映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『スター・トレック2/カーンの逆襲』

2013年08月23日 | Weblog
ふつう

ニコラス・メイヤー 監督
ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、デフォレスト・ケリー、リカルド・モンタルバン、ジェームズ・ドゥーアン、ジョージ・タケイ、ニシェル・ニコルス、ウォルター・コーニッグ、 カースティ・アレイ、ビビ・ベッシュ、メリット・バトリック 出演

カーク提督への復讐を誓うカーンが“ジェネシス”と呼ばれる惑星改造兵器を奪取、訓練生ばかりを載せたテスト航海のエンタープライズの前に立ちはだかる。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=11858





『スター・トレック イントゥー・ダークネス』を観ると、なぜだか本作も気になってきたのだよ(笑)!

「ジェネシス」という脚本家にだけ都合のいいシステムはダメだが、あとは悪くない。

オリジナルテレビシリーズの15話が元ネタらしいが、それを見ずとも理解できる。

CGに頼るよりも、その他の大道具、小道具類のデザインなどにこだわったほうがあとの時代に残りやすいということがわかる。脚本が立派じゃないと論外だけどね。

本作を観ると、『スター・トレック イントゥー・ダークネス』が本作に対して敬意を払っていることがわかる(特に終盤)。

『戦略大作戦』

2013年08月23日 | Weblog
よい

ブライアン・G・ハットン 監督
クリント・イーストウッド、テリー・サヴァラス、ドナルド・サザーランド、ドン・リックルズ、キャロル・オコナー 出演

連合軍のアメリカ兵ケリーは、捕虜の敵軍将校から、とっておきの情報を引き出した。それは、ドイツ軍占領下のフランス銀行に千万ドル単位の金の延べ棒が保管されているということ。彼は早速ビッグ・ジョーら仲間を集めて金塊の強奪計画を練り、現地へ出発する。奇襲作戦などで敵の防衛網をくぐり抜けていくケリーたちは、次々に味方を失いながらも戦線を突破。そして、ついに戦車で厳重ガードされた目的の銀行へ辿り着き、金の延べ棒をめぐって激しい攻防戦が開始されるのだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13054#1





連合軍の勝利のために! だとか、道徳的なまとまり(最後にお金が孤児院にばらまかれたり)だとかがないのがすがすがしい。自分のもうけのためだけに行動していくのだ。

そしてその行動に微妙にひっかかってくるのが上司であるテリー・サヴァラス! 彼は自分の部隊から犠牲者をださないのが信条なのだ。

味方から爆撃されたり、部下に興味がなくてヨットをアメリカに持ち帰ろうとする上司がいたりと、前半どんどんまじめな性格だとやっていけない環境がそろっていくのがおもしろい。

軍事オタクではないが、タイガー戦車の手強さ、おそろしさはよく出ていた。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』

2013年08月17日 | Weblog
よい

J・J・エイブラムス 監督
クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、ベネディクト・カンバーバッチ、 ジョン・チョー、サイモン・ペッグ、カール・アーバン、ピーター・ウェラー、アリス・イヴ、ブルース・グリーンウッド、アントン・イェルチン 出演

西暦2259年。USSエンタープライズのクルーたちとともに惑星ニビルを探査中のジェームズ・T・カークは、副艦長スポックの窮地を救うために重大な規律違反を犯してしまう。地球に帰還したカークはその責任を問われ、艦長を解任される。その頃、ロンドンでは恐るべき陰謀が進行していた。やがて首謀者ジョン・ハリソンは惑星クロノスに逃亡。この緊急事態に、再びUSSエンタープライズの艦長に復帰したカークは、ジョン・ハリソンを追ってクリンゴン人が支配するクロノスへと向かうのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344500#1





劇場で3D(マスターイメージ)日本語版で観た。

この監督、『M:I:Ⅲ』『SUPER 8/スーパーエイト』の監督でもあるらしい。スターウォーズが不安である。当たり外れがあることと、基本はアクションだけが得意な印象を受ける。


壮大な宇宙を舞台に、友情という古典的な題材を基にしている。

前作『スター・トレック』のときもエンタープライズ(巨大宇宙船)を地球上で作ることがわからない(無重力のほうが作りやすいから)という指摘もあったがおもしろいアクションであった。本作でも……
以下ネタバレ







宇宙船にも密航できるのか? しかもふたり!
そのふたりがどちらもストーリー上必要な要素なのだが、どうやってその場所にもっていったらいいのかわからないので密航させました、というのがわかってしまうのよ(笑)。つまり、シナリオはそんなによくないぞ、これ。

それと、レナード・ニモイはもう完全にオールド・ファン対策だけのための存在になっていたような気がする(笑)!

