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映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ヒア アフター』

2012年02月07日 | Weblog
よい

クリント・イーストウッド 監督・音楽
マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス、フランキー・マクラレン、ジョージ・マクラレン、ジェイ・モーア、ブライス・ダラス・ハワード、マルト・ケラー、ティエリー・ヌーヴィック 出演

パリのジャーナリスト、マリーは、恋人と東南アジアでのバカンスを楽しんでいた。だがそのさなか、津波に襲われ、九死に一生を得る。それ以来、死の淵を彷徨っていた時に見た不思議な光景(ビジョン)が忘れられないマリーは、そのビジョンが何たるかを追究しようと独自に調査を始めるのだった。サンフランシスコ。かつて霊能者として活躍したジョージ。今では自らその能力と距離を置き、工場で働いていた。しかし、好意を寄せていた女性との間に図らずも霊能力が介在してしまい、2人は離ればなれに。ロンドンに暮らす双子の少年ジェイソンとマーカス。ある日、突然の交通事故で兄ジェイソンがこの世を去ってしまう。もう一度兄と話したいと願うマーカスは霊能者を訪ね歩き、やがてジョージの古いウェブサイトに行き着く。そんな中、それぞれの事情でロンドンにやって来るジョージとマリー。こうして、3人の人生は引き寄せ合うように交錯していくこととなるが……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=337959



この作品は東日本大震災と公開時期が重なったために、公開期間が縮小されたはずである。

被災者のみなさんを傷つけることをおそれるあまりに、間違った方向へいかないことを望む。

本作には冒頭に津波のシーンがある。それがいやだと感じる人もいるだろう。だったら、そのことを映画館の入り口に貼って、いやな人には観ない自由を、それでも観たい人には観る自由を与えればいいと思う。特に、本作は地震や津波がメインの内容ではないし、最後まで観れば「よかったね」でおわりそうなまじめな作品なのだ。

んで、ここからが感想。

ふつうよりギリギリ上(笑)。

周囲に理解されずに苦労してきた人間が最後に救われたり、理解者ができたりするというのはけっこうよくあるパターン。それを手堅くまとめあげるのがイーストウッドの手腕である。ディケンズ好きのキャラクター設定も悪くない。また、インチキ霊能者も出してきて、こういうものの危険性までも描いているのはバランスどりもうまい。

しかし、じゃあ特におもしろいところ、特に魅力的なところがどこなのかというと、返答に詰まるし人それぞれでバラバラになってしまいそうなのだ。、