映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『俺たちに明日はない』

2010年05月28日 | Weblog
ふつう

アーサー・ペン 監督
ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン、マイケル・J・ポラード、エステル・パーソンズ、デンヴァー・パイル、ダブ・テイラー、エヴァンス・エヴァンス、ジーン・ワイルダー 出演

ケチな自動車泥棒だったクライドは、気の強いウェイトレスの娘ボニーと運命的に出会い、コンビを組んで強盗をやりはじめる。二人は順調に犯行を重ねていくが……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=21600



悪くはないし、画期的なところもわかるのだが、今となっては展開がかったるい。

兄嫁役のエステル・パーソンズの迫真のうざさと、エンディングはすばらしい。

ピクニックのところの説明が足りずにわかりにくいが、警察に監視されているであろう母にあいたいボニーのために、親戚どうしで誘いあって出かけたように見せかけているのね。あそこの母のクールさもいい。

『殺し屋1』

2010年05月23日 | Weblog


よい

三池崇史 監督
浅野忠信、大森南朋、エイリアン・サン、SABU、塚本晋也、KEE、松尾スズキ、國村隼、寺島進 出演

少年時代からいじめられ、武術を磨くも、いまだ気弱な性格は直らず、いつもおどおどしながら暮らしているイチ。しかし、ひとたび特製スーツに身を包むと殺人マシーンと化す。相手にドヤされ、怖さから泣きながらも必殺のカカト落としで敵の身体を切り刻んでいく。そんなイチは正体不明のおやじ、ジジイの巧みな心理操作で殺戮を繰り返す。一方“ピアスのマー坊”の異名をとる安生組の若頭、垣原。その名の通り全身にピアスを開ける究極のマゾ男。垣原は、失踪した組長がジジイに消されたとの情報からイチの存在に行き着く。イチの残虐さに垣原のマゾの血は騒ぎ、イチとの対決に胸躍らせる……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=234792



個人的塚本晋也祭第六弾

別名、変態大戦争(笑)!
変態ばかりだからエグいところグロいところも多数あるのだが、それ以外のクセものぞろいの物語自体が魅力的なのだ。

組長の失踪にひとり生きているとこだわる浅野忠信。それはなぜか? 彼を満足させるような暴力を与えてくれるのは組長しかいないから(笑)。そういうおもしろい設定がいろいろとあるのだ。負けず嫌いの双子の松尾スズキとか!

名目上の主役大森南朋、実質上の主役浅野忠信、そのふたりを凌駕する強烈なキャクターを発揮しているのが裏の主役塚本晋也である。



どこまで状況を把握し、どこまでコントロールしているのか、深すぎて怖くなる。その最終目的がなんだったのかがいまいちわからないが……(だって金だけならば、もっと簡単にできたはずである)。

グロいのが好きならばモチロン、苦手な人はそれに目をつむっても観る価値がある。

『female フィーメイル』

2010年05月20日 | Weblog
ふつう

篠原哲雄「桃」、廣木隆一「太陽のみえる場所まで」、松尾スズキ「夜の舌先」、西川美和「女神のかかと」、塚本晋也「玉虫」、夏まゆみ「Dance Part」 監督

長谷川京子、池内博之、野村恵里、大塚ちひろ、石井苗子、片桐はいり、高岡早紀、近藤公園、大塚寧々、森田直幸、石田えり、加瀬亮、小林薫、根津奈穂子 出演

「桃」――OLの淳子は中学時代の恩師の葬儀で桃畑が点在する故郷に帰り、当時のふしだらな体験を思い出す…。「太陽の見える場所まで」――ある事情を抱え、タクシーの女性運転手と乗客の熟女ホステスから金を強奪しようとする日出美だが…。「夜の舌先」――正子は南国で妖しい香炉を手に入れる。好きな男の髪を入れて眠ると、その男が夢に出て…。「女神のかかと」――ガールフレンドの母親・梗子の美貌に心奪われた小学生の真吾。それに気づいた梗子は誘惑の素振りさえ見せ…。「玉虫」――女はある日、愛人のじじいが連れてきた若い男とエロティックな雰囲気になり……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=322318



個人的塚本晋也祭第五弾

2005年の作品だが、ハセキョーってこんなにヘタだったっけ?
顔がきれいなのは認めるが、ほかになんの魅力もない。
脱ぐなら本人が脱げ!

