柔道つながり ~からみつく大外刈~

柔道を通じてたくさんの人と出会い、成長できました。
柔道に興味のある人も、無い人も、コミュニケーションしましょう!

年度末でござる

2017年03月23日 | 世界史
ふとテレビをつけると、森友学園ばかりがずーっとニュースで取り上げられている。

かと思えば、豊洲移転問題が百条委員会で取り上げられ、ここ二日間は石原さんばかり。

かと思えば、今日は森友学園の籠池理事長の国会証人喚問ばかり。

視聴者の関心は移り変わるなぁと思いつつ、3月の終わりに向けて、机の周りを整理整頓しながら過ごしております。



職場では、1年間担当してきた世界史Bも各クラスで最後の授業を迎えております。

今年の反省は、分厚い教科書の範囲を終わらせることを目的になり過ぎて、無駄話が少なかったこと。

自分の高校時代を思い出すと、お勉強の話よりも先生の何気ない無駄話ばかりが蘇ってきて、あれって意外と深いこと言ってたんだなぁとか思ってしまう。

なので、僕の授業は基本的に無駄話15%に世界史85%くらいの割合で進めるのだけれど、今年は少し違いました。

年々、教科書の範囲を終わらせることが出来なくってきており、無駄話の割合を減らしてしまったのです。

お陰で教科書の範囲は進んだものの、世界史と関係のない脱線話をする余裕が無かったんです。



でも、思う。

本当に大切なことは、一見教科書とは関係のなさそうな自分の身の周りで感じたり、気付いたりしたこと。

それを世界史と繋げていく。

なので、もう少し無駄話を入れて、生徒とのやり取りを増やして行こうと思う今日この頃であります。



それでは!

第四回定期考査 です!

2014年11月30日 | 世界史
今日から始まりました。

3年生にとっては、これが高校最後の定期テスト。早いもんです。
1年生から一緒に持ち上がって、ずっと世界史の授業を持って、これがもう最後のテストなんです。

世界史という授業を通じて、何を伝えられたか?

毎年、自問自答してしまう。



「こんなこと覚えても、将来何の役にも立たへんやん?」


生徒からよく言われる言葉です。

確かに、重箱の隅をつつくような知識を問うマニアックな問題はあまり意味が無いです。しかし、歴史の大筋を理解して、今の世界にどう繋がっているのかを考えることは、大きな意味があります。

今の我々の生活は、海外との交流無しには成り立たないです。


イスラム教がどうして成立したのか?

原子爆弾が落とされたのはなぜ?

ヨーロッパの国が植民地をどのように支配した?


こうした事を知ろうとすることは大切だから、テレビではなかなか教えてくれないから、自分が色んな地域を旅して感じたことを伝えたいから、まだまだ授業を工夫していこうと思います。



テスト期間ということで、柔道部の練習はお休みですが、14日の試合に向けて各自ベストを尽くしていきましょう(^_^)


ローマ人の物語

2011年02月11日 | 世界史
最近、ハマっている本があって、暇があればその人の本を読んでいる。

塩野七海さんの『ローマ人の物語』シリーズである。

大学生の頃に図書館で借りてパラパラと読んだことはあったが、社会人になり、高校で世界史を教えるようになってから読んでみると、非常におもしろく、当時のローマ社会やローマ人の思想が、僕らにもよくわかるように著述してくれている。
また、著者の塩野さんは、血統が良く、才能・魅力に富んだ男性の代表格として、ローマ共和政最後の英雄・カエサルを挙げている。その書き方たるや、「ホンマにカエサルのことが好きやねんなぁ」と思わせてくれる内容である。

カエサルの思想・生き方・家族・環境などを調べ尽くした感がある。



ローマ共和政が全盛期の頃、日本はどんな時代であったか?

なんと、縄文時代なんです。

ローマでは、300人の元老院が中心となって国政を動かし、イタリア半島だけでなく、周辺の中東やスペインにまでその領地は広がっていた。
当時の元老院議員たちの言行録や胸像は今も多く残り、庶民たちも公衆浴場や水道、街道などの公共施設の恩恵を享受し、様々な出版物が刊行され、文化は成熟していた。

一方、日本では稲作もまだ伝わらず、狩猟・採集が主な生活手段であり、発掘された遺跡や土器などから当時の様子を読み取るしかないのです。もちろん、まだ文字は使用されていませんでした。



日本を貶めてるわけではないけれど、この差は何なんだ!?と思ってしまいますよね。

地理的な問題だけなのでしょうか?



とまぁ、本当に日本人の僕が悔しくなるくらい、ローマでは立派な社会が成立していました。

その社会の成熟ぶりに唸らされることもたくさんありますが、その点についてはまたの機会に。。。

“世界史つながり”始めます

2011年01月18日 | 世界史
よくジャージで校内をウロウロしている私、よく体育の教師に間違われることがあります。

残念ながら、体育の教師ではありません。
昔から球技のセンスというものが、僕にはからっきしないみたいです。長距離走はまだしも、短距離走はこれまたからっきし。

…と、僕の運動音痴自慢するのではなく、僕は昔から世界の歴史に興味があり、歴史関係の仕事をしたいと考えていました。中学校からは柔道に熱中し、自分の中では「柔道」と「歴史」がキーワードになってきました。



ということで、前置きが長くなりましたが、地理歴史の教師です。

現在は「世界史B」の授業をメインで担当しています。

世界史を教えてはいますが、はっきり言って知識に偏りがあることは否めません。

なので、最近は自分の弱点である分野を重点的に勉強しています。勉強すればするほど、新しい発見があり、嬉しい気持ちになります。完全に自己満足の世界ですが、その発見を授業なんかで発表した時、生徒もその発見で嬉しい気持ちになる(あくまで僕から見た感じですが)瞬間があります。
体育や芸術の授業みたいに、ヴィヴィッドに生き生きとはいきませんが、じわじわと生徒に伝えられることができるんじゃないかな~なんて、最近は思うようになってきました。高校生が大人になってから、「世界史B」の授業で習ったことはこういうことやったのか~って、のちのち感じてもらえるってことです。(そんなんないかな!?)

センター試験では配点も低く、軽視されがちな分野ですが、世界史を学ぶことでいろいろと見えてくることが多いはずです。



ということで、僕が世界史の勉強をしてきた中での発見を、これから不定期に書いていこうと思います。

拙い表現力なので、「???」となることもあるかもしれませんが、気長な心持ちで読んで頂けると嬉しいです。

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