other dailies.

But Kento Saeki was confirmed dead at hospital, police said, without giving an official cause of death.

Newspapers reported that he is believed to have suffered fatal burns. An unconfirmed number of other children reportedly managed to escape.

The structure, built by university students, was one of the displays at Tokyo Design Week, to which many families flocked at the weekend.

The cause of the fire has yet to be officially determined, police and fire officials said.

But Jiji Press quoted an investigation source as saying that a broken incandescent lamp was found at the site, which could have ignited sawdust on the jungle gym’s frame.

The dead boy’s father and another man who joined in the frantic rescue suffered burns, reports said, though they were not life-threatening.

The organiser of the event and the university apologised for the loss of life.

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報道の内容は皆さん承知のことと思われますので、そのまま原文を読んでいただければと思います。 尚、ここには記述されていませんが、発火の原因は、木屑の側に置いた照明用の白熱球(LED球ではなく)だったとされているようです。 蛍光灯やLED照明などが主流になっていて、フィラメント式の白熱球を使用している箇所は減ってきていることも事実でしょう。 それにしても、点灯すればかなり熱くなる筈なので、その危険性を予知(予測)することはできなかったのでしょうか。

または、ねじ込み式の電球の場合は、締め込みがゆるいと接触抵抗が増して発熱の危険性が高まることもあります。これらの危険性(恐れ)を知っているのであれば、照明に用いるとしても、より安全な位置に設置したかも知れません。

推測で断じることは宜しくありませんが、こうした危険性を知らないか、または、予見するほどの気がまわらなかったのか、または、他ごとに気をとらてていて気がつくに至らなかったのかも知れません。 



話は変わりますが、つい最近、ポケモンGOを操作しながら車(トラック)を運転していて、子供をはねてしまって命を奪うことになってしまった事故がありました。はねる直前でのブレーキ根はなかったと言うことで、全く、前方を見ていなかったと言うことのようです。 運転手は36歳の男性と報道されています。 この人は、前方不注意になって、何かと衝突・事故を起こすことは予見しなかったのでしょうか。



上記の2件を同じと見るわけには参りませんが、危険予知に対する甘さのようなものがあるのかも知れません。 ただ、気になることもあります。それは、昨今、バーチャル(仮想現実)の分野がアチコチで増えていて、現実の世界との区別が不足・欠落することになっていないか・・・です。

ゲームの世界で相手を叩きのめしたとしても、または、やられてしまったとしても、痛くも痒くもありません。だから(?)、少年たちがヤリスギとなるまで一人をボコボコにしてしまう、現実の中で。 後になって、ヤリスギてしまった・・・と反省しても、亡くなった人は戻すことができません。

ナイフの怖さ、危険さは知っていなければならないでしょうし、足で蹴ったら・バットで殴ったら骨折するかも知れないし、頭部を損傷したら死に至るかも知れないのですが、仮想現実の世界を多く体験している人は、他人(ひと)の痛みにも気がつかない恐れがあるのかも知れません。

ポケモンGOは、ゲームそのものが現実世界とミックスしたものにもなっており、仮想空間と現実空間の境が曖昧に認識されてしまっている”人”もいるのかも知れません。



バーチャルな世界は、シミュレーションなどや、仮想体験などには適しているのかも知れませんが、危機意識を薄れさせるような利用の仕方には気をつけなければならないのでしょう。

装置そのものや、システム側、または、運用規則・細則等で制約をかけたとしても、やはり最後は、当事者の意識や注意に依存する部分が多いのではないでしょうか。

文明の利器や最新技術は価値あるものでしょうが、その裏にある危険性については、当人が予見しなければならない・・・と言うことでしょうか。 さらには、仮想現実の中だけで培養されたようなオタクが居たと仮定すると、現実社会に払うべき注意は、わからないのかも知れませんね。



某有名私立大学生が、知人女性を駅のプラットホームから突き落とした事件もありました。しかも、通過列車が近づいている中で。 そして、「殺意はなかった」との発言をしているようですが、これは殺意そのものではありませんか。 いくら、大学受験のための成績が優秀だったとしても、やっていいこと悪いことの判断もできないヤツが、そこにいること自体がおかしなことだなと思ってしまいます。

東大卒のM添(前都知事)や、Hエモンなどもヒンシュクを買うような行いをしていますし、有名大学のいくつかのサークルにおいても、女子を暴行するなどの許されざることを行っています。 試験問題を解くだけの能力はあっても、ことの善悪を判断する基本的なことができない稚拙なレベルの人が混じっているということでしょう、僅かな存在でしょうが・・・。



教育現場に求めたいこともありますが、各家庭や地域での取り組みも必要なのでしょう。 そもそも伝えるべき親自身が知らないのでは、教えよう・伝えようがないのかも知れません。



冒頭のニュースに戻りますが、博多の陥没、「想定外」だと思いますが、ことこのようにこうしたことも起こりうることも事実であって、これも認識したいものです。 技術はいつの世も未熟・・・なのです。

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。




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