柔道つながり ~からみつく大外刈~

柔道を通じてたくさんの人と出会い、成長できました。
柔道に興味のある人も、無い人も、コミュニケーションしましょう!

ねんどまーつ(令和3年度)

2022年03月26日 | 携帯から
気がつけば、2021年度(令和3年度)も残り数日ですね。

日本の学校は4月始まりですので、これから沢山の生徒が新しい年度に向けてのスタートを切る準備をしているはずです。

本日の稽古には、4月から大学生となる卒業したてホヤホヤの3人のOBと、大学卒業後にシンガポールで就職し、現在一時帰国している北山先輩が参加してくれました。





やはり人数が増えると、稽古の活気が変わりますね。普段は3人で工夫しながら稽古してる現役部員たちは、先輩方と稽古できることが嬉しくて仕方ない様子でした。












やはり柔道はいい。

私ももはや不惑の歳(40歳)となりましたが、孔子の言う通り、「四十にして惑わず」という心境が少しわかるような気がします。
もはや人生において引き返せない(取り戻せない)年齢にまで達した今、迷うことなく自分の進みたい道を歩んでいくのみ、という感覚があります。

人に何を言われようが、「好きなものは好き」と言えるようになってきた自分がいます。一種の開き直りかもしれませんが。笑

10代・20代の若者と組み合って、本気でぶつかり合えることに幸せを感じます。また、彼らがそれぞれの道でそれぞれの才能を発揮し、輝ける助けになれていたなら、それ幸いです。

柔道つながりは続くんですね。

それでは、新年度に向けて皆様大変でしょうが、ベストを尽くして進んでいきましょう!

令和3年度卒業式

2022年03月01日 | 携帯から
本日は卒業式でした。

柔道部からは3人の生徒が卒業しました。式の後には、ささやかなセレモニーを行い、後輩から卒業生へ、卒業生から後輩へ言葉を送ってもらいました。

花束を贈呈

部員がゼロになり柔道部が廃部寸前だったのが、この3人が入部してくれたことで、大きく変わりました。
彼らが考えた「協力・全力・努力」をスローガンに、楽しんで強くなるということを意識してやってきました。コロナ禍の中でも、地道なトレーニングを一生懸命やってきました。

この3人で団体戦に出場し、近畿大会に出場。個人戦では、ヤマトが県大会や近畿大会で入賞できたり、ソウタが無段の部で優勝したり、怪我で悩んでいた幸太郎が凄い試合を見せてくれたり…

柔道だけではなく、いろんな事にチャレンジ出来ました。月に1冊本を読む読書の取り組み、登山トレーニング、ウェイト部の川畑先生によるトレーニング、オーストラリアから来た留学生のサムやイヴァルさん(岩出市在住のスウェーデン人格闘家)との稽古、高校・大学への出稽古などなど。

部活動を通じて、彼らから人としての成長や学びを感じさせてもらいました。

後輩たちにも、3人の魂は受け継がれてるはず。次は君たちの番やね!


柔道着ありがとう!
大切にします。

みんなと過ごした時間は本当に楽しかった。家族と柔道つながりを大切に、これからも健康に頑張っていこな。

ありがとうございました!

年の暮れ(2021年)

2021年12月18日 | 携帯から
ご無沙汰しています。
先月の新人戦結果以来のブログとなります。

気がつけば、もう12月となり、寒さが一気に増してきましたね。

柔道部の3年生はそれぞれの進路に向けて勉強に励んでおります。(ベストを尽くせ〜!)そして、1年生の3人はコロナ禍の中ですが、日々前向きに稽古に取り組んでいます。
最近は3人とも力強くなってきており、体つきや考え方・行動もかなりしっかりしてきたなぁと、オジサンは細い目をさらに細めて、ニヤニヤとしております。

さて、本日の稽古には、OBである榊(さかき)先輩と北田先輩が参加してくれ、丁寧に指導してくださいました。

おそらくこの一年坊たちにとって、本校卒業生の先輩が道着に着替え、稽古し、ここまで真剣に対話してくれるとは予想もしていなかったでしょう。
柔道が強い・うまいだけじゃなく、人として何かハッとさせられるモノを感じさせてくれる、気付かせてくれる人たちなんです。

