映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『甘い生活』

2012年02月27日 | Weblog
よい

フェデリコ・フェリーニ 監督
マルチェロ・マストロヤンニ、アニタ・エクバーグ、アヌーク・エーメ、バーバラ・スティール、ナディア・グレイ、ラウラ・ベッティ 出演

作家志望の夢破れて、今はしがないゴシップ記者のマルチェロは豪華なナイトクラブで富豪の娘マッダレーナ(A・エーメ)と出会い、安ホテルで一夜を明かす。ハリウッドのグラマー女優(A・エクバーグ)を取材すれば、野外で狂騒し、トレビの泉で戯れる。乱痴気と頽廃に支配された街ローマ。同棲中のエンマは彼の言動を嘆く。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1154





圧倒された。

全体的なストーリーはあまりなく、こういうエピソードがあった……という羅列なのだがそれぞれが味わい深く、エンディングがこれまた見事であった。

冒頭の宙吊りになったキリスト像からサメかエイっぽい魚、声が届かない食堂の少女まで、狂乱、残酷性、人生のつらさ・重さみなどがしっかり描かれていた。

長すぎるのは苦手なのだが、これはよかった。

『トップ・ハット』

2012年02月25日 | Weblog
よい

マーク・サンドリッチ 監督
フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャース、エドワード・エヴェレット・ホートン、H・ブロデリック、ルシル・ボール 出演

ロンドンに招かれたアメリカのダンス・スター、ジェリーが興業主ホーレスと共に滞在中のホテルに、ヴェニスで過ごすホーレスの妻マッジから、週末に彼に紹介したい女性がある旨の連絡が入る。気をよくした彼は部屋で一踊り。これがハメを外しすぎで、下の部屋に住むアメリカ娘のデールから苦情が……。





ダンス・音楽・ラブコメのすべての要素がすばらしく、なおかつ99分という完成度がかなり高い作品。

これは落ち込んだときなどに元気をとりもどすのにいい。

冒頭のサッカレークラブというのは小説家のサッカレーと関係があるのかどうかわからない。また、わたしが観たDVDだとそれを小説家クラブと訳しているが。それが適当なのかどうかも不明。

『チェイサー』

2012年02月23日 | Weblog
よい

ナ・ホンジン 監督
キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソ・ヨンヒ、チョン・インギ、パク・ヒョジュ、キム・ユジョン、ク・ヌボン 出演

デリヘルを経営している元刑事のジュンホは、店の女の子たちが相次いで失踪する事態に見舞われていた。やがて最後に会ったと思われる客の電話番号が同じ事に気づくジュンホ。そして、その番号は直前に送り出したデリヘル嬢ミジンの客とも一致していた。ほどなくミジンとの連絡が取れなくなり、心配したジュンホはミジンの行方を追う。すると、通りで不審な男と遭遇する。そして、男が問題の電話番号の持ち主であることを突き止めたジュンホは、格闘の末に男を捕縛、2人はそのまま駆けつけた警官に連行されていくのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=333017





悪い意味でタイミングがよすぎる! 間が悪いということではなく、偶然が重なって悪い方向へどんどん進んでいきすぎる。

主人公が走る、走る、走る! その迫力と比して犯人のやる気のなさが際立つ。
根源的な性格が自分が死んでもいいから犯罪を繰り返したいのか、自分は死なずに犯罪を繰り返したいのかがわかりにくい。法律や警察の雰囲気も含めてお国柄が伝わらないのだが、ふつう携帯くらいいちど犯罪をやってしまったら交換するものではないか?

うまいと思ったのが、こどもが母親の状況を理解するところ(写真の泣いているところあたり)。うるさいのがおとなのほうで、こどもの音声をカットしているのもうまい。

『狂気の行方』

2012年02月21日 | Weblog
よい

ヴェルナー・ヘルツォーク 監督
マイケル・シャノン、ウィレム・デフォー、クロエ・セヴィニー、ウド・キア、マイケル・ペーニャ、グレイス・ザブリスキー、ブラッド・ドゥーリフ 出演

アメリカのサンディエゴで若い男が女性を殺し、人質をとり立てこもったという知らせを受けたハヴェンハースト刑事は、すぐに現場に向かう。男は実の母親を殺したようだったが、誰を人質にしているのかまったくわからなかった。
ほどなく男の婚約者イングリッドも現場に駆け付け、ハヴェンハーストと一緒に説得を試みる。現場にはSWATが到着し、物々しい雰囲気になってくる。
ストーリーはアマゾンより
http://amzn.to/nfgk1x



デヴィッド・リンチ製作総指揮で、グレイス・ザブリスキー(インランド・エンパイア)が出ていて、もうこれは……。

最近のリンチの作品が長すぎて複雑すぎてついていくのがつらい……、という人にはオススメです!

