映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ザ・ドライバー』

2013年04月20日 | Weblog
よい

ウォルター・ヒル 監督・脚本
ライアン・オニール、イザベル・アジャーニ、ブルース・ダーン、ロニー・ブレイクリー、マット・クラーク、フェリス・オーランディ 出演

銀行ギャングや強盗の逃走を請負うプロの逃がし屋「ドライバー」と彼を逮捕しようと執拗に追う「刑事」。刑事はドライバーを逮捕しようと「強盗」と取引をする。それに気付いたドライバーは逃走を図ろうとする。そこにミステリアスな美女「プレイヤー」が現れる。
ストーリーはウィキペディアより
http://bit.ly/11vegyi





ニコラス・ウィンディング・レフンの『ドライヴ』があまりにもよかったので、その元ネタのほうもDVDで観てみた。

『ドライヴ』の主演のライアン・ゴズリングは、明らかに本作のライアン・オニールの演技を参考にしている。それから、もしかしたら本作のエンディングの脱力感も、『ドライヴ』のエンディングで参考にされたのかもしれない(笑)。

本作の説明省略のおもしろさは理解できるが、エンディングだけは省略ではなく説明不足なのだ!
なんじゃあれ。



『THE HITMAN チャーリー・バレンタイン』

2013年04月20日 | Weblog
ふつう

ジェシー・V・ジョンソン 監督・脚本
レイモンド・J・バリー、マイケル・ウェザリー、トム・ベレンジャー、マキシン・バーンズ、スティーヴン・バウアー 出演

伝説のギャングスター、チャーリー・バレンタイン(レイモンド・J・バリー)。
酒と女を愛し、あつらえのスーツを着こなす洒落者だが、いまだ恐れられている存在だ。
しかし、保護監察官のベッカー(トム・ベレンジャー)から、この世界から足を洗う潮時だと諭される。
最後の大仕事として、旧知のギャング・ロッコ(ジェームズ・ルッソ)の金を仲間たちと盗もうとするが、返り討ちに遭ってしまう。
1人逃げ延びたチャーリーは、疎遠だった息子ダニー(マイケル・ウェザリー)と一緒に最後の一山を当てようと挑んでいくが……。
ストーリーはアマゾンより
http://amzn.to/15qU7jN





日本語の歌、美人の尻で始まる冒頭で、これは名作だと思ったのだが……。

計画を立てるのがヘタクソで、息子にまで迷惑をかけてしまうスタイリッシュなおっさんの話になってしまっている。
前半はともかく本当に経験を積んだ老人ならば、後半の行動がおかしい。あますぎる。


おまけの尻。

『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』

2013年04月09日 | Weblog
ふつう

ジョージ・クルーニー 監督
ライアン・ゴズリング、ジョージ・クルーニー、フィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティ、マリサ・トメイ、ジェフリー・ライト、エヴァン・レイチェル・ウッド 出演

ペンシルベニア州知事としての確固たる実績に清廉潔白なイメージ、おまけに申し分ないルックスで有権者の心を掴み、民主党予備選の最有力候補に躍り出たマイク・モリス。いよいよ迎えた天下分け目のオハイオ州予備選を目前に、陣営は緊張と熱気に包まれていた。そんなモリスの選挙キャンペーンをベテラン参謀のポール・ザラとともに支えるのは、弱冠30歳にして周囲も一目置く辣腕ぶりを発揮する広報官のスティーヴン・マイヤーズ。彼もまた、モリスの語る理想に心酔する一人だった。ところがスティーヴンは、ライバル陣営の選挙参謀から巧みな引き抜き工作を仕掛けられる。そんな中、選挙スタッフの美人インターン、モリーと親密な関係となり、束の間の安らぎを得るスティーヴンだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=341570#1




退屈なことはないし、標準以上のデキだとは思うが、これだと尻軽女が一番悪いってことにならないか? 
だいたい妊娠騒ぎでたいへんなときに、ほかの男に色目つかってるんじゃねえよ! で終わるよね。

フィリップ・シーモア・ホフマンの演技は特にいい。

『ゴールデンスランバー』

2013年04月09日 | Weblog
よい

中村義洋 監督
堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、柄本明、濱田岳、渋川清彦、ベンガル、大森南朋、貫地谷しほり、相武紗季、永島敏行、香川照之、伊東四朗 出演

仙台に暮らすごく平凡な30歳の独身男、青柳雅春。金田首相が凱旋パレードを行うその日、大学時代の同級生・森田に呼び出された彼は、“お前、オズワルドにされるぞ。とにかく逃げろ”と謎の警告を受ける。その直後、背後のパレード会場で爆発音がしたかと思うと、なぜか2人の前に警官が現われ、躊躇なく拳銃を向ける。訳もわからぬまま反射的に逃げ出した青柳は、やがて自分が身に覚えのない証拠によって首相暗殺の犯人に周到に仕立てられていくことを大量のマスコミ報道で知る。青柳の元恋人で大学時代のサークル仲間でもある樋口晴子は、事件の報道に驚き、かつての仲間たちに連絡を取ろうとするのだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=334768





ただし、コメディとして(笑)! サスペンスやミステリーとしてはリアリティ不足である。
特に、キルオの扱いの最初から最後まで。

おそらく仙台ローカルを意識して制作されたはずである。そうでないと、整形外科医が仙台にいる必要性がまったくない。隠匿性を高めたいのであれば、ほかの地域や外国のほうがむしろよかったはずである。

上記を含め、規模が大きい割に設定があまい。車の爆発直後の銃撃がおかしい。あんな場所でやるはずがない。またいくら警察官であるとはいえ、ショットガンの市街地での発砲は法律違反である(大門団長を除く)。

『デンジャラス・ラン』

2013年04月08日 | Weblog
よい

ダニエル・エスピノーサ 監督
デンゼル・ワシントン、ライアン・レイノルズ、ヴェラ・ファーミガ、ブレンダン・グリーソン、サム・シェパード、出演

南アフリカにあるCIAの極秘施設“隠れ家(セーフハウス)”。その管理を任された新米職員のマットは、退屈な仕事に不満を募らせていた。そんなある日、凶悪犯トビン・フロストが連行されてくる。かつてはCIA史上最高のエージェントと評された、CIAが最も恐れる裏切り者。ところが彼を収容して間もなく、トップシークレットのはずの隠れ家が武装集団に襲われ、壊滅状態に。フロストから決断を迫られたマットは、彼を連れて隠れ家から脱出することを決断。敵の正体も分からぬまま、たった一人でフロストを守らなければならなくなったマット。しかも逃亡のチャンスを窺うフロストから巧みな心理戦を仕掛けられ、精神的にも追い込まれていくマットだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342575#1





途中でいったん別れてからの再会と、エンディングがイージーだが楽しめた。

「誰が悪いのか」は大抵の観客にはわかっているが(笑)、それ以外の描写はいい。ライアン・レイノルズがどうしようか迷いながら行動し、学習していくのが魅力。