『パシフィック・リム』

2013年08月17日 | Weblog
よい

ギレルモ・デル・トロ 監督
チャーリー・ハナム、イドリス・エルバ、菊地凛子、チャーリー・デイ、ロブ・カジンスキー、マックス・マーティーニ、芦田愛菜、ロン・パールマン、バーン・ゴーマン、クリフトン・コリンズ・Jr、ディエゴ・クラテンホフ 出演

ある日、太平洋の深海から突如巨大な生命体が出現した。“KAIJU”と名付けられた彼らは、大都市を次々と襲撃して容赦ない破壊を繰り返し、人類は滅亡の危機を迎える。そこで人類は世界中の英知を結集し、人型巨大兵器“イェーガー”を開発する。その操縦は2人のパイロットによって行われるが、イェーガーの能力を引き出すためには、パイロット同士の心を高い次元でシンクロさせる必要があった。当初は優勢を誇ったイェーガーだったが、出現するたびにパワーを増していくKAIJUたちの前に次第に苦戦を強いられていく。そんな中、かつてKAIJUとのバトルで兄を失い、失意のうちに戦線を離脱した名パイロット、ローリーが復帰を決意する。彼が乗る旧式イェーガー“ジプシー・デンジャー”の修復に当たるのは日本人研究者の森マコ。幼い頃にKAIJUに家族を殺された悲しい記憶に苦しめられていた。やがて彼女はローリーとの相性を買われ、ジプシー・デンジャーのパイロットに大抜擢されるのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=344562





劇場で3D(マスターイメージ)日本語版で観た。

夏休みで人気作が多いらしく、もう一番大きなスクリーンではなくなってきているようだ。

ギレルモ・デル・トロはダークなストーリーじゃないとおもしろみが出せないのではないかと思っていたが、本作では比較的明るく軽いストーリーでもおもしろかった。

日本のアニメをかなり研究し、理解していることがわかるツボのおさえ方である。

パシフィック・リムとは「環太平洋地域」という意味らしい。

日本人が喜ぶデキなのだが、緩急のつけかたにちょっと配慮がたりない。ロン・パールマンへのたどりつきかたがイージーすぎたり、ふたりのパイロットのひとりが知らない武器があったり(しかも脳はつながっているはずなのに)する。

また、司令官が赤い靴を持っていくのがわからない(由来はわかるのだが、あのタイミングで持っていくことの意味がわからない)。ただの変態か?

CG多用の戦闘シーンに多い特徴である、夜間で雨(または嵐)ばっかりというのもいただけない。本作はわかりやすく、迫力もあってよかったが。

以下ネタバレ







自爆作戦も理解できるのだが、脱出装置つけといてもいいんじゃないか?

原子力でアナログ?

『HICK-ルリ13歳の旅』

2013年08月15日 | Weblog
ふつう

デリック・マルティーニ 監督
クロエ・グレース・モレッツ、エディ・レッドメイン、レイ・マッキノン、ロリー・カルキン、ジュリエット・ルイス、ブレイク・ライヴリー、アレック・ボールドウィン 出演

アメリカ中西部ネブラスカ州の貧しい農村地帯に暮らす13歳の少女、ルリ。ある日、母親が男をつくって姿を消して間もなく、父親までもがルリを残して家を出て行ってしまう。一人残された彼女は、憧れの地という理由だけでラスベガスへと向かうことに。さっそくヒッチハイクを始めたルリは、幸先良くさわやかな好青年エディの車に同乗させてもらうのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=343523





ヒッチハイクした回数が2回で、そのふたりのドライバーが互いに因縁を持っている……。
世界が狭すぎる!