まず短い(91分)! 話はヘンだけど、まあひとり異常者がいると考えればそれほどでもない。

おそらく低予算であろうが、こういうことがあった……といいながら回想シーンで別のロケ地で好き勝手なことをやるという工夫がいい。

シリアスだと身構えずに観ると、笑えるところもたくさんある。

『ロンドン・ブルバード』

2012年02月21日 | Weblog
よい

ウィリアム・モナハン 監督・脚本
コリン・ファレル、キーラ・ナイトレイ、デヴィッド・シューリス、アンナ・フリエル、ベン・チャップリン、レイ・ウィンストン 出演

3年の刑期を終え出所したミッチェルはギャングの世界から足を洗うと決意するが、簡単にはしがらみを断ち切れずにいた。そんな時、ひょんなことから裏社会とは無縁の職にありつく。それは、若くして引退した今も悪質なパパラッチに悩まされ続ける元トップ女優シャーロットのボディガードというものだった。ところがギャングのボス、ギャントがミッチェルを気に入り、仲間に引き込もうと誘いをかけてくる。ミッチェルがきっぱりと断ると、今度は彼の周辺に累が及び始めてしまい……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=340963



映画館で観た。

原作が『サンセット大通り』を下敷きにした物語だというのでどんなものかと観に行ったが、その点ではたいしたことはなかった。あの異常性を期待するのであれば、デヴィッド・リンチの作品のほうがいい。引退した女優というあたりとなにをしているのかよくわからない謎のプロデユーサーが似ているくらいだ。

しかし、そこを気にしなくても、イギリス映画っぽい乾いた映像美、テンポのよさ(後半よすぎてちょっと困ったが)、展開のはやさが楽しめる。長さもちょうどいい(104分)。

記憶のすれ違いの表現はいらなかったのではないか。

エンディングの住居侵入あたりからが簡単すぎる(笑)。

『26世紀青年』

2012年02月20日 | Weblog
ふつう

マイク・ジャッジ 監督
ルーク・ウィルソン、マーヤ・ルドルフ、ダックス・シェパード、テリー・アラン・クルーズ、アンソニー・“シトリック”・カンポス 出演

アメリカ国防総省は、極秘で人間による冬眠プログラムを進めていた。そして被験者には、典型的なアメリカ人である兵卒のジョー・バウアーズと、売春婦のリタが選ばれた。1年間という設定で実験は開始された。しかし、責任者が不在となり、ジョーたちは忘れ去られた存在となってしまう。やがて、2人が目覚めた時には、何と500年が経過していた。しかし、未来の世界は、国民の民度が著しく低下しており、環境破壊も歯止めが効かず、全てが堕落しているという体たらく。そうした中、最も優秀でマトモな人間のジョーが国務長官に任命され、様々な問題を一手に引き受けるハメに。ジョーはタイムマシンを使って過去に戻り、未然に対策を講ずるしかないと判断するのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=332382



序盤おもしろいのだが、未来に行ってからがピリッとしない。

未来がバカばっかりになってしまったために、過去のふつうの人間が相対的に優秀になってしまうのであればそれをもっと笑いにしてほしかった。

なにかとアップグレードが来た! と騒ぐのはおかしい。

やむを得ないかもしれないが、シモネタが多い。

『ディーバ』

2012年02月14日 | Weblog
よい

ジャン=ジャック・ベネックス 監督
ウィルヘルメニア・フェルナンデス、フレデリック・アンドレイ、リシャール・ボーランジェ、チュイ・アン・リュー、アニー・ロマン 出演

音楽を熱烈に愛する郵便配達夫の青年ジュールは、神秘的な歌声を持つディーバ=女神と出会い、彼女のアリアを盗み録りする。そんな中、彼のモビレッタ(原付自転車)に売春組織の内幕を暴露した告白テープが隠された事から、存在しない筈のディーバのテープ、地下組織の秘密が録音されたテープという2本のテープを巡って、彼はパリの町を逃げ、やがて迷路に迷い込んでゆく……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14993



平凡な監督ならば二流のサスペンスで終わらせたかもしれない原作を、サスペンスと恋愛とユーモアと映像美で見事に仕上げた作品。

翻訳された原作もむかし読んでいて、たしかあのベトナム人の女の子と謎の男(波を止める男)が主人公でいろいろな事件に関わる三部作のひとつが本作『ディーバ』であったはずである。

最後の廃工場っぽいところでのやりとりは、いくらなんでも都合がよすぎる。

『わが街セントルイス』

2012年02月10日 | Weblog
よい

スティーブン・ソダーバーグ 監督
カレン・アレン、ジェローン・クラッベ、エリザベス・マクガバン、スポルディング・グレイ、リサ・アイクホーン、ジェシー・ブラッドフォード、ローリン・ヒル、エイドリアン・ブロディ、キャサリン・ハイグル 出演

