映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『画家と庭師とカンパーニュ』

2009年09月25日 | Weblog
画家と庭師とカンパーニュ - goo 映画

よい

ジャン・ベッケル 監督
ダニエル・オートゥイユ、ジャン=ピエール・ダルッサン、ファニー・コタンソン、エロディー・ナヴァール、アレクシア・バルリエ、ヒアム・アッバス 出演

パリで成功した画家がカンパーニュの実家に舞い戻る。長年放ったらかしだった庭の手入れに庭師を雇うが、現れたのは小学校時代のいたずら仲間だった。家業の薬局を継がず芸術の道を選んだ画家と違い、国鉄に就職し勤め上げた後、念願だった庭師を始めた男はずっと地元で暮らし、愛する妻と慎ましくも幸福な家庭を築いていた。再会を喜ぶ2人はその日から過去や将来や現在について様々に語り合い充実した時を過ごす。



おだやかな男の友情を静かに描く。
たいした話でもないし予想外の結末があるわけでもないのだが(ということは、オチが見えているといってもいいかもしれない)、じんわりとよい。

スクーターを追いかける犬や「マグダさん」→「マグダと言え」の反復ギャグまでもが最後まで特に変化しないのに、おもしろい。

釣りのシーンも味わい深いが、これも反復ではなかろうか。

『ヘルライド』

2009年09月25日 | Weblog
ヘルライド - goo 映画

わるい

ラリー・ビショップ 監督・脚本
ラリー・ビショップ、マイケル・マドセン、エリック・バルフォー、ヴィニー・ジョーンズ、レオノア・バレラ、ローラ・カユーテ、ジュリア・ジョーンズ、デヴィッド・キャラダイン、デニス・ホッパー 出演

バイカーチーム「ヴィクターズ」のメンバー、ピストレロ、ジェント、コマンチの3人は対抗するグループ「シックス・シックス・シックス」に仲間の1人を殺されたことへの復讐のために、グループのリーダーのビリー・ウィングスを探し始めた。その中でビリーの背後に大物デューイの暗躍が発覚。またヴィクターズ内で裏切り行為が起こるなど、不穏な空気が広がり始めていた。それでも3人はビリーとの最終決戦に臨む決意をし……。



バイク・バイオレンス・美女と男が好きなものをみっつもそろえてこんなにおもしろくないとは脚本の失敗であろう、と思ったら監督と同じ人で出演もしている人であった(笑)。

敵対するグループを殺すのはわかる。その打ち上げ(?)のあとで味方をころすのがよくわからない。美女の出し方もぞんざいで、ちっとも話に関わらない(笑)。

脚本を書く能力が著しく低い人なのではないか。

『五右衛門ロック』

2009年09月22日 | Weblog
ゲキ×シネ 新感線☆RX「五右衛門ロック」 - goo 映画

ふつう

渡部武彦 監督
いのうえひでのり 演出
中島かずき 作
古田新太、松雪泰子、森山未來、江口洋介、川平慈英、濱田マリ、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、北大路欣也 出演

時は豊臣秀吉の世。稀代の大泥棒・石川五右衛門は、役人・岩倉左門字らの手でお縄となり、釜茹の刑に処される。その葬儀を仕切る謎の美女、真砂のお竜。実は、お竜たちの仕掛けにより、五右衛門は生き延びていた。そこに現れる南蛮人ペドロ・モッカたち。彼らに乗せられた五右衛門一味は、南の果てのタタラ島に眠る神秘の石“月生石”を求めて船出する。しかし彼らを追う左門字もろとも猛烈な暴風雨が襲い、海に投げ出される。南の島に流れ着いた彼らは、タタラ島国王クガイの手下によって捕らえられる。絶体絶命のピンチの場に、クガイを憎むバラバ国のカルマ王子、ボノー将軍と妻・シュザク夫人が攻め込んできて…。

古田新太率いる“劇団☆新感線”が豪華客演陣を迎えて繰り広げた大ヒット舞台を、最新のデジタル映像技術で記録したゲキ×シネ作品。



二幕ものの舞台であり、途中で15分の休憩がある。
このことを表記しておかないから、演劇の素人には手を出しにくくしているのだ。
映画にしても演劇にしても、素人=いままでに興味を持たなかった人たちを呼び寄せられなければ未来はない。その点でゲキシネは丁寧さがたりない。作品の評価の前に注意を促したい。

かなり前にわかぎえふのエッセイを読んで劇団☆新感線は関西で人気があり、なんでもありの内容、だという予備知識だけをもって作品を観た。

ミュージカル=歌の部分が弱い。濱田マリともうひとり男性で、北大路欣也の前で最初に歌って、エンディングでも上手でひとりで歌う人(申し訳ない名前がわからない)のふたりは合格点だが、あとがあまりよくない。