それ以外の作品はそこそこ楽しめるが、西川監督の「女神のかかと」と塚本監督の「玉虫」と後半になればなるほど盛り上がる。

それと男性監督が多すぎる。こういう企画ならば、女性監督を多用すべきだ。

ダンスパートは不要。

『狂い咲きサンダーロード』

2010年05月20日 | Weblog
よい

石井聰亙 監督
山田辰夫、戒谷広、大池雅光、中島陽典、上谷忠、小林稔侍、南条弘二、森村明美、木村明宏、清末裕之、広世克則、大関正洋、小島正資、北原美智子、大森直人 出演

幻の街、サンダーロードでは、暴走族が連合体となり「愛される暴走族になろう」と毎夜合議されていた。暴走族・魔墓呂死(まぼろし)の特攻隊長であるジン(山田辰夫)は、そんな彼らに反旗を翻し、暴走・暴力行為を繰り返す。手を焼いた連合は、ジンやその仲間を皆殺しにせんとして総動員して、潰しをかける。一方、魔墓呂死の元・リーダーであった剛(タケシ・小林稔侍)は、ジンのそのカリスマ性と無軌道さに惚れ込み、スーパー右翼軍に招集する。

ストーリーはウィキペディアより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%82%E3%81%84%E5%92%B2%E3%81%8D%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89



かなり遅れたが、山田辰夫追悼(2009年7 月26日逝去)。

山田辰夫はこの作品のためにキャラクターを固定されがちで苦労したようだが、それだけこの作品での彼はインパクトがある。彼とスーパー右翼(!)の小林稔侍のキャラクターだけで作品が成立している。

ほかはすべてオマケであり、ストーリーとかアクションとかあまり気にしなくていい(笑)。

勢いのある作品とはこういうものをいうのだ。

公道をノーヘルで走る後期の作品だと思う。これ以降ほとんどないのではないか。

『ニューヨーク、アイラブユー』

2010年05月17日 | Weblog
よい

チアン・ウェン、ミーラー・ナーイル、岩井俊二、イヴァン・アタル、ブレット・ラトナー、アレン・ヒューズ、シェカール・カプール、ナタリー・ポートマン、ファティ・アキン、ジョシュア・マーストン、ランディ・バルスマイヤー 監督

ヘイデン・クリステンセン、レイチェル・ビルソン、アンディ・ガルシア、イルファン・カーン、ナタリー・ポートマン、オーランド・ブルーム、クリスティーナ・リッチ、イーサン・ホーク、マギー・Q、アントン・イェルチン、オリヴィア・サールビー、ジェームズ・カーン、ブラッドリー・クーパー、ドレア・ド・マッテオ、シャイア・ラブーフ、ジュリー・クリスティ、ジョン・ハート、カルロス・アコスタ、ジャシンダ・バレット、テイラー・ギア、ウグル・ユーセル、スー・チー、 ロビン・ライト・ペン、クリス・クーパー、イーライ・ウォラック、クロリス・リーチマン 出演

ニューヨークを舞台にしたラブ・アンサンブル・ムービー



『パリ、ジュテーム』のニューヨーク版。

アメリカたばこ後援(ウソ)、恋愛というよりもセックスへの比重が大きい気もする。

一回も話したことがないのに、相手の状況・職業を決めてしまうナタリー・ポートマン監督作品や鮮やかな展開を見せるチアン・ウェン監督作品、不思議な感触を残すファティ・アキン監督作品など、上質なデキ。
しかも、オムニバスだからといってブツ切りの連続にならないようにも配慮されている。

