映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『恋のロンドン狂騒曲』

2012年12月08日 | Weblog
よい

ウディ・アレン 監督・脚本
アントニオ・バンデラス、ロジャー・アシュトン=グリフィス、ジョシュ・ブローリン、ポーリーン・コリンズ、アンソニー・ホプキンス、ジェマ・ジョーンズ、フリーダ・ピント、ルーシー・パンチ、ナオミ・ワッツ 出演

ある日突然アンチエイジングに目覚めたアルフィは、40年連れ添った妻ヘレナを捨てて金髪のコールガールに入れ上げる。ショックのヘレナは自殺未遂騒ぎを起こした末、怪しげな占い師にハマってしまう。一方、彼らの一人娘サリーは、処女小説を当てて以降万年スランプの夫ロイに愛想を尽かしていた。そんな中、ギャラリーで働き始めた彼女は、セクシーでモテモテなオーナー、グレッグの虜になってしまう。そして一人自宅で過ごすロイもまた、向かいのアパートに越してきたエキゾチックな美女ディアに夢中になっていくのだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342916





映画館で観た。

全体の世界観が、「年齢をとることによってこわいものなしになりかけている老人と男女の欲望」という『人生万歳!』と重なるところが多いようだが、『人生万歳!』の翌年(2010年)に撮られたものらしい。

盗作問題が尻切れトンボになっているが、うまくいってもいかなくても若いから気にするのであって、老人になるとたいしたことではないのかもしれない(笑)。

「真夜中にわたしを見て」と言われて、見るシーンあったっけ?

『007 スカイフォール』

2012年12月08日 | Weblog
ふつう

サム・メンデス 監督
ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベレニス・マーロウ、アルバート・フィニー、ベン・ウィショー、ジュディ・デンチ、ロリー・キニア 出演

NATOが世界中に送り込んでいるスパイのリストが盗まれる緊急事態が発生。英国の諜報機関MI6のエージェント“007”ことジェームズ・ボンドは、リストの収録されたハード・ドライブを取り戻すべくMの指示に従い、敵のエージェントを追い詰めていく。しかし、その作戦が失敗に終り、組織内でのMの立場も危うくなった上、今度はMI6本部が爆破される事態に。そんな窮地に立たされた彼女の前に手負いのボンドが姿を現わし、首謀者を突き止めるため僅かな手掛かりをもとに奔走する。やがてついにその黒幕が判明、一連の犯行は、Mへの復讐に駆られた元MI6の凄腕エージェント、シルヴァによるものだった。執拗にMをつけ狙うシルヴァとの決死の戦いに挑むボンドだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=342363#1





映画館で観た。

新しいことをやろうとしている意気込みは認めるが、話に整合性がない。もしかして、ダニエル・クレイグのボンドは……。

もうコンピューターに「なんでもできる」という幻影をもたせるのはやめたほうがいい。さもなくば、もっと信憑性のある表現をこころがけてほしい。

敵側から入手した得体のしれないPCがある。その中身を調べなければならない。調べるときにMI6のセキュリティに関わるメインフレームに直結するバカがいるか? Q、クビだおまえは!

そしてこのことから敵側の人間(シルヴァ)は自分が捕まって脱出することを想定していたことは明確なのだが、捕まって何をしたかったのかがわからない。Mの命を狙っていた? いやいや、だったら最初の爆破事件(Mがいないときを狙っていたのだ)の理由がわからない。

シルヴァが入れ歯を見せる。MI6は身体検査もできないのか? そして、奥歯に仕込んだ毒薬で死ねないほど予算ケチっているのか? こういう設定の不備が目立ちすぎる。

秘密の暴露はなぜ5人ずつなのか? 説得力がない。

敵のヘリはどこからやってきたのか? 軍艦島は制圧されたあとだよね?

以下ネタバレ







勝手にMを連れだして死なせるとは、どう考えても任務失敗、00要員の資格なしである。こいつもクビではないか。

両親の墓を終盤で見せたが、『ユア・アイズ・オンリー』だったと思うが(未確認)あれに出てきた墓参りのシーンと矛盾しないか?

車の乗り換えはよかった。



このように書くとかなり悪いデキのように見えるが、ダニエル・クレイグの007の中では
『カジノ・ロワイヤル』>本作>>>>>>>>『慰めの報酬』  である。
もうちょっとこまかいところを調整すれば、よいデキになったと思う。

『ラブ・アゲイン』

2012年12月02日 | Weblog
よい

グレン・フィカーラ、ジョン・レクア 監督
スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ジュリアン・ムーア、エマ・ストーン、ジョン・キャロル・リンチ、マリサ・トメイ、ケヴィン・ベーコン、ジョナ・ボボ、アナリー・ティプトン 出演

