ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

デンマーク: All Saints’ Day への参加者の方が多い・・・

2016-11-05 21:23:45 | 日記
2016年11月5日(Sat.) 畑に水遣りしに行ってきました。 2週間前に蒔いたソラマメやオニオンが発芽しています。 また、ニンニクの方は、既に10cm以上に伸びていて、約200個のニンニクが、見事にツンツンと並んでいます。 また、秋収穫のエダマメもハーベスト完了。そして、収穫済みのサツマイモも熟成1ヶ月を過ぎたので、そろそろ美味しく食べられそう、楽しみです。

さて、ハロウィーンは終わったばかりですが、翌日の11月1日は 「 All Saints’ Day 」 でもあり、それに関するニュースがデンマークのサイトにUPされていました。 ( ニュースソース: CPH POST ONLINE 11月4日発 )

<原文の一部>
More Danes go to church on All Saints’ Day than Easter Sunday
イースター・サンデーよりも万聖節(諸聖人の日)に教会に行くデンマーク人が多い

Autumn celebration is relevant for many who are in grief, says expert on rituals
秋の祝いは、悲しみに沈む多くの人々に関係していると、専門家が述べています。

All Saint’s Day is celebrated in honour of all the saints on November 1 (photo: iStock)

November 4th, 2016 1:33 pm| by Lucie Rychla
More Danes go to church on All Saints’ Day than on Easter Sunday, according to counts from three of the country’s dioceses.

Although Easter is considered the most important celebration in the Christian calendar, more people attend church services on November 1, when they not only celebrate all the saints but also commemorate their deceased loved ones.

In the Funen diocese, for instance, 10,898 visitors participated in the All Saints’ Day services, but only 9,186 came to the local churches on Easter Sunday.

Similar experiences were reported also from Haderslev and Aalborg.

(抜粋)国の3ヶ所の教区の情報によると、多くのデンマーク人は、イースター・サンデーよりも All Saints’ Day に教会に行っています。 クリスチャンにとっては、イースターが最も重要なお祝いとされているのですが、多くの人々は11月1日に教会に行っています。それは、聖人を祝すだけではなく、彼らの亡くなった愛すべき人々を記念するためでもあるのです。 ヒュン教区では、例えば、10,898人が万聖節に参加しており、イースター・サンデーには9,186人の状態なのです。 同じような状況は、他の教区(2地域)でも報告されています。

Sharing their grief
“It has become a tradition for people to go to church on All Saints’ Day and share their grief,” Niels Arne Christensen, a vicar at Holstebro Church, told Kristeligt Dagblad.

“It has simply become a memorial day with specific rituals, such as lighting a candle for the deceased.”

According to Kirstine Helboe Johansen, an associate professor at Aarhus University, the autumn tradition is relevant for many Danes who are going through a grieving process.

On average, twice as many people go to church on All Saints’ Day than to an ordinary Sunday morning service.

(抜粋)深い悲しみを共有:  人々にとって、万聖節に教会に行くことは習慣にもなってきていることと、深い悲しみを共有することでもあると、ある司祭は語っています。 また、亡くなった人に対してキャンドルライトを灯すなどの特別な儀式としての記念日にもなってきていると言います。 また、オーフス大学の准教授の一人によると、この秋の伝統行事は、悲しい経験をした多くのデンマーク人と密接な関連があるとしています。 平均的に見て、普通の日曜日の朝のミサへの参加者に比べて、All Saints’ Day の参加者は倍になっているようです。

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宗教・信条等に関することなので、背景などは定かではないかも知れません。 但し、深い悲しみを味わうことになった人々が多いと言うことなのでしょうか。 様々な事件やテロ等に巻き込まれて、早過ぎる死を迎えた方々も少なくないのかも知れません、昨今は。

ちなみに、以前にもUPした情報ですが、各国の宗教の状況を調査したデータがありますので、再度掲載します。


これによると、デンマークは86%ぐらいがプロテスタントのようです。



不条理なことに基づいて命を奪われるようなことがあってはならないでしょうし、同様に、納得できない状況で、無理やり事が推し進められるようなことも避けたいものです。

その意味では、悲しい・残念な暴政が繰り返されているようです、TPP強行採決のことです。 一体、誰のための政治を行っているのでしょうか。
 
*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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