柔道つながり ~からみつく大外刈~

柔道を通じてたくさんの人と出会い、成長できました。
柔道に興味のある人も、無い人も、コミュニケーションしましょう!

桜の季節までもう少し

2015年02月28日 | 柔道
3月2日に行われる卒業式に向けて、学校では色々と準備が進んでいます。

そんな中、今日の稽古には3年生の2人が稽古に参加。

ユウダイ(3年)とユーサク(3年)は、後輩たちを相手に汗を流していました。




この学年は、自分自身一年生から持ち上がりで三年生まで担任してきた学年です。

ユウダイが入学してきた一年生時、僕が担任でした。初めての自己紹介でまっすぐ前を向き、「柔道でオリンピックに出場したい」と目標を述べた時のことを、今でも鮮明に覚えています。

その後、彼は多くの苦労を重ねて沢山涙を流すことになり、オリンピックとは口にしなくなりました。
あの日のことを話すと恥ずかしがりますが、僕は一生忘れないでしょう(^_^)
大きな目標に向けて、目の前のハードルをひとつずつ飛び越えていって、大学で更に成長してもらいたいと思います。

初心を大切に。



ユーサクは、入学時は体の線が細く、練習でも散々に投げられ、自信の無い感じでした。自分の高一の頃と似ているなぁと思いながら、自信を持ってもらえるよう、あの手この手で関わってきました。
今思うと、僕の伝え方が荒っぽくて、彼に伝わり切らず、お互いに苦しい時期がありました。彼の優しすぎる性格に、苛立っていました。

光る物があるのに何故光らない?という焦りが、僕の中で強過ぎました。

僕に我慢が足りなかったと反省しています。

最後のインターハイ予選で勝ち進み、準決勝で名勝負を見せてくれました。
その頃から、彼の中で自信が付き、人間的にも成長したように感じます。



ということで、今日はこれまでの3年間を振り返りながら、稽古の風景を眺めていました。


卒業式まであと少し。


柔道とマラソン

2015年02月15日 | 柔道
先週のことです。

学校のマラソン大会が中止になり、その日を心待ちにしていたあっちゃん(2年)が寂しそうにしていたため、柔道部だけでマラソン大会をやろうという運びになりました。

部員たちは、朝練で週二回ランニングを行っています。
学校を出発してずっと北の方へ登って行き、上岩出神社という所で折り返して学校へ戻ってくる。

僕もかつては朝練で走っていた時期もありましたが、ここ数年は仕事の質が落ちるため(実際はへばって仕事中に眠くなる)、もう走らなくなっていました。

それでも、放課後には柔道着に着替えて稽古はしてるし、トレーニングもやれる分はやっている。生徒にはまだ負けないだろう。
そんな気持ちでした。



マラソン当日、1周2.2kmの外周コースを10周走るということでスタート。

序盤は足取り軽く、現役時代のテンポを思い出し、部員たちを抜いて、2番手につける。これはいけるな。。。と思っていたら大間違い。

5km辺りを過ぎた頃、失速を始め、古傷の足首がズキズキしだす。
僕がペースを落とすのと対照的に、部員たちはペースを上げて次々と僕を抜いていく。

その後の時間は、苦痛の時間。何度リタイアが僕の頭を掠めたことだろう(笑)

あっちゃんには2周差を付けられ、スローペースになりながら、泣きそうな顔で何とか2時間でゴール。足がちぎれそうな感覚に襲われ、自分の甘さを痛感しました。

あっちゃんのペースでフルマラソンの距離を走ると、ジャスト3時間。なかなかやるじゃないか(°_°)



・脚の筋力低下(使ってないので当たり前)

・お腹に無駄な脂肪(これが後で効いてくる)


この2点を強烈に感じました。

逆に、この1年間弱、ヒィヒィ言いながらもコツコツとトレーニングを重ねてきた1年生のシューゴ・寛ちゃんは、着実に体力を付けてきています。

柔道の体力もかなり付いてきました。



ホンマに身体は嘘をつかへんなぁ…

心からそう感じました。



柔道という競技は、相手に投げられたり抑え込まれたりしたら、その時点で負けです。
なかなか結果が出ず、自分の成長を感じられずにやる気を失ってしまう子を見かけます。おまけに稽古はかなりハードで怪我も多い。
そんなに苦しい時間を過ごしてきても、試合はたった3分で決着が付いてしまう。

マラソンのように、記録を更新して自分の努力の成果を確認できる機会が少ないように感じます。



だからこそ!