ほとんど唯一よかったのが、帰りたいと思って母に電話をしている途中でクロエ・グレース・モレッツには自分の未来がわかるシーン。母のダメさが見えてしまい、このままもどっても意味が無いと悟ってしまうところ。

『ジャッジ・ドレッド』

2013年08月15日 | Weblog
よい

ピート・トラヴィス 監督
カール・アーバン、レナ・ヘディ、オリヴィア・サールビー、ウッド・ハリス、ドーナル・グリーソン、ラングレー・カークウッド、ウォリック・グリア、ルーク・タイラー 出演

核戦争で荒廃した近未来のアメリカ。東海岸一帯に広がる唯一の都市メガシティ・ワンは、超高層ビル郡の中に多くの住民がひしめき、犯罪が多発していた。そんな崩壊寸前の街の治安を守るのが、警察機能と司法を兼ね備え、逮捕から判決、刑の執行までをも一手に引き受けるエリート司法官“ジャッジ”たちだった。その中でも圧倒的な戦闘能力と不屈の意志でトップに君臨するジャッジがドレッドだった。ある日、新米女性ジャッジ、アンダーソンの適性判断を任されたドレッドは、彼女を試験代わりに殺人事件現場へと連れ出す。そこは、冷酷非情な女ギャング“ママ”とその一味が支配し、200階建てアパートメントの各フロアに無数の犯罪者であふれる究極の無法地帯だった。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=343947





監督は『バンテージ・ポイント』のピート・トラヴィス。

新米女性ジャッジはママがむかし捨てた娘という設定でよかったんじゃないかと思うが、そうではなかった。

『ザ・レイド』SF版。あちらがアクションを見せることに集中しすぎたあまりに、キャラクターの行動が変(武器がない状況で敵の落とした武器を使わない)だったのに対し、こちらはバランスのよい納得のいくキャラクターの行動になっている。

また、スローモーという麻薬の効き方の映像表現がいい。

もうちょっと新米女性ジャッジが魅力的だともっとよかった。

『雨に唄えば』

2013年08月15日 | Weblog
よい

ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン 監督
ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、ドナルド・オコナー、シド・チャリシー、ジーン・ヘイゲン 出演

トーキーの出現でハリウッドは大騒動。それまでスターだったリーナ(ヘイゲン)もその悪声から将来が危ぶまれる。パートナーのドン(ケリー)はリーナの吹き替えに採用されたキャシー(レイノルズ)に目をつけ、親友のコスモ(オコナー)と一緒に、彼女を次代のスターに担ぎ出そうとする。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1220





ミュージカルは苦手だが、ストーリーがラブ・コメで、歌よりもダンスがメインだととっつきやすかった。

有名な雨の中のひとりダンスシーンもいいが、スタジオ内でほかのスタッフや小道具をからめながらダンスをするドナルド・オコナーもすばらしい。

『シェーン』

2013年08月15日 | Weblog
よい

ジョージ・スティーヴンス 監督
アラン・ラッド、ヴァン・ヘフリン、ジーン・アーサー、ブランドン・デ・ワイルド、ウォルター・ジャック・パランス、エミール・メイヤー 出演

舞台は緑麗しいワイオミングの高原地帯。縁あって開拓移民のスターレット一家に厄介となる、旅人シェーン。折しも、この地では開拓移民と牧畜業者の間で土地をめぐる諍いが起こっていた。やがて、スターレット一家にもその騒動が飛び火してきた時、世話を受けていたシェーンは、彼らの間に割って入っていく……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=9532





むかしテレビで観たが、『ドライヴ』の影響でまた観たくなった。

いまさらだが、脚本(A・B・ガスリー・Jr)がすばらしい。
アクションと人間ドラマ、男どうしの友情などのバランスが秀逸。

アクションも主人公がするのは途中の殴り合いとおわりのガン・アクションだけで、ほかは火事やいやがらせなどの敵側がやるものである。
そして敵にもそれなりの怒る理由があるのもいい!