映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ファイア by ルブタン』

2014年08月18日 | Weblog
ふつう

ブリュノ・ユラン 監督
クリスチャン・ルブタン 出演

セクシーなトップレス・ダンサーたちが洗練されたアーティスティックなショーを披露し、セレブをも虜にするパリの代表的ナイトクラブ“クレイジーホース”。2012年、世界的シューズ・デザイナーのクリスチャン・ルブタンがゲスト演出家として招かれ、80日間限定上演のショー“ファイア”が誕生した。本作は、伝説となったこの幻のショーを映画のためだけに再現し、「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」の撮影チームによって3Dで記録したアート・ドキュメンタリー映画。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346631





DVDで2Dで観た。映画館では3Dもあったらしい。

ダンサーさんはもちろんきれいですばらしいが、お店とダンサーさんの宣伝臭が強い。また、ビジュアル・エフェクトがちゃち(笑)。

肉体を使ったパフォーマンスが好きで、そういうDVDもときどき観るのだが、ショーがおとなしすぎる印象だった。

ダンサーさんはきれいだけどね!

音楽がデヴィッド・リンチになっているが、作品全部じゃなくて一部のような気がする。自信はないが……。

『ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』

2014年08月18日 | Weblog
よい

ポール・ヴァーホーヴェン 監督
ピーター・ブロック、ヨフム・テン・ハーフ、サリー・ハルムセン、ロベルト・デ・ホーフ 出演

ポール・ヴァーホーヴェン監督が母国オランダで実験的スタイルに挑戦して撮り上げた異色のサスペンス・ドラマ。映画の冒頭部分にあたる5分間の映像を公開し、続きの5分間の脚本を一般公募しては監督自らセレクトしてつなぎ合わせて撮影を行い、再び映像を公開して次の脚本を公募するという作業を繰り返して1本の映画に仕上げている。本作はその制作過程を追ったドキュメンタリー・パートと本編が付いた2部構成となっている。資産家のレムコは50歳の誕生パーティで妻子に囲まれ、裕福で幸せな人生を噛みしめる。するとそこに、海外で暮らしていたはずの元愛人ナジャが不敵な笑みと共に現われ…。ワケあり登場人物たちが織り成すダークでインモラルな人間模様が過激なエロティック描写とともにシニカルに綴られていく。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347730





作品だけだと他愛もないふつうのサスペンスなのだが、その製作過程がおもしろい。

ヴァーホーヴェンだからって、「インモラル」はおおげさ(笑)。オッパイがでてくる程度だ。

『フィルス』

2014年08月18日 | Weblog
よい

ジョン・S・ベアード 監督・脚本
ジェームズ・マカヴォイ、ジェイミー・ベル、ジョアンヌ・フロガット、イモージェン・プーツ、エディ・マーサン、ジム・ブロードベント 出演

同僚や友人を陥れる裏工作に余念がないスコットランド警察の極悪刑事ブルース・ロバートソン。無類の人種差別主義者にして性欲の権化、おまけにアルコール&ドラッグ中毒も併せ持つ筋金入りのロクデナシ。そんなブルースが捜査を担当するのは、日本人留学生殺人事件。無能なライバルたちを出し抜き、この事件をみごと解決して晴れて昇進を、と目論むブルースだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346686





とてもいい。

原題の『FILTH』というのは、道徳的腐敗, 堕落;卑わい;下品 という意味があるらしい。

『サイコ』や『殺しのドレス』のようなサスペンスに、コメディ要素をいれたところが新しい。テンポもすばらしい。

イギリスの昇太師匠ことエディ・マーサンがいい。『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』にも出ていた。

『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』

2014年08月18日 | Weblog
よい

マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー 監督
ジェイソン・ステイサム、エイミー・スマート、クリフトン・コリンズ・Jr、エフレン・ラミレス、バイ・リン、デヴィッド・キャラダイン、ドワイト・ヨーカム 出演

もはや一巻の終わりと思われた殺し屋シェブ・チェリオスだったが、九死に一生を得て目を覚ます。そこは怪しげな手術室。危機を察してどうにか逃げ出すチェリオス。しかしその時すでに、彼の心臓は粗悪なバッテリー式の人工心臓にすり替えられていた。彼の強靱な肉体に目を付けた老ギャング、プーン・ドンが自分に移植しようと企んだのだ。旧知のヤブ医者マイルズから1時間ごとに充電が必要だと知らされたチェリオスは、所構わず手段も選ばず充電を繰り返しては盗まれた心臓を追って街中を駆け回るのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=334210#1





たいてい2作目のデキは落ちるし、実際落ちているが(笑)、許せる。

オゲレツ、やりすぎコメディだが、下の写真の東宝特撮もどきはよかった。

ラストがあっけない。

『チャールズ・スワン三世の頭ン中』

2014年08月18日 | Weblog
よい

ロマン・コッポラ 監督・脚本
チャーリー・シーン、ジェイソン・シュワルツマン、キャサリン・ウィニック、オーブリー・プラザ、パトリシア・アークエット、ビル・マーレイ 出演

1970年代。グラフィック・デザイナーとして大成功を収めたチャールズ・スワン三世(チャーリー・シーン)は、ハンサムな外見もあって、女性からも好かれるモテ男だった。しかしある日突然、付き合っていた彼女にフラレ、プライドの高い彼はまさかの大撃沈。パーフェクトなハズの俺サマの、いったい何が悪かったのか。悩んだ彼はすっかり塞ぎ込み、ついには病院へ駆け込むことに。相談を受けた担当医が覗き込んだ彼の“頭の中"は、誰もが驚く、突飛もない考えで埋め尽くされていて……。
ストーリーはアマゾンより
http://amzn.to/1rgOHDX