柔道という競技、勝った時の喜びは大きい。

逆にそう捉えても良いのではないでしょうか。


ということで!

テスト期間に突入し、練習はオフになりますが、


・柔道という競技で結果を残すためにはどんな要素が必要なのか?

・身体は嘘をつかない


ということを念頭に置きながら、短期集中の自主トレを各自行いながら、テスト勉強に励んでもらいたいと思います。

それでは(`_´)ゞ

和歌山工業へ

2015年02月11日 | 柔道
本日は和歌山工業へ出稽古に行かせてもらいました。

和歌山商業・桐蔭・松原先生(和歌山柔栄会)も参加し、非常に活気ある稽古になりました。

爽やかな若武者・井上先生の指導のもと、生徒たちが生き生きと稽古する姿が印象的でした☆



指導者にも様々なタイプや個性があり、指示や言葉の掛け方ひとつひとつにその人の価値観が現れるもんやなぁと感じます。


僕なんかは、技がキレない分どこで勝負しようかといつも考えてきましたが、いろいろ試してみて分かったことは、技がキレないもんは仕方ない!

ある時期までは、井上康生選手や野村忠宏選手に憧れてキレのある技を追い求めてきました。色んな先生の話を聞いて、打ち込みで試し、乱取りで試し、出稽古で試し…

自分なりに試行錯誤して見えてきたものは、どうやら出来ないもんは出来ないぞという悲しい現実。

努力で乗り越えられると信じてやってきた高校時代を否定するようで、どうしても認めたくなかったんですが、やはり越えられないハードルはあるようだと。

しかし、柔道の面白い所はそれだけで勝負が決まらないということ。

特に、組み手に関してかなり考えて色々とやってきた結果、組み負けてぶん投げられるという場面がかなり減ってきました。
他には、最後まで粘るスタミナや諦めない気持ち、寝技の使い方、試合の駆け引き…

そういった自分が勝負できる要素に引き込んで戦えば、意外と勝負できるという価値観で柔道を捉えています。
生徒には、だから面白いんだよって言ってます。



大学卒業後にまだまだ柔道をやりたくて、1年間フリーターを経験しました。その期間中、アルバイトを掛け持ちしながら、自分で考えてプランを立て、出稽古を繰り返し、トレーニングを行い、実業団でやらせてもらった事が、今になってとても役立っています。

スパンと投げることができる選手は、もちろんそこで勝負するべきです。

しかし、どうしても最初からそう出来ない選手は、違うアプローチから取り組んでもいいんじゃないか?そう考えます。
力が付いてくると、スパンと投げられるようになって来ます。

そうして成長した選手は、力が拮抗した試合に強い傾向にあります。非力で技が効かなかった頃に体で覚えた駆け引きが生きてきます。

もちろん最終的には、ホンモノの技を身に付ける事が理想です。
僕も今だに上手くなりたいと思いながら、高校生と稽古に励んでいます。



ということで、僕の生徒への声掛けはそうした価値観が現れてるなぁと感じた次第です。

色々気付いて、整理出来てきました。

いろんなタイプの生徒が、いろんなタイプの指導者に学び、どう育っていくんやろうなぁ~と考えさせられる時間になりました。

どうもありがとうございました(^_^)




午後は地元のコメダ珈琲でまったりします。大切な時間♨︎

豆菓子でございまぁ~す♪


マラソン→登山→トレーニング

2015年02月10日 | 柔道
火曜日・金曜日は川畑先生のウェイト道場に参加させてもらっています。

ラグビー部や他校の陸上部と共に、体力別にグループを作り、下のメニューをそれぞれ10回×5SET行います。

ハイクリーン→腹筋・背筋(プレート背負いながら)→スクワット→ベンチプレス


3月までは各競技の基礎体力を付けるという目的でこのトレーニングを行っているんですが、まぁキツい!

