映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『インターステラー』

2014年11月28日 | Weblog
よい

クリストファー・ノーラン 監督
マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、エレン・バースティン、マイケル・ケイン、マッケンジー・フォイ、ティモシー・シャラメ、ジョン・リスゴー、デヴィッド・オイェロウォ、マット・デイモン 出演 声の出演 ビル・アーウィン

近未来の地球。環境は加速度的に悪化し、植物の激減と食糧難で人類滅亡の時は確実なものとして迫っていた。そこで人類は、居住可能な新たな惑星を求めて宇宙の彼方に調査隊を送り込むことに。この過酷なミッションに選ばれたのは、元テストパイロットのクーパーや生物学者のアメリアらわずかなクルーのみ。しかしシングルファーザーのクーパーには、15歳の息子トムとまだ幼い娘マーフがいた。このミッションに参加すれば、もはや再会は叶わないだろう。それでも、泣きじゃくるマーフに“必ず帰ってくる”と約束するクーパーだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=349221





映画館で観た。

長い(169分)。後半の説得力がかなり薄い。

しかし、この監督が人間のおそろしいところをあまり見せずに、人間のいいところを強調した作品を描いたところは評価したい。

こども時代のマーフ(マッケンジー・フォイ)がかわいい。

マット・デイモンの役割をわきまえた演技、いいね。


ブラックホールが人知を超えた存在でもいいが、脚本家に都合のいい存在にしたらいかんでしょう。

以下ネタバレ






stayがわかるくらいなら、ほかのことばも伝わるだろう(笑)。

地球の環境問題を解決できるようなアイデアをモールス信号で伝えたのか? 環境問題を解決して、主人公を救えるようなステーションをつくるまでに100年もかからなかったってことか? 

『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』

2014年11月26日 | Weblog
ふつう

アダム・マッケイ 監督
ウィル・フェレル、クリスティナ・アップルゲイト、ポール・ラッド、スティーヴ・カレル、デヴィッド・ケックナー、ハリソン・フォード 出演

サンディエゴのローカルTV局で妻ベロニカと共に看板キャスターとして活躍していたロンは、上司からクビを言い渡されてしまう。そんな折、ニューヨークのニュース局からロンに誘いがかかる。かつての仲間たちを引きつれてニューヨークへと渡ったロンは、ライバルの人気キャスターたちと熾烈な視聴率バトルを繰りひろげる。
ストーリーは映画.comより
http://eiga.com/movie/79670/





すまぬ。これ続編、2のほうだ。1は未見(笑)。レンタル屋さんに本作しか置いてなかったのだ。

FOXなどの右派ニュース局や、ニュースというよりもバラエティ色が強いトピック優先の体質をわかりやすく批判しているのはわかる。

エンディングはおそらく前作と同じパターンではないかと思った。

前作の仲間(らしい)を集めるところがピリッとしない。

『大統領の料理人』

2014年11月26日 | Weblog
よい

クリスチャン・ヴァンサン 監督
カトリーヌ・フロ、ジャン・ドルメッソン、イポリット・ジラルド、アルチュール・デュポン、ジャン=マルク・ルロ、アルリ・ホベール 出演

フランスの片田舎で小さなレストランを営む女性料理人のオルタンス・ラボリ。ある時、政府に呼び出されて向かった先は、フランス大統領官邸“エリゼ宮”。過剰な装飾を排した素朴な料理を望む大統領が、著名なシェフの推薦を受け、彼女を正式なプライベート・シェフに任命したのだった。しかし官邸の厨房は男ばかりで、おまけに形式ばったしきたりや厳格な規律に縛られた堅苦しい職場だった。案の定、最初は同僚シェフたちの冷たい視線を受け続けるオルタンス。それでも彼女の料理に対する熱意と信念が揺らぐことはなく、いつしか周囲を自分のペースに巻き込んでいくのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346206#1





たべものがうまそうに見えると点が甘くなる。当然、料理映画には甘い。

作品内でははっきりと名乗っていなかったみたいだが、ミッテラン大統領と女性シェフの事実に基づく話らしい。それならば、後半助手がふたり増えて特に活躍もしなければ足も引っ張らない(出てきた意味がわからない)のも、事実に基づいた表現なのかもしれない。