そうなんです。

そういうことができる人たちなんです。










高校生が社会人に稽古をつけてもらい、疑問をぶつけ、それに対して答えを返してもらう。
そこから感じた何かを自分の中に落とし込んで、成長して強くなり、やがては世のため人のために。

この道場で一緒に過ごした日々は、本当に貴重な財産だと思います。

・僕よりも大人で、周りへの尊敬と気遣いを忘れない男・やっさん(榊先輩)

・どこまでも純粋で、無骨で、底抜けに可愛く優しい男・ユーダイ(北田先輩)

かつてこのブログで高校生だった彼らも、気がつけば魅力的な社会人。
オジサンの目は垂れて白目がもはや見えないほどになっていたことだろうと思います。笑







高校生たちは、最高の経験をすることができました。そして、柔道つながりを感じられる機会となりましたね!

先輩たち、どうもありがとうございました。

年内は大掃除をして、29日が稽古納めとなります。機会があれば、どなたでもお気軽に稽古は参加してください。

令和3年度(2021年度)和歌山県高校柔道新人大会

2021年11月14日 | 携帯から
表記大会が白浜町立体育館で行われました。

本校は男子部員3名のため、5人制勝ち抜き戦であるこの大会にギリギリ出場可能です。

男子団体戦の出場校は8校です。
柔道人口の減少に伴い、年々エントリーは少なくなってきており、規模は小さくなってきています。
近畿大会へは6校が出場できることもあり、何とかそこに入れるようにと言うのが目標でした。

【予選リーグ】
和歌山北 4人残しで敗退
箕島 4人残しで敗退
近大和歌山 1人残しで勝利

予選リーグ第3位で、近畿大会決定戦へ

【近畿大会決定戦】
桐蔭 5人残しで勝利

☆近畿大会出場

男子団体戦・女子団体戦共に、優勝は箕島高校でした。




個人戦では3人が出場。

60kg級でせい(1年)が第3位に入賞し、近畿大会出場となりました。


3人という少人数ではありますが、3年生の先輩同様、自分達でよく工夫して、本番に臨めたことが秀でていたなと感じました。

これで年内の出場大会はおしまいです。

この冬は、柔道はもちろん、多くの幅広い経験・勉強・読書に励んで、学んでいってもらいたいと思います。

どうもありがとうございました。



2021年 秋

2021年10月24日 | 携帯から
8月に更新して以来、2ヶ月が経ちました。

ようやくコロナも落ち着いてきて、柔道部の稽古も乱取りが始まりました。

3年生が引退した今、部員は1年生が3人のみですが、本当によく考え、よく頑張っています。

昨日は、和歌山工業へ出稽古に行かせてもらいました。他校の生徒と組み合う緊張感、素晴らしいですね。
僕も他校の高校生や中学生と久々に乱取りできて、とても嬉しい気持ちになりました。
どうもありがとうございました。

3人で頑張ってきた部員たちにとっても、貴重な経験となりました。



僕は中学校で柔道を始め、魅せられ、この歳まで続けてきましたが、やはり柔道は楽しいです。
たくさん怪我をして、手術・入院も多く経験しましたが、やれる範囲で続けていきたいですね。

沢山の柔道家の方が、歳を重ねても柔道着に着替えて、嬉しそうな表情で汗を流します。
うまく言語化はできませんが、そこには大きな魅力があるからだと思います。

その魅力をどう引き出して、どう伝えていくのか…

部員たちと共に、試行錯誤していきたいと思います。



週に一度は道衣を着ずにトレーニングのみの日を設けています。
3人ともかなり良い動きになってきましたよ〜


柔道部の現状

2021年08月28日 | 携帯から
ご無沙汰しています。

夏はあっという間に過ぎまして…

令和3年の8月も終わろうとしております。


一時期はかなり落ち着きを取り戻してきたと感じていましたが、この夏には第5波と呼ばれる波が来てしまい、コロナの感染拡大が止まる気配はありません。

医療専門家でもない一教員の僕が、何を見て状況判断しているのかというと、「数字」です。
その数字が日に日に増え、更に新型のデルタ株というやつは、飛沫感染より強い空気感染の可能性もあるという内容の記事も見られるようになりました。

