映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ミドルメン/アダルト業界でネットを変えた男たち』

2012年01月30日 | Weblog
よい

ジョージ・ギャロ 監督
ルーク・ウィルソン、ジョヴァンニ・リビシ、ガブリエル・マクト、ジェームズ・カーン、ジャシンダ・バレット、ローラ・ラムジー、テリー・クルーズ、ラデ・シェルベッジア 出演

1995年、実業家のジャックは妻子を残してLAへ飛び、友人経営のクラブを立て直していた。一方、有能だが経営力のないウェインとバックはポルノ画像をネット上で有料公開するが、金銭問題で窮地に。そこでジャックは、彼らが作ったカードの決済システムに着目、仲介者として参加する。すると事業は見事に当たり、大金を手にするのだった。だがやがて、ジャックはFBIにマークされ、家族崩壊の危機にも立たされてしまう……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=339859#1



「中年」という意味じゃなくて、「仲介者」という意味だったのね……。

実話をもとにしたストーリーらしい。

悪党だけ、バカだけならどうにかなるかもしれないビジネスが、それらの組み合わせだととんでもない方向へ向かってしまうかもしれないというおもしろい話。

ヴェガスのホテルでラリっているところがいい。

それほどエロくはないので、成人ならば男女ともいいのではないか。

『哀しき獣』

2012年01月30日 | Weblog
よい

ナ・ホンジン 監督・脚本
ハ・ジョンウ、キム・ユンソク、チョ・ソンハ、チョン・マンシク 出演

北朝鮮とロシアに接する中国領“延辺朝鮮族自治州”。ここに暮らす韓国系中国人のタクシー運転手、グナム。生活は苦しく、妻は韓国に出稼ぎに行ってしまい、最愛の娘も母親に預けて仕事に励む日々。しかし、妻を韓国に送り出すときに作った借金に加え、賭け麻雀でも大負けしてしまい窮地に陥る。そんな時、裏社会の顔役ミョンからある取引を持ちかけられる。それは、韓国で一人の男を殺害してくれば、借金を棒引きにしてやるというもの。もはや選択の余地のないグナムは、音信の途絶えていた妻にも会えるとこの取引を受け入れ、密航船で黄海を渡り、韓国への密入国を果たすのだが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=340864



映画館で観た。

とても欠点が多いが(笑)、ふつうよりは上。

編集であと20分くらいカットしてうまくまとまれば、傑作になったかもしれない。

アクション映画の衣をきた反民族差別啓蒙映画。

冒頭の狂犬病の話はないほうがいい。

行きの船のエピソードはとてもいい。



結局あの運転手を差し向けたのは誰だったのか?

『宇宙人ポール』

2012年01月29日 | Weblog
よい

グレッグ・モットーラ 監督
サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジェイソン・ベイトマン、クリステン・ウィグ、ビル・ヘイダー、ブライス・ダナー、ジョン・キャロル・リンチ、シガーニー・ウィーヴァー  声の出演 セス・ローゲン

アメリカのコミック業界最大のイベント“コミコン”に参加するため、イギリスからはるばるやって来たSFオタクの若者グレアムとクライブ。そんな彼らのもう一つの目的は、アメリカ西部に点在する有名なUFO関連の名所を巡ること。さっそくキャンピングカーでドライブに繰り出すが、いきなり車の事故現場に遭遇、様子を見に近づいた2人の前には、なんと本物の宇宙人が姿を現わしたのだった。“ポール”と名乗った宇宙人は、60年前に不時着して以来、政府機関に囚われの身となっていたのだった。グレアムとクライブは、アメリカ文化に染まりきったポールの言動に戸惑いつつも、彼を故郷の星に帰してあげようと一肌脱ぐことにするのだが…。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=340758#1



映画館で観た。

ちいさいこどもがお父さんに連れられて来ていたのだが、これがよかった! 大丈夫かいなと心配していたが、明るい笑い声が素直に似合う部分もしっかりあって、なおかつ、狂信的なキリスト教者など異星人と異国人から見たアメリカのヘンなところもおりこめられていた。

あのエンディングの彼女の横にいたのはおそらく……だと思うが、ネタバレになってしまうので書かない。ちょっと自信がないのだが……。

ほんのすこし、ふたりのバランスが悪いかも(サイモン・ペッグに比重がよりすぎ)。

『ヒミズ』

2012年01月27日 | Weblog
よい

園子温 監督・脚本
染谷将太、二階堂ふみ、渡辺哲、諏訪太朗、川屋せっちん、吹越満、神楽坂恵、光石研、渡辺真起子、モト冬樹、黒沢あすか、堀部圭亮、でんでん、村上淳、窪塚洋介、吉高由里子、西島隆弘、鈴木杏 出演

15歳の孤独な少年、住田祐一の夢は、誰にも迷惑をかけずに生きる平凡な大人になること。そんな住田にクラスメイトの茶沢景子は好意を抱き、住田の実家である貸しボート屋を手伝うなど積極的にアプローチする。それを疎ましく思いながらも、少しずつ心を解きほぐしていく住田。ところが、借金をつくって蒸発していた父親が戻ってきたことで、住田の運命は大きく狂い始める。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=340494