森山未來本人が悪いわけではないが、彼の役であるカルマ王子が中途半端で劇中でこなれていない。

古田新太の変身シーンは受けていた(笑)。

2500円でこの作品を一見する価値は十分あるのだ。しかし、本当にいい作品はもういちど同じものを観たくなるものだ。わたしはこの作品は一回でいいと思ってしまった。

個人的な好みだとは思うが、実物大以上の大きさになるのだから、カメラは固定であまりズームアップもないほうがいいように感じた。

『ドゥームズデイ』

2009年09月21日 | Weblog
ドゥームズデイ - goo 映画

よい

ニール・マーシャル 監督・脚本
ローナ・ミトラ、マルコム・マクダウェル、ボブ・ホスキンス、アレクサンダー・シディグ、エイドリアン・レスター、デヴィッド・オハラ 出演

2008年、イギリス北部の街グラスゴーで突然発祥した「死のウィルス」。その感染を防ぐため、政府はイングランドとスコットランドの間に巨大な壁を造り、壁の北に住む人々を見捨てた。2035年、根絶したはずのウィルスがロンドンに現れる。政府は壁の北側に生存者がいることから、抗ウィルス剤があると判断。スペシャリストのエデンを送り込む。しかしそこは暴力に支配された世界だった。



『ニューヨーク1997』の世界観とマッドマックスシリーズ(サンダードームは観ていないが)のスピード感とを足して3で割ったような印象である。
そう、3で割ったのだからこれだけだと「ふつう」のランクである(笑)。
と・こ・ろ・が、音楽がまたいいのだ。
まさか2009年にフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドを大音量で劇場で聞けるとは思っていなかった(笑)。

未来を感じさせるのが義眼だけとか、GPS装置をあっさり壊すとか、装甲車がなぜ二台しか残っていないのとか、なぜあそこに車があるのとか、疑問点はいろいろあるが、広い心で観てほしい。

スプラッタ要素あり(笑)。


『ニューヨーク1997』のわたしの記事
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/70fbbd08885359fa8ab2fba414d84d3c

『ゴッド・アーミー 悪の天使』

2009年09月18日 | Weblog
よい

グレゴリー・ワイデン 監督・脚本
イライアス・コティーズ、クリストファー・ウォーケン、エリック・ストルツ、ヴァージニア・マドセン、ヴィゴ・モーテンセン、アマンダ・プラマー 出演

トーマスは奇妙な殺人事件の担当となる。その死体は、眼、骨、血液といったものが普通の人間とは異なり、半陰陽であった。そして、天国で2度目の戦争が起こったことを語る、存在しないはずの「ヨハネの黙示録第23章」が記述された聖書を持っていた。早速調査を始めるトーマスは、その死体が大天使ガブリエルの僕、天使ウジエルであることを知る。

ストーリーはアマゾンより
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%BC-%E6%82%AA%E3%81%AE%E5%A4%A9%E4%BD%BF-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%89%88-%E5%85%A8%E7%B1%B3%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%89%88-DVD/dp/B001HQLV90



「人間に嫉妬した天使」という設定と、刑事役のイライアス・コティーズ以外の役者の演技が最高である(笑)。カルト的な人気があるといっていいだろう。CGや音楽が追加されたアメリカ公開版『プロフェシー』もあり、シリーズ化されている。

なぜネイティブ・アメリカンはああいうことができるのか(だってキリスト教の天使が封じ込めたものだぞ)? や、ホーソン大佐の説明がぞんざいで、そんなに邪悪な魂なのかいまひとつ伝わってこないこと、死体などの特殊効果があまりうまくないという弱点はあるが、クリストファー・ウォーケンの演技と彼の死にかけの下僕とのやりとりにはコメディ要素もあり、楽しめる。いちどは観ておいていい。

ヴィゴ・モーテンセンもルシファー役で出番は少ないが、作品にアクセントを加えている。

なぜか「ミカエル」という本作には出てこない人(天使)の名前を使ってストーリー解説をしているところがある。

『蛇イチゴ』

2009年09月12日 | Weblog
よい

西川美和 監督・脚本
宮迫博之、つみきみほ、平泉成、大谷直子、手塚とおる、絵沢萠子、寺島進、蛍原徹、笑福亭松之助 出演

明智家の娘・倫子は、幼い頃から真面目で優秀。現在は小学校で教師をしており、同僚で恋人の鎌田との結婚を控えている。そんな彼女は働き者の父、優しい母、ボケてはいるが明るい祖父に囲まれ、平穏な毎日を過ごしていた。だがある日、痴呆の進んだ祖父が亡くなり、その葬式に10年間も行方知れずだった長男・周治が姿を現わしたのをきっかけに、一家の和やかな雰囲気が一変する。やがて、世渡り上手の周治は、家族に内緒で多額の借金をしていた父の窮地を救い、家に迎えられるのだが、倫子だけはお調子者の兄をどうしても受け入れることができずにいた…。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=240893