南極基地での送別会で日本人にはかなりえげつなく見えるスケッチがあるのだが、あの程度ではフランス人はびくともしないのかもしれない。

カロリーのほうはともかく、大統領にくらいぜいたくなもの食べさせてもいいのではないか。

『ガンズ・アンド・ギャンブラー』

2014年11月25日 | Weblog
よい

マイケル・ウィニック 監督・脚本
ゲイリー・オールドマン、クリスチャン・スレイター、デイン・クック、ヘレナ・マットソン、パワーズ・ブース、ジェフ・フェイヒー 出演

カジノで一夜にして一文無しになったギャンブラーのジョン・スミス。彼が参加したポーカーの最中に、100万ドルの価値を持つネイティブアメリカンの仮面が盗まれた。ポーカー参加者が犯人だと確信したオーナーは、ブロンド美女の殺し屋や汚職警官を雇ってジョンら参加者たちの命を次々と狙う。
ストーリーは映画.comより
http://eiga.com/movie/79367/





クライム・アクション・コメディ。

ゲイリー・オールドマンは割とあっさり消える。

アメリカン・ネイティブとアジア人ネタがいい。

ちょっと無理があるが、許せる。

『鑑定士と顔のない依頼人』

2014年11月12日 | Weblog
ふつう

ジュゼッペ・トルナトーレ 監督・脚本
ジェフリー・ラッシュ、シルヴィア・フークス、ジム・スタージェス、ドナルド・サザーランド、フィリップ・ジャクソン、ダーモット・クロウリー 出演

一流の美術鑑定士にして、カリスマ的オークショニアのヴァージル・オールドマン。極端に人間嫌いで独身を貫く彼が唯一愛情を注ぐのが、女性の肖像を描いた名画たち。これはと思う肖像画が出品されると、相棒のビリーを使い、不正な手段で自分のコレクションに加えてしまうのだった。そんなある日、彼のもとに、亡くなった両親が遺した家具や美術品の鑑定をしてほしいという若い女性からの依頼が舞い込む。ところが依頼人は、決してヴァージルの前に姿を見せようとはしなかった。憤慨するヴァージルだったが、依頼人の屋敷である歴史的名品の一部とおぼしき部品を発見してしまい、この依頼を引き受けずにはいられなくなる。そして屋敷に通ううち、姿の見えない依頼人に少しずつ興味を抱き始めるヴァージルだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347018





ほとんど情報を入れずに観たが、ある可能性が否定できずに結局そのとおりだった。つまり、想定内の展開であった。

以下ネタバレ






穴というか、物足りないところがあって、
機械直しの天才とドナルド・サザーランドがどうやって知り合ったのか、それと屋敷の大家があそこにいたら失敗する可能性のほうが圧倒的に高いのだ。あそこはおかしい。

『ニューヨーク 冬物語』

2014年11月12日 | Weblog
ふつう

アキヴァ・ゴールズマン 監督・製作・脚本
コリン・ファレル、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ジェニファー・コネリー、ウィリアム・ハート、エヴァ・マリー・セイント、ラッセル・クロウ、ウィル・スミス 出演

20世紀初頭のニューヨーク。ギャングのボス、パーリーの下で頭角を現した青年ピーター・レイク。やがてパーリーを裏切りギャング団を抜け出して追われる身に。そして不思議な白馬に窮地を救われた彼は、運命に導かれるように富豪の娘ベバリーと出会い、恋に落ちる。2人はすぐに深い愛で結ばれていく。しかし、不治の病に冒されていたベバリーは、あっという間にその短い生涯を閉じる。失意のピーターはパーリーに捕らえられ、橋の上から突き落とされてしまう。100年後の2014年のニューヨーク。そこに、記憶をなくしたピーターの姿があった。セントラルパークで少女アビーと出会った彼は、アビーの母バージニアの助けを借り、少しずつかつての記憶を取り戻していく。やがて自分が生かされていた意味を知り、与えられた使命を悟るピーターだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=348585





おおむかしに原作の小説を読んだ記憶があるが、原作にはかなり感動したおぼえがある。
まあ原作と映画は別物として扱わせてもらうが。

後半の現代になってからが、あまりにも急ぎ過ぎである。しかもラストがあまい。

主人公とヒロインが初めて出会うシーンの単語で話し合うところは魅力的だ。

原作のラブストーリー要素だけを強調してうまくいかなかったようだ。