ご無沙汰しておりました。
このコロナ禍の中、どこの部活動も同じだと思うのですが、対策を講じながら、試行錯誤しながら、2020年(令和3年)度を無事に終えることができました。
たった3人しかいない柔道部ではありますが、限られた時間・制限された活動の中、自分たちで稽古メニューを決め、3人で近畿大会の団体戦に出場、1名が個人戦で第3位に入賞できたことは、彼らにとって大きな自信になったのではないでしょうか。
そして何より、僕自身が彼らの取り組みや活動、そしてその結果を出せたことに対して、深い学びを得ることができました。
「生徒を黙って見守り、最後まで信じる」ということを学ばせてもらいました。その逆の事をしてきた自分を思い返し、本当に反省の気持ちで一杯です。
閑話休題、
一個人が強い想いを持ち、何らかの活動において仲間(Team)と目標(Goal)を共有し、協調(Cooperation)して大きな仕事を成し遂げる(Accomplishment)という過程は本当に大切だと考えます。
彼ら三人は、柔道部という括りでそのプロセスを体現してくれました。この学びは、大学生や社会人になっても、必ず通用するものであると信じています。
さて…
そんな那賀高校柔道部なのですが、問題は彼らの下級生がいないということでした。
つまり、彼らの柔道部において取り組んできた成長のノウハウやスピリッツを継承する生徒がいない。
ひいては、柔道部顧問としての私の立場も消えてしまう。
まさしく瀬戸際に立たされた状態でしたが、非常に嬉しいことに、今年入学した新一年生が3人も入部したいと稽古に参加してくれました。
先輩3人も、私も、ホクホク顔で目を細めております。
柔道部の活動は、今後の情勢に応じて休止や制限がかかる可能性もありますが、限られた条件の中でも、ベストを尽くしていきたいと思います。
全国各地・様々な分野で活躍しておられるOB・OGの皆さんに、良いニュースを届けられるよう、6人の柔道部でまた取り組んでいきたいと思います。