愛する妻とかわいい子どもたちに囲まれ、理想的な家庭を築いてきたと思っていた真面目な中年男、キャル・ウィーバー。しかし、居心地の良さに甘えていつしか男としての魅力をすっかり失っていた。そして突然、25年連れ添った妻から浮気を告白され、離婚を切り出されてしまう。困惑し、ひとり寂しくバーで飲んでいたキャルは、次から次へと女性に声をかけては虜にしてしまうプレイボーイ、ジェイコブと知り合い、彼の手ほどきで、女性たちを振り向かせる男へと華麗に変身するのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=340604#1





写真でわかると思うが、とても色彩に気を使った中年の危機&ラブコメ。

その後半からエンディングへのシナリオは都合がよすぎ、うまくまとまりすぎであまりよくないが、夫婦、親子、年齢差のある恋愛、現実が見えない父と娘など、さまざまなパターンの恋愛や問題が描かれている。

キャストが豪華でわたしの好みだ。

『アイ・アム・ナンバー4』

2012年12月01日 | Weblog
ふつう

D・J・カルーソー 監督
アレックス・ペティファー、ティモシー・オリファント、テリーサ・パーマー、ダイアナ・アグロン、カラン・マッコーリフ、ジェイク・アベル 出演

超人的な能力を持つ9人の若者たち。何者かに狙われ続ける彼らは世界中に散らばり、正体を隠してひっそりと生きていた。しかし、すでに3人の命が奪われてしまった。しかも、ナンバー1から3まで順番に。その時、ナンバー4はジョン・スミスと名乗り、オハイオ州の田舎町にいた。次は自分の番だと覚悟しながらも、転校した高校で若者らしい日常を送るジョン。やがて彼は、サラという女の子と出会い、恋に落ちる。時を同じく、彼の身体の中に眠る特殊な能力が覚醒を始める。そんな中、ついにジョンにも恐るべき暗殺者の魔の手が迫る。しかしジョンは、逃亡ではなく、戦う道を選ぶのだった。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338679#1





映画館で観ようか迷ったが、製作マイケル・ベイというところでレンタルでいいやと思った作品。

都合がよすぎる展開! 6が出てきた理由は? 5はどうした!

3人も死ぬ前に、連携して戦うことを思いつかないのだろうか。

一番上の写真は、本作でもっともエロいシーン(笑)。

『Black&White/ブラック&ホワイト』

2012年12月01日 | Weblog
ふつう

マックG 監督
リース・ウィザースプーン、クリス・パイン、トム・ハーディ、ティル・シュヴァイガー、チェルシー・ハンドラー、アンジェラ・バセット 出演

CIAの凄腕エージェント・コンビ、FDRとタックは、図らずも同じ女性ローレンと恋に落ちてしまう。公私において固い絆で結ばれてきた2人だったが、ローレンだけはどうしても譲れない。彼女のハートを射止めようと、ついにはCIAの立場をも利用してしまう。そして、自分が有利になるよう、互いにあの手この手の諜報テクニックを駆使して相手のデートを妨害し始めるのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=341640#1





女性向けであった(笑)。女性は喜ぶかもしれない。

女性ひとりにイケメンふたりがほれこみ、公私混同しまくるという話なのだが……。

わたしには一本まゆげ男がイケメンに見えない……。

職務の一環にみせかけてヒロインをCIAが監視するのだが、その見せかけかた(シナリオ)がうまくない。笑えたり楽しすぎたりしてごまかすのなら許せるのだが、それほどでもない。いつのまにか、エージェントふたりの私設応援団のようになっている。

その場のノリでテキトーなアドバイスをしまくる友人はいい。

『エリート・スクワッド』

2012年12月01日 | Weblog
よい

ジョゼ・パヂーリャ 監督
ヴァグネル・モーラ、アンドレ・ハミロ、カイオ・ジュンケイラ、マリア・ヒベイロ、フェルナンダ・マシャード、ミリェム・コルタス 出演

リオデジャネイロ。警察特殊部隊BOPE(ボッピ)の隊長ナシメントは、精鋭たちを率いてギャングと戦い続けていた。直情型のネトと頭脳型のマチアス、正反対の2人を新たな隊員に迎え、ナシメントは身重の妻のためにも危険な任務からの引退を考え出す。そんな矢先、ローマ法王がリオを訪れることになり、BOPEには宿舎近くのスラムを浄化するよう厳命が下される。これを最後の仕事にしようと決意するナシメントだったが……。
ストーリーはWOWOWオンラインより
http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/022654/index.php





最初唐突すぎて、ん? ん? という感じなのだが、次第にわかってくる。

ブラジル警察の腐敗を露骨に描き、それに屈しない人間たちがどれだけの苦労をするのか(最悪は死)が前半。後半ようやくBOPEがどのような存在なのかを訓練から描き、冒頭のシーンへと結びつく!

ハデな撃ち合いシーンは少ないが、おもしろい。