わたしの『パリ、ジュテーム』の記事
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/78fbb026911b7f6b3b654eab979aca4b

『鉄男 II BODY HAMMER』

2010年05月16日 | Weblog
ふつう

塚本晋也 監督・脚本・撮影・美術・編集
田口トモロヲ、塚本晋也、叶岡伸、金守珍、手塚秀彰、浅田修生 出演

平凡なサラリーマン谷口は、謎の集団によって人体を改造されてしまう。だが機械の身体を持った彼は、その力を復讐の為に使うことを決心する……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=86140#1



個人的塚本晋也祭第四弾

『ブレードランナー』はビルからの転落を救われて終わるが、本作はそこから始まるようだ(笑)。

観客をねじふせる勢いがたりない !!

塚本作品はホモ・セクシャルを想起させるようなシーンがはいるときがあるが、本作の坊主頭上半身裸の男たちはあまり美しいとも魅力的だともいえない。

1のモノクロと比して、本作のカラーは意見が分かれるところかもしれない。

全体80分の作品でラスト20分が、物語の論理的な説明となっているのだが(笑)、それがほんとにとってつけたような印象なのだ。

1は小学生の欲望をすべて満たしてくれるような魅力があったが、本作は大人の分別がそれを邪魔しているような気がする。

『グリーン・ゾーン』

2010年05月16日 | Weblog
ふつう

ポール・グリーングラス 監督
マット・デイモン、グレッグ・キニア、ブレンダン・グリーソン、エイミー・ライアン、ハリド・アブダラ、ジェイソン・アイザックス 出演

フセイン政権陥落直後のイラク、バグダッド。米陸軍のロイ・ミラー准尉と彼の部隊は、大量破壊兵器の発見という極秘任務に就いていた。しかし、上からの指示に従って捜索を繰り返しても、一向に兵器はおろか、その痕跡すら掴めずにいた。次第に、情報源への疑いを強めていくミラー。しかも、ようやく手にした重要な手がかりは国防総省のパウンドストーンによって握りつぶされてしまう。国防総省への不信が募るミラーは、同じ疑念を持つCIAのブラウンと手を組み、独自の調査に乗り出すが……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=336109



中途半端やのぅ……。
なんじゃこのデキは。エンターテインメント性を強めるのならば、もっとパウンドストーンを強力にして圧倒的な力の差を強調すべきだし、リアリティを出すのならば、もっともらしいことを羅列しないと観客は納得できない。

女記者(エイミー・ライアン)の立ち位置もはっきりせず、なんのために出てきたのかがよくわからない。

一回しか観ていないのでなにか見落としているのかもしれないが、最後の戦いで、車から銃を持ち出したフレディは徒歩で追いかけたはずである。それなのに、車で移動した主人公たちに簡単に追いつくのはなぜだ!

『鉄男 TETSUO』

2010年05月10日 | Weblog
よい

塚本晋也 監督・脚本・美術・編集
田口トモロヲ、藤原京、叶岡伸、石橋蓮司、塚本晋也、六平直政 出演

全身が金属に変化していく男の恐怖を描いたサイバーパンク・ホラー。本作は第9回ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞。本作のモチーフは、よりスケールアップした『鉄男II BODY HAMMER』へ引き継がれる。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=86139



個人的塚本晋也祭第三弾

俗に「中二病」といわれているものがある。コーヒーを飲み始めたり、母親のことをオフクロと呼んでみたりするなどの、中二くらいでよく見受けられる症状(笑)のことである。

本作は小五病の見事な視覚化作品なのだ!

