柔道つながり ~からみつく大外刈~

柔道を通じてたくさんの人と出会い、成長できました。
柔道に興味のある人も、無い人も、コミュニケーションしましょう!

我慢の価値

2023年01月09日 | 携帯から
ご無沙汰しております。

若かりし頃は、毎日のように発信していたこの『柔道つながり』ですが、肝心の繋がりも薄くなってしまい、今は不定期更新と化してしまいました。

柔道つながりが薄くなったこと自体が、「良いこと」なのか「悪いこと」なのかはわかりませんが、今の自分にとって自然な事のように感じています。

そして、ふとした時にその繋がりを思い出して、また繋がる瞬間にこそ、かけがえの無い価値があるように感じています。



さて、僕は目の前にいる現柔道部の高校生たちと我慢比べをしているように感じています。

今の時代に流行らないかもしれませんが、僕は柔道を通じて、彼らに「我慢すること」の価値を伝えたいなと思っています。

なぜならば、人が「想い」をもって、「行動」することで、「成長」を感じ、「結果」を出すまでには、それなりの時間が掛かるものなのです。
現代社会においては、そうした人の成長に掛かる時間の長さを軽視しがちで、すぐに目に見える結果を求めるように感じています。

10代半ばの高校生たちは、本当に多感です。

「自分は愛されてないのか」

「自分は周りからどう見られているのか」

「自分はどう生きていくべきなのか」

などなど、皆さんも青春時代に思い悩んだことがあるのではないでしょうか?

そんな時、目に見えやすい「結果」が出せたなら自己肯定感は高まりますが、人生はまだまだ長い(笑)
10代半ばで少し外見が良かったり、成績が良かったり、身体能力が高かったりすることで周りからチヤホヤされて勘違いしたり、またはその逆で周りから評価されずに拗ねてしまうのは勿体無い。

勿体なさすぎる!

という事で、現任校の柔道部では長期的視点からの幸せを見つけるため、「我慢」の価値を伝えていきたいと考えています。

人と会って挨拶をすること

道場を掃除してよい環境を整えること

稽古やトレーニングを継続して自信をつけること

などなど、昭和生まれの柔道経験者なら当たり前に身についてきたこうした教えは、下の世代になればなるほど廃れてきているように感じています。
社会のさまざまな要因があって現在に至ると思うのですが、自分は自分の信念を胸に秘めて現部員たちと過ごしていきたいと思います。

最後になりましたが、令和五年もどうぞよろしくお願いいたします。





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