明らかにこれまでの第4波までとは違う数字が出ており、自分なりに色々と考えた上で部員に以下のような提案をしました。

・柔道着を着ずに身体接触なし、マスク着用での短時間でのトレーニング(いわゆる段階1のメニュー)を実施

or

・家庭内での個別トレーニングとし、休部する(個別にマスク着用の上、道場でトレーニングすることは可)

現状を説明して、3人の部員で話し合って結論を出してもらいました。
その結果、第二案の休部を選択するという回答でした。

正直、彼らが結論を導き出すまでに、どんなプロセスをたどったか、どこまで考えを深めたのかを知りたかったのですが、そこは聞きませんでした。3人で出した結論を尊重したかったし、今の数字から判断すると妥当な判断でもあると考えたからです。

ということで、先週末から柔道部は自主休部ということにしております。

卒業生の先輩や外部の社会人柔道家の方から、夏休みに稽古に来たいという連絡がありましたが、残念ながらお断りせざるを得ませんでした。
本当に残念ですが、第5波の波が落ち着いた暁には、高校生たちに胸を貸してあげて欲しいと思います。


そんな状況ではありますが、今日の朝はセイ(1年生・主将)がトレーニングするということで、久々に道場で顔を合わせて来ました。




元気そうで何より!

制限のある中でも、目標を適切に設定してモチベーションをうまく維持さえすれば、自分で考えたトレーニングで成長に繋げることは必ずできる!と彼に伝えました。

まずは、腕立て50回・四股50回は軽くこなせるようにしましょうね。
それに加えて、心拍数を上げる運動、握る力が落ちないよう前腕の筋肉を高回数で疲れさせる運動を!



僕も室内トレーニングに励んで、肉体改造を成功させ、柔道部の活動再開時にはすぐに乱取りできるように準備しておきたいと思います。
(懸垂用スタンド購入!)

令和3年度・和歌山県高校総体を終えて

2021年06月25日 | 携帯から
6月19日(土)、20日(日)と白浜町立総合体育館で表記大会が行われました。

コロナ禍のため、予定日を2週間遅らせて実施した本大会ですが、大きなトラブルも無く実施できたことは本当に関係者の皆様のお陰です。
このような情勢下で、高校生の大会が出来たことを感謝します。

さて、土曜日は団体戦。

3年生3人・1年生3人の本校ですが、6人でよく考えて取り組んできてくれました。

【男子団体戦】
・予選リーグ
那賀 0-4 箕島
那賀 ○2-2 近大附属和歌山
・決勝トーナメント
那賀 1-4 和歌山北

決勝トーナメントへ進むことはできましたが、和歌山北に敗れてベスト8に終わりました。

近大戦では、ソウタ(3年)が練習してきた内股で一本勝ちしてくれたことが大きかったですし、嬉しかったです。

1年生も高校初めての試合にも関わらず、力を出し切ってる姿が印象的でした。


○男子団体戦結果

優勝 初芝橋本
準優勝 箕島
第3位 和歌山北
第3位 和歌山工業


【男子個人戦】

5名が出場しました。

90kg級のヤマト(3年)が安定感ある試合で決勝戦まで進出しました。
決勝戦でもゴールデンスコアに突入して緊張感ある闘いをしてくれましたが、寝技で押さえ込まれて一本負けでした。

本当に素晴らしい試合を見せてくれました。


三年生の子たちは、3人という少ない部員、少ない練習時間の中で、練習メニューも自分たちで考えて協力し、この日まで頑張ってきてくれました。
それぞれが柔道を通じて、ここまで高め合える姿を見せてもらえて、本当に感謝しています。
4月から一年生の3人が入部してくれ、雰囲気も賑やかになりました。
彼らも先輩の立ち振る舞いから学んだことを生かしていってくれるはずです。


本当にありがとう!

しばらく休んで、また前へ進み出しましょう。

私も膝治して、みんなと共にがんびだ〜!(『柔道部物語』より引用)

理想の柔道部

2021年06月06日 | 携帯から
こんにちは。

ご無沙汰しています!