映画館で観た。

原作とは違い、舞台背景を東日本大震災後に設定して映画化した作品。

正解がない、もしくはわかりにくい世界で、できることをするという強い態度を描いた作品。

地震のためのシナリオ変更の影響か、茶沢景子(二階堂ふみ)の環境などがすこし説明不足と感じるところもあるが、許せる範囲。

この監督がクリスチャンというのはどこかで聞いたが、それにしてもろうそくが好きみたいだ。

キャストが豪華だ。

『ニーベルングの指輪』

2012年01月27日 | Weblog
よい

ウーリー・エデル 監督
クリスタナ・ローケン、ベンノ・フユルマン、アリシア・ウィット、サミュエル・ウェスト、マックス・フォン・シドー 出演

ヨーロッパ暗黒時代。クサンテン王である父を殺されたジークフリートは、鍛冶職人のアイバンに拾われ自分の出生を知らぬまま成長する。それから12年後、逞しい青年に成長したジークフリートは神々の導きを受け、アイスランド国の王女ブリュンヒルデと出会い惹かれ愛し合う二人。それぞれの使命のため一旦離ればなれとなるが、必ずや再会して永遠に愛し続けることを誓い合う。自分の出生の秘密を知るためにやって来たブルグント王国で、王国に災厄をもたらしていたドラゴン退治を任されるジークフリート。激しい死闘の末、ドラゴンを退治したジークフリートは、ドラゴンが守っていたニーベルング族の宝である“指環”を手に入れるが、同時に指環の呪いも受けることに。その頃、ジークフリートを待ち続けているブリュンヒルデにも思いもよらぬ過酷な運命が待ち受けていた……。
ストーリーはYesAsia.comより
http://bit.ly/wcKcjd




これほど監督名や出演者名、ストーリーを調べるのに手こずったのははじめてだ(笑)。
たいていはallcinemaやアマゾンなどで調べがつくのだが、今回満足できるデータがまとめてはなかった。


セックスまでが割と簡単(笑)。
そこから本筋となる壮大なストーリーがはじまる。

元々はテレビ映画で、90分の上下編で合計180分の作品だが年末年始用にと思って観た。

かなりよくできていて、飽きるようなことはなかった。
基本は物欲と愛欲の話になっている。

エンディングはあっけない。

『ゴーストバスターズ2』

2012年01月27日 | Weblog
ふつう

アイヴァン・ライトマン 監督
ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス、シガーニー・ウィーヴァー、リック・モラニス、アニー・ポッツ 出演

前作から5年。破壊神からニューヨークを救った彼らだったが、破壊した建物などの賠償金を市と州より請求された上、数々の違法行為の責任を押し付けられる形で、「ゴーストバスターズ」社は破産してしまい、依頼もぱったりと来なくなった。市民も彼らと超常現象を忘れ去り、4人組もそれぞれ別の道を歩んでいた。ピーター・ヴェンクマンはテレビ番組の司会者(担当番組の視聴率は最悪)、エゴン・スペングラーは研究所で心理学を研究、レイモンド・スタンツはオカルト書専門の本屋を営むかたわらウィンストン・ゼドモアと共にゴーストバスターズの仮装をして、パーティーに芸人として出ていた。
ストーリーはウィキペディアより
http://bit.ly/ztRDr8

本作に関してはちゃんと観た記憶がなかったので観た。しかし、観た直後にPCが不調になってなかなか書くことができなかった……。
前半はいいと思うのだが(裁判シーンあたりまで)、それ以降のテンポが悪い。

アレを動かす理由が弱い。

スタッフが乗り込む車(ヴィークル?)が前作よりもかなり出てくるので、あの車のファンにはいい。

2011年に映画館で観た特によかった映画

2012年01月01日 | Weblog
今年も特によかった映画を挙げたい。

わたしは月一本以上の映画館での映画、週二本以上の家での映画(たいていはレンタル)を目標としている。もちろん、忙しいときや目を故障したときなどには目標を達成できないこともある。
今年は2月25日あたり(書くのが当日とはかぎらないので正確ではない)に『博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』を観たあとで震災が起こった。
それからしばらく映画館に行くのが怖くなった。
これは地震で建築物が破壊されたら……というようなことではなく、2時間程度完全に外部の情報を遮断しなければならないことへの恐怖であった。これは昨年の特別なこととして書き残しておきたい。

観た順に挙げていく。

『グリーン・ホーネット』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/fbd359a5773cd61c31a189f9a2e9f89b
3D映画は一時的な流行で、コケオドシ、ミカケダオシのたぐいだと思っているのだが、この作品はよかった。

『キック・アス』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/9b84f761760024bb6888b661ad2d8fe4
主人公がジャマなアクション・コメディ(笑)。

『トゥルー・グリット』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/6cf9a041fad22b0a1039adb6627f2afe
コーエン兄弟はクセがあると思っているひとにこそオススメしたい作品。

『SOMEWHERE』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/ba969e015d6c0bf2944c68a19c6435cd
ソフィア・コッポラがもどってきた(笑)!

『マチェーテ』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/37e1b2926567db9975724fcd7a4f2789
イキオイと中二の夢を見事に映像化した作品。

『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/f5c50c63759c62530f6f2802a8e28a07
タイトルが長くていいにくいことをのぞけば、とても楽しい作品。

『アジョシ』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/bc757cb210fed8a7cf7c8567654da051
邦画を含めアジア系の作品はもともと観るのが少ないのだが、これはよかった。

『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/c6cdd0088e55ff037b7116cececf83ee
世界は皮肉とコメディに溢れている。

『ミッション:8ミニッツ』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/1371dca69ce99e8efd0d9e8f8ac650c7
ダンカン・ジョーンズはこれまでの二作品がともにいい。今後も期待したい。

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/0be48c5a5fb489cddfd37f35fd697332
このCGはきらいなのだが、脚本がよかった。

『エンディングノート』
http://blog.goo.ne.jp/jm131/e/8045a18579f82e17e30f607d98b8706e
立派すぎるダンドリ人間。エンディングまで見事であった。




ここのサイト内検索はヒットしないことがあるので、URLもつけた。興味をもたれたかたは参照してください。もう少し詳しい(ほんのちょびっとですが)わたしの感想があります。


『イリュージョニスト』もよかったのだが、わたしには悲しすぎた。