小五男子の性的衝動、小五男子の破壊衝動、小五男子の変身願望、小五(おそらく)男子の世界不理解(未理解)の苦痛、それらをミックスして低予算で一般化して理解しやすくしたものがこれなのだ。

したがって、小五男子を覚えているもの、理解できるものにとって、この作品は高評価となり、残念ながら理解できないものにとっては低評価になってしまう。

音楽(石川忠)も抜群によい。

『悪夢探偵2』

2010年05月10日 | Weblog
悪夢探偵2 - goo 映画

ふつう

塚本晋也 監督
松田龍平、三浦由衣、韓英恵、松嶋初音、安藤輪子、内田春菊、北見敏之、光石研、市川実和子 出演

他人の夢の中に入る能力を持った京一は、悪夢探偵と呼ばれていた。彼の新たな依頼者は、雪絵という少女。ちょっとしたイタズラのつもりで、体育館に閉じ込めた同級生の夕子が、その日から不登校となり、雪絵の夢に現れるようになったというのだった。「本当に悪いと思うんだったら、会って謝ればいい」と突き放す京一。しかし、その日から雪絵の周りに事件が起き始める……。



個人的塚本晋也祭第二弾

「1」と比較してトータル的な演技力はかなりアップしているが(笑)、シナリオのまとまりが悪すぎる。

結局、母と菊川夕子との間に相関性・類似性はあったのか? 誰のせいで事件になったのか? がすっきりと頭にはいってこない。

男性、女性にかかわらず、顔のアップにエロスを感じさせる俳優が多数出演している。キャスティングがすばらしい。

『悪夢探偵』のわたしの記事
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/0a228e79354e5a83f6883e9157d8cdc6

『ヴィタール』

2010年05月09日 | Weblog
よい

塚本晋也 監督・脚本
浅野忠信、柄本奈美、KIKI、岸部一徳、國村隼、串田和美、りりィ、木野花、利重剛 出演

交通事故に見舞われるも一命を取り留めた医学生の高木博史。だが、彼は自分が誰なのかも分からず、父や母の顔さえ思い出せないほど一切の記憶を失ってしまっていた。ただ、なぜか医学書にだけは興味を示す博史。そして彼は、大学の医学部に入学する。やがて2年生となり、必須科目である解剖実習が始まった。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=321369#1



個人的塚本晋也祭第一弾

あちらの世界とつながってしまった男の話。
それが比較的わかりやすく、明るく描かれている。

あちらの世界が美しく明るいのに対して、こちらの世界が暗くなっている(まあ、解剖室がメインだというのもあるが……)。

あのビルの中にある大岩はびっくりした。

話に無理がなく美しい映像(ビデオ撮影のようだ)なので、塚本晋也監督入門用にいいかもしれない。

『ドラッグストア・カウボーイ』

2010年05月07日 | Weblog
よい

ガス・ヴァン・サント 監督
マット・ディロン、ケリー・リンチ、ジェームズ・レグロス、ジェームズ・レマー、ヘザー・グレアム、ウィリアム・S・バロウズ 出演

1971年、オレゴン州ポートランド。この街のゴロツキ、札付きの麻薬常用者ボブは、妻のダイアンともう一組のカップルを仲間として街中の薬局を荒し回っていた。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=16196



非常に静かにジャンキーたちを描いているのが大きな特徴の作品。

ドラッグストア襲撃の方法が良心的で(笑)、一般的に想像するような乱暴なところがほとんどない。また、どんどん増える警官だとか、丹念な犬の説明だとか、ユーモラスなところも多い。

そして、後半に登場するバロウズ(写真右)!
ホンモノのジャンキー作家がかなり長いシーンを渋い声で演じているのに驚いた。登場しただけで、マット・ディロンがおとなしくなるのが納得できてしまうのだ。

