映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『ゴジラ』

2009年10月28日 | Weblog
ゴジラ(1954) - goo 映画

よい

本多猪四郎 監督
志村喬、河内桃子、宝田明、平田昭彦、堺左千夫、村上冬樹、菅井きん 出演

船舶の沈没事故が頻発、それは水爆実験の影響で二百万年前もの太古の眠りから覚醒し、放射能を蓄積し特異進化した大怪獣”ゴジラ"の仕業だった。政府は災害対策本部を設置し、ゴジラ撃退作戦を開始するが、高圧電流も戦車砲もものともせず、ゴジラは東京上陸を果たしてしまう。未曾有の怪獣被災の脅威に人類に成すすべはあるのか……?



ディアゴスティーニのおかげで本作が990円で買えたので買った(笑)。
ほかの東宝特撮映画は1990円になるようだから、好みで買えばいいだろう。

もう何回か観ているが、電波塔のシーンと委員会で菅井きんが与党議員にかみつくシーンは印象深い。特に電波塔の最後の挨拶は、トラウマになりかけるほどである(笑)。

大戸島での話の進み方が、すばらしくテンポがいい。

志村喬が演じる山根博士がけっこうマヌケで、災害対策本部ではあまり有効な発言をしないのに、ゴジラが本土上陸したらいきなり照明をあてるななどと本部へ言いに来る(しかも伝わらなかったっぽい)。しかも上陸する前にゴジラはかなりの数の船舶を沈めているのに、東京がやられるまでゴジラを研究しようなどとのんびりしている。
そして、平田昭彦演じる芹沢博士の命がけの努力でゴジラを退治したと思ったら、ゴジラが一匹だけだとは思えないなどと、芹沢博士が犬死にしたかのような発言をする(笑)。

ゴジラの東京上陸時の進行コースは、東京を知らない人には伝わりにくい。

『続 夕陽のガンマン』

2009年10月25日 | Weblog
よい

セルジオ・レオーネ 監督
クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック、チェロ・アロンゾ、マリオ・ブレガ、ルイジ・ピスティッリ 出演

南北戦争末期の混乱の中、コンビを組んで荒稼ぎをする賞金稼ぎのジョーと悪党トゥーコ。2人はひょんな事から盗まれた20万ドルのありかを知ることとなる。そこにもう1人、20万ドルを狙うガンマンが現れ、それぞれの欲望が入り混じり死闘を繰り広げる。最後に大金を手にするのは誰なのか━━━。



男のための男のドラマ。女っ気は前半にちょびっとだけでほとんどない。
教会での兄弟対決のあとでクリント・イーストウッドにつよがりを言うイーライ・ウォラック。
橋のために無駄死にを繰り返し、すてばちになっている北軍の隊長。
最後の戦い。
と、しびれるシーンがみっつもある。

そのほかにも恐ろしい軍曹や、大規模な砲撃シーンや、笑えるところも多数ある。

リー・ヴァン・クリーフはもうちょっと出てほしかった……。

アルティメット・エディションというので観たが、日本語吹き替え版は94分程度しかないらしい。


英語版タイトルが
THE GOOD,THE BAD AND THE UGLY
という。

今年公開された『グッド・バッド・ウィアード』というタイトルは、本作へのオマージュとなっている。

『グッド・バッド・ウィアード』のわたしの記事
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/e4de2a4d0656dba90063d57161a62d2d

『しんぼる』

2009年10月08日 | Weblog
しんぼる - goo 映画

ふつう

松本人志 監督
松本人志 出演

メキシコのとある町。妻子と父と暮らすプロレスラー“エスカルゴマン”は、いつもと変わらぬ朝を迎えていた。しかしその日、妻は彼の様子がいつもとは違うことを感じていた。それは今日の対戦相手が、若くて過激なレスラーだということだけでなく、何かが起こりそうな妙な胸騒ぎを感じていたからだった。一方、奇妙な水玉のパジャマを着た男は、目を覚ますと四方を白い壁に囲まれた部屋に閉じ込められていた。ここがどこなのか、どうして連れてこられたのか…。見当もつかないまま、とりあえず出口を探し始めた彼は、壁に“あるもの”を見つけ…!?

実践編になるまではどうにかおもしろかったのだが、それ以降がおもしろくなかった。
ということは、メキシコのパートもあまり効果的なものではなかったということになる。

実践編になるとなぜか時間の進み方がおかしくなり(いままではやったことに対して即反応だったのが、なぜか過去にまで影響するようになる)、むかしから今までの歴史の浅薄な映像をみせられる。これがまったくおもしろくない。

あと、メキシコの家庭の部分の演技が完全素人。