不況時代の1933年、セントルイス。母は療養所、父はセールスの仕事で他州を渡り歩き、弟は親戚に預けられ、1人残されてホテルに住んでいる12歳の少年は、家賃が払えず追い出される隣人たちを見つつ、必死に生きていく。
ストーリーは映画.comより
http://eiga.com/movie/33288/



どうにかこうにか生きていく少年の話だが、その周囲の描写がすばらしい。

たとえばこの写真のエレベーター・ガールとの会話、病気の少女との会話(自分も住んでいるこのエンパイア・ホテルから出たほうがいいと言うのだ!)、療養中の母に何も言わないところなど……。

映像がビデオっぽいテラテラしたところがあるのはちょっと苦手だ。

『マイティ・ソー』

2012年02月08日 | Weblog
よい

ケネス・ブラナー 監督
クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、トム・ヒドルストン、ステラン・スカルスガルド、コルム・フィオール、レイ・スティーヴンソン、イドリス・エルバ、カット・デニングス、浅野忠信、ジェイミー・アレクサンダー 出演

神の世界“アスガルド”で最強の戦士ソー。しかし、強すぎるあまり、その傲慢さゆえに無用な争いを引き起こし、ついには神々の王である父オーディンの怒りを買ってしまう。そして、王位継承権を剥奪されたうえ、最強の武器“ムジョルニア”も奪われ、地球に追放されてしまう。しかし、そこで出会った天文学者のジェーンによって少しずつ分別と他者への思いやりを身につけていくソー。一方アスガルドでは、ソーの弟ロキによって恐るべき陰謀が企てられ、父オーディンの身に危機が迫る。さらにロキは、力を失ったソーにも最強の刺客を送り込もうとしていた。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338677



シリーズ物の導入としては、かなりいいデキではないだろうか。

冒頭30分の暗すぎて何をしているのかわからずにイライラするというのも、ひとつはちゃんとした理由があったし……。どういうふうにぶつかったのか見落としたと思って、おもわずまきもどして観てしまった。

ナタリー・ポートマンよりもカット・デニングスのほうが魅力的なのも(特に序盤)よかった。

ロキの扱いが一方的な邪悪さではなくて、迷いを含んだような揺れている性格というのもよかった。

『ヒア アフター』

2012年02月07日 | Weblog
よい

クリント・イーストウッド 監督・音楽
マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス、フランキー・マクラレン、ジョージ・マクラレン、ジェイ・モーア、ブライス・ダラス・ハワード、マルト・ケラー、ティエリー・ヌーヴィック 出演

パリのジャーナリスト、マリーは、恋人と東南アジアでのバカンスを楽しんでいた。だがそのさなか、津波に襲われ、九死に一生を得る。それ以来、死の淵を彷徨っていた時に見た不思議な光景(ビジョン)が忘れられないマリーは、そのビジョンが何たるかを追究しようと独自に調査を始めるのだった。サンフランシスコ。かつて霊能者として活躍したジョージ。今では自らその能力と距離を置き、工場で働いていた。しかし、好意を寄せていた女性との間に図らずも霊能力が介在してしまい、2人は離ればなれに。ロンドンに暮らす双子の少年ジェイソンとマーカス。ある日、突然の交通事故で兄ジェイソンがこの世を去ってしまう。もう一度兄と話したいと願うマーカスは霊能者を訪ね歩き、やがてジョージの古いウェブサイトに行き着く。そんな中、それぞれの事情でロンドンにやって来るジョージとマリー。こうして、3人の人生は引き寄せ合うように交錯していくこととなるが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=337959



この作品は東日本大震災と公開時期が重なったために、公開期間が縮小されたはずである。

被災者のみなさんを傷つけることをおそれるあまりに、間違った方向へいかないことを望む。

本作には冒頭に津波のシーンがある。それがいやだと感じる人もいるだろう。だったら、そのことを映画館の入り口に貼って、いやな人には観ない自由を、それでも観たい人には観る自由を与えればいいと思う。特に、本作は地震や津波がメインの内容ではないし、最後まで観れば「よかったね」でおわりそうなまじめな作品なのだ。

んで、ここからが感想。

ふつうよりギリギリ上(笑)。

周囲に理解されずに苦労してきた人間が最後に救われたり、理解者ができたりするというのはけっこうよくあるパターン。それを手堅くまとめあげるのがイーストウッドの手腕である。ディケンズ好きのキャラクター設定も悪くない。また、インチキ霊能者も出してきて、こういうものの危険性までも描いているのはバランスどりもうまい。