『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』

2010年05月05日 | Weblog
ダーティ・メリー クレイジー・ラリー - goo 映画



よい

ジョン・ハフ 監督
ピーター・フォンダ、スーザン・ジョージ、アダム・ロアーク、ヴィク・モロー、ケネス・トビー 出演

ストックカー・レーサーのラリー(P・フォンダ)は相棒のディーク(A・ロアーク)と共謀してスーパーマーケットを襲撃、15万ドルを手に入れる。しかし逃亡を開始したとたん、前夜ベッドを共にしたメリー(S・ジョージ)にうるさくつきまとわれてしまう。かくして、3人は空陸から追跡してくる警察をかわしながら車での逃亡を続ける事になるのだが……。無軌道な若者のあてどない逃避行と、あっけない幕切れを描いたカー・アクション物の異色作。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13505#1



人間くさいカー・アクション。
わずか93分の間に主要登場人物4人の過去をにおわせ、性格を表し、ハデなカー・アクションまで見せてくれる。

テレビでは何回か観た記憶があるが、ちゃんとDVDで観たのは今回が初めてだった。

破壊されていく車や事故にあった無言のドライバーたちが、ユーモラスに描かれている。



『コンバット』ファン向けだけじゃなく(笑)、ヴィク・モローも有能だが泥くさい警官をみごとに演じている。

『ディア・ハンター』

2010年05月05日 | Weblog
よい

マイケル・チミノ 監督
ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、ジョン・サヴェージ、ジョン・カザール、メリル・ストリープ、ジョージ・ズンザ、チャック・アスペグレン、シャーリー・ストーラー、ルターニャ・アルダ 出演

1960年代末期におけるアメリカの若者のベトナム戦争体験を通じ、男の友情と死を絡ませて描く。



むかし劇場で観て以来二回目の視聴。
英語のできない日本人のわたしには、序盤の結婚式のようすがうまく伝わらない。ロシア風の建築様式とコサックダンス、おそらくロシア系の移民たちなのだろう……。ん? デ・ニーロとジョン・カザールがいるぞ! 『ゴッドファーザー』にふたりとも出ている、ということはイタリア系だよな……。
ここから先に進まない。地域の特殊性とか、民族の関係とかがうまくつかめないのだ。

この作品によって広まったロシアン・ルーレットのシーンが意外にも短い。
捕虜時代のシーンは30分くらいである。

戦争をきっかけに理解されにくい苦しみを背負った人々(戦争にいった三人だけではなく、待っていた女性たちも含めて)を描いた作品。

『罪とか罰とか』

2010年05月01日 | Weblog


ケラリーノ・サンドロヴィッチ 監督・脚本
成海璃子、永山絢斗、段田安則、犬山イヌコ、山崎一、奥菜恵、大倉孝二、安藤サクラ、市川由衣、    徳井優、佐藤江梨子、六角精児、みのすけ、緋田康人、入江雅人、田中要次、高橋ひとみ、大鷹明良、麻生久美子、石田卓也、串田和美 出演

まったくイケてないグラビアアイドル、円城寺アヤメ。同じ日にスカウトされ、瞬く間に売れっ子となった同級生の耳川モモにすっかり離されてしまいコンプレックスに苛まれる日々。そんなある日、アヤメはコンビニで自分の載ったグラビア雑誌を衝動的に万引きしてしまう。あっけなく捕まったアヤメは、この業界のルールに従い、埋め合わせとして“一日警察署長”をすることに。こうして見越婆(みこしば)警察署の一日署長となったアヤメだったが、簡単に終わると思いきや、元カレとの再会に動揺し、休む間もなくコンビニ強盗事件発生、おまけに署員たちは本気でアヤメに指示を仰ぐ始末で……。

ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=332462



成海璃子以外がすばらしい(笑)! 成海璃子もふつうにがんばっている。太いが。

主人公が最初に出てこないのもめずらしいが、成海璃子が出ていないシーンの演技とテンポのよさがきわだっている。

ゴールデンウィークの映画館がたいした作品をやっていないので、こういう佳作を観るのもいいと思う。



これは「こうけつざき」とよむのではないか?