ある種の男性は、ふられた女とのふんぎりをつけるために、かくもめんどくさい心のプロセスを経なければならないというコメディ。

クセがありすぎるのでとっつきにくいが、イジイジした人間には理解できるのではないか。

『カワイイ私のつくり方 全米バター細工選手権!』

2014年08月18日 | Weblog
よい

ジム・フィールド・スミス 監督
ジェニファー・ガーナー 、タイ・バーレル、オリヴィア・ワイルド、ロブ・コードリー、アシュリー・グリーン、ヒュー・ジャックマン 出演

アイオワ州の田舎町で絶大な人気を博すバター細工選手権。15年間チャンピオンだったボブは次の世代に王座を譲るため引退を決意。しかし、妻のローラにはそれが許せず、自らチャンピオンの座を得ようと選手権への出場を決める。初めてのバター細工にも関わらず、才能を発揮したローラ。優勝は間違いないと思われていたが、夫ボブの浮気相手ブルックや超強力ライバルとなる10歳の少女が出場することとなり、大ピンチに。優勝を逃すまいとあらゆる手を使って、勝利をもぎ取ろうとするのだが……。
ストーリーはアマゾンより
http://amzn.to/1rJnUf7





かなり楽しめた作品。

目的のためには手段を選ばないキレイゴト女と、そいつの足を引っ張ることだけが目的になってしまったプロの女性と、若くして現実の厳しさに直面し世間を理解している少女、それぞれの姿がえげつなく描かれる。

共和党支持者をおちょくっているような気がしたが、これは自信がない。

自己暗示テープ!

『GODZILLA ゴジラ』

2014年08月10日 | Weblog
ふつう

ギャレス・エドワーズ 監督
アーロン・テイラー=ジョンソン、渡辺謙、エリザベス・オルセン、ジュリエット・ビノシュ、サリー・ホーキンス、 CJ・アダムズ、カーソン・ボルデ、デヴィッド・ストラザーン、ブライアン・クランストン 出演

1999年、フィリピン。採掘現場の調査にやって来た芹沢博士とグレアム博士が謎の巨大生物の痕跡を発見する。同じ頃、科学者のジョーとその妻サンドラが働く日本の原子力発電所が謎の大振動に見舞われ、深刻な放射能事故が引き起こされてしまう。15年後。ジョーの息子フォードは米海軍に所属し、妻と息子とサンフランシスコで幸せに暮らしていた。そんなある日、ジョーが立入禁止区域に侵入して逮捕されたとの知らせを受け、急ぎ日本へと向かうフォード。ジョーは、いまも原発事故の謎に取り憑かれていたのだ。彼は真相解明のためにはかつての実家に残る15年前のデータがどうしても必要だとフォードを説得し、2人で再び立入禁止区域への侵入を図るが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347810#1





映画館で2D字幕版で観た。

エメリッヒ版がなかったことにされていることと、エメリッヒ版よりも明るい時間の戦闘シーンが多いところは評価できる。

しかし、登場人物がまったく生きていない割に多すぎることと、人間がダメでもゴジラがよければ……ってこともないのだ、これが。

どちらかというと、ムートーというカマキラスっぽいモンスターのほうに比重がかかっているような気がした。

JANIRAっていう町の名前はなんだったのか……。

アメリカ版ゴジラを二本観たが、あまりいいものではない。

『アイ・ウェイウェイは謝らない』

2014年08月10日 | Weblog
よい

アリソン・クレイマン 監督
アイ・ウェイウェイ 出演

有名な北京オリンピックのメインスタジアム“鳥の巣”の建設にも関わった中国を代表する世界的現代アーティスト、アイ・ウェイウェイ。しかしオリンピックの開催を巡って次第に政府との対立を深め、それは2008年5月の四川大地震を境に直接的な政府批判へと激化していく。そしてついに、2011年には81日間も不当に身柄を拘束される事態に発展する。本作は、政府と激しく対立しながらも一歩も引かない、そんなアイ・ウェイウェイのパンクでアナーキーな芸術活動に密着したアート&人物ドキュメンタリー。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346815





中国政府と徹底的に対立することになってしまった世界的アーティストの話。

嫁さんじゃない人とこどもをつくったり、母親に心配をかけないようにしたりと、とても人間的な面も見せながら、政府への怒りの迫力がすばらしい。

ソーシャルを使った活動も紹介されている。

『ザ・イースト』

2014年08月03日 | Weblog
よい

ザル・バトマングリッジ 監督
ブリット・マーリング、アレキサンダー・スカルスガルド、エレン・ペイジ、パトリシア・クラークソン、トビー・ケベル 出演

元FBIエージェントのジェーンは、大企業をクライアントに持つセキュリティ会社に雇われ、実態の掴めないテロ集団“イースト”への潜入という任務を与えられる。イーストは、世界各地で環境破壊を行っているグローバル企業に対して過激な報復活動を行っている正体不明の環境テロ集団。ジェーンは彼らの身元を割り出すためサラと名乗り、たった一人で潜入捜査へと向かう。そしてイーストとの接触に成功、無事彼らに迎えられたサラ。彼らと行動を共にするうち、大企業の横暴ぶりやビジネス優先の上司に疑問を感じる一方、リーダー、ベンジーの思想に共感していくサラだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346813#1





問題の設定がリアルすぎて、気持ちが悪くなりかけた。
まだ本作での〈悪人〉は、自分が悪だと認めている人もいて助かったが、実際の世の中には最後まで認めそうにないバカモノが多そうでいやになる。

本作ではエンターテインメントも考えられたエンディングになっている。そこが物足りないと思う人もいるだろう。