出張帰りに新幹線の車窓の景色を眺めながら、ブログを書いてみた。
山村の田畑の畦道には、菜の花があちらこちらに咲いて、春らしい風景が広がっている。
もうすぐ南の方から、桜の開花の便りも聞こえてくるだろう。
日本には、四季があり、彩り豊かな自然の中で、季節の移ろいを愉しむ文化がある。
私は、週末の野良仕事を通じて、土の温もりや季節の風を感じ、作物を育てる中で、自然に抗わず、
自然に寄り添って生きる古人の知恵みたいなものを少しづつではあるが、学ぶ事ができているような気がする。
二十四節気・七十二候は、季節の移ろいを敏感に感じ取り、生活していく上での目安とした、古人の知恵の一つだ。
二十四節気とは、太陽の高さが一年で最も低くなる「冬至」と、反対に最も高くなる「夏至」、
「冬至」から「夏至」の中間に「春分」、「夏至」から「冬至」の中間に「秋分」をおいて、
一年を4等分(2至2分)にし、さらに、それぞれを6等分し、一年を計24等分にして、
それぞれに、「立春」「雨水」「啓蟄」・・・と、24の季節の名前をつけたものを云う。
春は、立春から立夏まで、夏は、立夏から立秋まで、秋は、立秋から立冬まで、冬は立冬から立春までとした。
さらに、この二十四節気を3つに分けたのが七十二候で、約5日ごとに変わる漢詩の様な名称に季節の機微を感じて
暮らして来たのだ。 これが、いわゆる旧暦(太陰太陽暦)である。
因みに、「気候」という言葉は、二十四節気の気と、七十二候の候からきたものらしい。
そんな事を、つらつらと書いているうちに、新横浜に到着する。
東京ー博多間、「飛行機にしたら?」て、よく言われるのだが、
「私はこの車窓から見る四季折々の景色が結構好きなのです。」p(^_^)q