現在、コロナ禍の中ではありますが、3年生3名と1年生3名の計6名の部員で、「全力・協力・努力」「一心不乱」をスローガンに、制限ありの活動をしております。
6月19日(土)〜20日(日)に延期された高校総体があるので、それに向けて稽古に励んでおります。

数年前までは朝トレーニングを実施していましたが、これは廃止しました。
授業に集中できなかったり、放課後の稽古に疲労が残って全力が出しきれない印象もありました。

また、稽古のメニューは、基本的に3年生部員が合議して決めます。私の目から見て、何かメニューを加えたり、削った方がいいなと判断した場合や、新しい技術練習に変更したりは時々ありますが、基本的に彼らの決めた内容で行っています。

自主性を尊重する

と言うと、格好良く聞こえるかもしれませんが、実際にやってみると、メリットが沢山あることに気付いて、もう1年以上はこの方針で行っています。

私の考える最大のメリットは、自分たちで決めた内容なので、自分たちの取り組みに責任感を持つようになることです。
また、自分やメンバーのコンディション・体力・技量を総合的に考えた上で、メニューを決めるという思考プロセスが見られるようになりました。

柔道から離れても、このようなメソッドは応用できると思うので、大きな意味があると考えています。

人生においては、全てが望み通りに叶うことは滅多にありませんが、チームで協力し、試行錯誤して、同じ目標に向かって高め合って結果に繋げるという経験を、高校柔道で彼らにしてもらいたいな〜なんて考えています。

まぁ、6人という少人数ならではのやり方なのかもしれません。

さぁ、世界選手権見て、明日からまた頑張ろうか。





嬉しい報告

2021年04月16日 | 携帯から
ご無沙汰しておりました。

このコロナ禍の中、どこの部活動も同じだと思うのですが、対策を講じながら、試行錯誤しながら、2020年(令和3年)度を無事に終えることができました。

たった3人しかいない柔道部ではありますが、限られた時間・制限された活動の中、自分たちで稽古メニューを決め、3人で近畿大会の団体戦に出場、1名が個人戦で第3位に入賞できたことは、彼らにとって大きな自信になったのではないでしょうか。
そして何より、僕自身が彼らの取り組みや活動、そしてその結果を出せたことに対して、深い学びを得ることができました。

「生徒を黙って見守り、最後まで信じる」ということを学ばせてもらいました。その逆の事をしてきた自分を思い返し、本当に反省の気持ちで一杯です。



閑話休題、

一個人が強い想いを持ち、何らかの活動において仲間(Team)と目標(Goal)を共有し、協調(Cooperation)して大きな仕事を成し遂げる(Accomplishment)という過程は本当に大切だと考えます。

彼ら三人は、柔道部という括りでそのプロセスを体現してくれました。この学びは、大学生や社会人になっても、必ず通用するものであると信じています。


さて…

そんな那賀高校柔道部なのですが、問題は彼らの下級生がいないということでした。
つまり、彼らの柔道部において取り組んできた成長のノウハウやスピリッツを継承する生徒がいない。
ひいては、柔道部顧問としての私の立場も消えてしまう。

まさしく瀬戸際に立たされた状態でしたが、非常に嬉しいことに、今年入学した新一年生が3人も入部したいと稽古に参加してくれました。

先輩3人も、私も、ホクホク顔で目を細めております。

柔道部の活動は、今後の情勢に応じて休止や制限がかかる可能性もありますが、限られた条件の中でも、ベストを尽くしていきたいと思います。

全国各地・様々な分野で活躍しておられるOB・OGの皆さんに、良いニュースを届けられるよう、6人の柔道部でまた取り組んでいきたいと思います。

第62回 近畿高等学校柔道新人大会(個人試合)

2021年01月24日 | 携帯から
2021年1月23日(土)、表記大会がウインク武道館(旧兵庫県立武道館)で実施されました。

感染対策を徹底的に実施した上での開催です。
我々もホテルは個室、食事もテイクアウト、感染対策に気をつけて本番に臨みました。

本校より90kg級で出場したヤマト(2年)が、1回戦シード、2回戦をGS・優勢勝ち、3回戦をGS・一本勝ちで準決勝まで進出し、第3位に入賞しました。
本校の近畿大会・男子入賞は、12年ぶりです。

準決勝は、兵庫県の片山選手(報徳学園)に一本負けでしたが、それまでの試合はこれまで稽古でしてきたことを徹底できました。
3人という少ない部員の中で、稽古時間も短く、クラブの休みもかなり取りました。そうした環境下でも、3人が協力して考えてここまでやれた事は、ヤマトはじめ3人の部員にとって大きな自信になったのではないでしょうか。
私自身も大変学びの大きい機会となりました。

おめでとう。








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