しかし、じゃあ特におもしろいところ、特に魅力的なところがどこなのかというと、返答に詰まるし人それぞれでバラバラになってしまいそうなのだ。、

『アンダルシアの犬』

2012年02月05日 | Weblog
よい

ルイス・ブニュエル 監督・制作
ピエール・バチェフ、シモーヌ・マルイユ、ハイメ・ミラビエス、サルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル 出演

ストーリはたぶんない(笑)。





淀川さんの解説つきのDVDで観た。ちゃんと観たのはたぶんはじめて。
音楽がけっこう邪魔に感じたが、オリジナルにもついているのかどうかは不明。

脚本がルイス・ブニュエルとサルバドール・ダリというのもすごい。解説にもあったが、おそらく文学にはできないものを目指したのではないかと思われる。映像だけに可能な表現内容を意識したのだろう。

ストーリーはないと言ったがつながりがわかりにくいだけで、その場その場のショートストーリー的な雰囲気、文学的な味わいというものはある。

長さが15分強というのが、自分をわかっていてとてもよい。こんなのを2時間はちょっときついだろう。

『レイス・オブ・ヘブン -天のろくろ-』

2012年02月02日 | Weblog
ふつう

フィリップ・ハース 監督
ジェームズ・カーン、ルーカス・ハース、リサ・ボネ、デヴィッド・ストラザーン、シーラ・マッカーシー 出演

ある大きな悩みを抱えるジョージ・オアは、ドラッグに溺れていた。その悩みとは、毎夜のように見る「夢」。彼の夢には、自分の意志と関係なく、現実を変えてしまう力があるのだった。ある日、彼に相談を持ちかけられたセラピストは、彼を利用しようと企む。
ストーリーはDMM.comより
http://www.dmm.com/rental/-/detail/=/cid=n_696redv00600/



アーシュラ・K・ル=グウィンの原作らしいが、あまりおもしろくはなかった。
テレビムービーらしい。

映画評論家の町山智浩さんが『インセプション』などで使われた概念、<無限退行>がここでも使われている。
どこからが現実でどこからが夢なのかの判断がつきにくいのだ。

その悪夢的な怖さというのはちょっと出ているが、なぜ自分で夢をコントロールしないのか? という不満は残る。それさえできればかなりウハウハな生活になるはずなのに……(笑)。主人公は基本的に落ち込んでいるだけで、特に積極的な行動をとらない。

『ソリタリー・マン』

2012年02月01日 | Weblog
よい

ブライアン・コッペルマン 監督・脚本
マイケル・ダグラス、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェナ・フィッシャー、ジェシー・アイゼンバーグ、イモージェン・プーツ、スーザン・サランドン 出演

ニューヨークに暮らすベンは、かつて自動車ディーラーとして大成功したものの、事業に行き詰まり、低迷の日々。生来の女好きがたたって、愛する妻ナンシーとも離婚するハメに。それでも家族とはそれなりに良好な関係を保っているベン。そんな彼は現在、大手自動車メーカーの役員を父に持つジョーダンと交際中。その父親のコネでかつての栄光を取り戻すべく復活を目論んでいた。そんなある日、ジョーダンから、彼女の娘アリソンの大学進学の口利きを頼まれるベンだったが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=339374





映画上の設定がもうすぐ60の男性だから、中年のというよりは老人の危機だと思うが、アメリカでどのような年齢層の扱いなのかちょっとわからない。

観ている者にすんなりと受け入れられるように、「心臓の疾患」というイイワケが用意されていて<ホントはいい人じゃん>というイメージは崩さないようにしてあるが、それがあってもなくても面白いストーリーになるのではないか? 要は自分の老化を認めるかどうかのスリリングな過程と、青春を思い出す懐かしさを二大要素とした立派なドラマになっている。

『メタルヘッド』

2012年02月01日 | Weblog
ふつう

スペンサー・サッサー 監督
ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ナタリー・ポートマン、レイン・ウィルソン、デヴィン・ブロシュー、パイパー・ローリー 出演

心に深い傷を負った少年が、世の中に敵意を向ける傍若無人な流れ者の青年との交流を通じて活力を取り戻していく姿を寓話的に描く。自動車事故で母を失い、心に深い傷を負った少年TJ。一緒に暮らす父親も、未だ悲しみから立ち直れずにいる。そんなある日、長髪に半裸の粗暴な男ヘッシャーがTJの家に住みついてしまう。ヘヴィメタを大音響で流し、目的もなく破壊行動を繰り返すヘッシャーに振り回されていくTJだったが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=339703#1





シナリオが弱い。盛り上がりがない。基本的にジョセフ・ゴードン=レヴィットがいらない(笑)。

と書くとかなりわるそうなのだが、そうでもない。ふつうなのだ。

おばあちゃんを大切にするメタル野郎というのはおもしろいが、あまりストーリーに活かされていない。