世界と同じように、日本にもさまざまな問題がある。
その問題を徹底的にリサーチし、視点をずらし(その問題を直視するのではなく)、フィクション化し、映像化する。
これが西川美和の手法だと思う。もちろん、視点のずらし方、フィクション化の味つけに個性が出てくるのだが。

喪服のつみきみほで男性のビジュアル的な欲求を満たしつつ(最高である)、宮迫博之、平泉成、笑福亭松之助でコメディ的な欲求を満たし、大谷直子で人間の怖さを学習できる。

『ディア・ドクター』と『ゆれる』も観たが、エンディングがあいまいなのはこの監督の癖のようだ(笑)。

『サンシャイン・クリーニング』

2009年09月11日 | Weblog
サンシャイン・クリーニング - goo 映画

ふつう

クリスティン・ジェフズ 監督
エイミー・アダムス、エミリー・ブラント、ジェイソン・スペヴァック、メアリー・リン・ライスカブ、クリフトン・コリンズ・Jr、エリック・クリスチャン・オルセン、ケヴィン・チャップマン、スティーヴ・ザーン、アラン・アーキン 出演

ローズは30代半ばのシングルマザー。ハウスクリーニングの仕事をしながら8歳の息子オスカーを育てている。妹ノラにオスカーを預けて不動産業の資格取得講座に出かけることもしばしばだが、実際に向かうのは元恋人で不倫相手の刑事マックと落ち合うモーテルだ。ある日、事件現場を清掃する仕事で大金が稼げると教えられたローズは、嫌がるノラを無理矢理誘って犯罪や自殺の現場の清掃業を見様見まねで開始する。



頑固なおじいちゃんとかわいいがひと癖あるこどもという登場人物が『リトル・ミス・サンシャイン』と同じである(共演者のひとりと製作者の一部が共通している)。
『リトル~』のほうはほかに男の兄弟と叔父、こちらは女の姉妹になっている。

特に悪いところはないが(エンディングが気に入らないのはわたし個人の好みと違うからだろう)、似たようなものをみせられても特に感動もできない。92分と短いのはいいが、同窓会のところが雑な印象を受けた。

『007/慰めの報酬』

2009年09月07日 | Weblog
007/慰めの報酬 - goo 映画

ふつう

マーク・フォースター 監督
ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト、ジェマ・アータートン、イェスパー・クリステンセン、デヴィッド・ハーバー、アナトール・トーブマン、ロシー・キニア、ジャンカルロ・ジャンニーニ、ホアキン・コシオ 出演

初めて愛した女・ヴェスパーを失ったジェームズ・ボンドは、ヴェスパーを操っていたミスター・ホワイトを尋問し、背後にいる組織の存在を知る。早速捜査のためにハイチへと跳び、知り合った美女カミーユを通じて、組織の幹部であるグリーンに接近。環境関連会社のCEOを務める男だが、裏ではボリビアの政府転覆と天然資源の支配を目論んでいるのだった。ボンドは復讐心を胸に秘めながら、グリーンの計画阻止に動くが……。



脚本の失敗であろう。話がまったくおもしろくない。
舗装された道路での激しいカー・チェイスで始まるのだが、警察無線で主人公の車を止めろと言われた瞬間になぜだか未舗装の工事地帯のようなところに車が、ボンド・カーも敵側のも全部ワープする(笑)。ああ、細かなカット割りでごまかそうとしているのだなということがいきなりわかる。

飛行機である場所を偵察に行くボンド。軍なのかもっと巨大な敵なのかわからないが、機銃をつんだレシプロ機に襲われて間一髪で脱出する。ふつう、とどめを刺しに陸上に誰か来るだろうが! このように、アクションシーンを見せることだけに力を入れて、ストーリーの整合性に欠くのだ。

過去のシリーズ作品へのリスペクトがうかがえる。
上の写真は『ロシアより愛をこめて』だろうし、フィールズの死体は『ゴールドフィンガー』であろう。最後のホテルの丸い天井もどこかを思い出させるような気がするのだが。