重量設定とフォームの正確さ、この2つが上手く出来る子にはセンスを感じます。
線の細かった1年生も、ここに来てややガッシリしてきたように見えます。


トレーニング後にすぐ着替えて、柔道の稽古。

4分×8本の短期集中。

ええ感じや!

このまま怪我無く3月の遠征まで頑張ってもらいたいと思います。



さて、この日曜日を振り返ると、和歌山県が誇る世界遺産・高野山へと登ってきました。

20㎞走った翌日でしたが、高校生たちもよく頑張り…というか、テニス部の女の子と歌いながら、楽しんで登っておりました。

想像以上にタフなヤツらです(>_袈裟掛石(けさがけいし)、弘法大師・空海が袈裟をかけて休んだという岩

町石(ちょういし)、山の麓から頂上まで等間隔に設置されている目印となる石

登り切った地点には大門(だいもん)がそびえる

あっちゃん(左・2年)と寛ちゃん(右・1年)

更に進み奥の院へ

一部マニアの間で大人気のゆるキャラ・こうやくん

この空間はやはり独特、不思議な場です


ということで、かなりハードな山登りでしたが、和歌山県に生まれた高校生達にとって貴重でかけがえのない経験になったことだろうと思います。

将来、外国の友人ができた子は、是非高野山を紹介してあげてください。密教文化の頂点が和歌山に存在するということを伝えてもらえたらな♪



ソフトテニス部・卓球部との合同イベント、無事に終わりほっとしています。お世話になった先生方にはとても感謝しています。

ありがとうございました!




あ~しんど!

が、最近の口癖になっていますが、まだまだへばることは出来ません。前に進んでいきます(^_^)

今日の1日

2015年02月07日 | 柔道
紀の川市で起きた小学生殺害事件の容疑者が捕まったというニュースが入り、少し安心しております。

僕が勤務する学校の向かいは岩出署という警察署がありますが、事件が起きた日からマスコミの方々が押しかけ、物凄い人だかりです。

何故あのような行動を起こしたのか理解できません。テレビの報道でも、かなり取り上げられていますね。

事件が起きて数時間で、マスコミ関係のたくさんの方が集まってきました。

日々、何気なくテレビで見ているニュースの中継映像は、このようにして作り上げられているのかと、何とも言えない気分になりました。

日本のどこかで凶悪な事件が起これば、そこに向かって取材・中継のために人が集まる。我々はそれを見て、世の中というものについての情報を得る。。。

早く落ち着いた雰囲気が戻ってきて欲しいと思います。



さて!

今日は学校行事のマラソン大会が中止となったので、柔道部のみで走ることにしました。

学校の外周コース(2.2㎞)を10周。

つまりその距離22㎞。

なかなかハードでしたが、あつひろ(2年)は1時間30分ピッタリでゴール。フルマラソンで考えると、3時間を切るタイムです。

1年生の二人が2位・3位となり、この1年弱で逞しくなったなぁと感じました。朝練で地道に走ってきた成果だと思います。二人共少し自信がついたはずです(^_^)

僕も最初はいいペースでしたが、5㎞を過ぎたところで徐々にペースが下がり始め、高校生に追い抜かれるという羽目に。
普段走ってないくせにええカッコできると思ってましたが、そんなに甘いものではありませんでした。10㎞を越えると、足が一気に重くなり、後は我慢だけで何とかゴール。

柔道のような対人競技と違い、マラソンは自分のタイムを短縮することで自分の成長を感じることができる。社会人の間でマラソンが爆発的に流行っている理由が何となく理解できました。



その後は柔道着なしで寝技スパーリング。

道着を掴めないので、自分の肘などをうまく使って相手の首や肩を極める必要があり、寝技の技術が身につくと考えられます。締め・関節のコツも身につきます。

皆、汗を掻きながら一生懸命やっていました。試合で決められるようになる事が目標。納得するまで何度も何度も反復していこう。

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