前作の『カジノ・ロワイヤル』と比べると、ユーモアのセンスが幾分復活していたのはうれしい。

『純喫茶磯辺』

2009年09月05日 | Weblog
純喫茶磯辺 - goo 映画

ふつう

吉田恵輔 監督・脚本
宮迫博之、仲里依紗、濱田マリ、近藤春菜、ダンカン、和田聰宏、ミッキー・カーチス、斎藤洋介、麻生久美子 出演

高校生のひとり娘・咲子と公団で暮らしている磯辺裕次郎。急死した父が遺した多額の遺産を手にした彼は仕事を辞め、何の計画性もなく「女にモテたいから」という不純な動機で“純喫茶磯辺”をオープン。咲子も夏休みの間、店を手伝う事になった。そんな時、バイト募集を見た素子が来店、裕次郎はそれまでいたバイトをクビにしてしまう。それからというもの、素子目当てのひと癖もふた癖もありそうな客たちが集まるようになる。



麻生久美子の尻軽女(と、作品内では言われているが、クソ女、ビッチですな)ぶりはすばらしいのだが、それ以外のところが間のびしている。

個性ある登場人物ばかりで、個性は光っているのだが、それらが作品として点から線になっていない。

ファミレスのシーンはおもしろかった。

『グッド・バッド・ウィアード』

2009年09月01日 | Weblog
グッド・バッド・ウィアード - goo 映画

よい

キム・ジウン 監督
チョン・ウソン、イ・ビョンホン、ソン・ガンホ、リュ・スンス、ユン・ジェムン、ソン・ヨンチャン、オ・ダルス、ソン・ビョンホ、イ・チョンア、マ・ドンソク、キム・グァンイル 出演

混乱が続く1930年代の満州。こそ泥のユン・テグは大陸横断鉄道に強盗を仕掛け、日本軍人から謎の地図をせしめることに成功した。だがその時、列車が別の何者かに襲撃を受ける。襲撃したのはパク・チャンイの率いるギャングたちで、彼らは偶然テグが手にした日本軍の宝の地図を狙って来たのだ。さらにそこに列車に乗っていた賞金ハンターのパク・ドウォンも参戦。3人は宝の地図を巡って争奪戦を繰り広げ……。



男のための韓国ウェスタン(笑)。
韓国映画は苦手なのだが、これは十分楽しめた。
ちょっと長い(129分)が、その欠点を視覚、聴覚のおもしろさでねじふせてくれた。途中まで誰がグッドで誰がバッドなのか半信半疑だったのだが(ウィアードだけはわかる)、登場人物がどんどん死んでいくことで話もシンプルにわかりやすくなっていく。

潜水服やおばあちゃんなどの笑えるところもちゃんと笑えた。

最後のスローモーションもよかった。

ちなみに、セルジオ・レオーネの『続 夕陽のガンマン』の英語タイトルは『THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY』というのだよ。この前DVDを買ったので間違いない。こちらも観たら書きます。

『96時間』

2009年09月01日 | Weblog
96時間 - goo 映画

ふつう

ピエール・モレル 監督
リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、リーランド・オーサー、ジョン・グライス、デヴィッド・ウォーショフスキー、ケイティ・キャシディ、ホリー・ヴァランス、ファムケ・ヤンセン、ザンダー・バークレイ、オリヴィエ・ラブルダン、ジェラール・ワトキンス、ニコラス・ジロー 出演

17歳になったばかりのキムが、友だちと初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐される。まさに誘拐される瞬間にキムと携帯電話で話していた父親のブライアンは、自らの手で犯人たちを地獄の果てまで追い詰め、娘を奪還しようと決意し、単身パリに乗り込む。誘拐犯はアルバニア系の人身売買組織だと判明。政府の秘密工作員として活動してきた経験を生かし、単独で捜査を開始する。



とても惜しい作品。
このテンポのよさと短さ(93分)は評価されてよい。

どの映画にもおかしいところや都合のよすぎるところがある。それらはその作品だけが持つ独自の魅力によって、観客を幻惑し、ねじふせなければならない。
そして、この作品の都合のよすぎるところは、わたしをねじふせることができなかった。

なぜ元の仲間を出しておいて、ひとりで事件に立ち向かうのか?
なぜあそこで鉄パイプがはずれるのか?
そしてあのラストシーン。

たとえばあのラストシーンの直前にこういうシーンを入れていたとしたらどうか。
以下ちょっとネタバレか?






プライベートジェットに娘ひとりを乗り込ませて「パパは事後処理があるから一緒にはいけない。今度会わせたい人がいるから楽しみにして……」戸惑いながらも乗り込む娘のアップの直後に、俯瞰で大量のパリ警察のパトカーが空港に押し寄せる。そして半年後(1年後でもいいが)……。





もし、このようなシーンがあったとしたら幻惑されたかもしれない。