映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『ディーバ』

2012年02月14日 | Weblog
よい

ジャン=ジャック・ベネックス 監督
ウィルヘルメニア・フェルナンデス、フレデリック・アンドレイ、リシャール・ボーランジェ、チュイ・アン・リュー、アニー・ロマン 出演

音楽を熱烈に愛する郵便配達夫の青年ジュールは、神秘的な歌声を持つディーバ=女神と出会い、彼女のアリアを盗み録りする。そんな中、彼のモビレッタ(原付自転車)に売春組織の内幕を暴露した告白テープが隠された事から、存在しない筈のディーバのテープ、地下組織の秘密が録音されたテープという2本のテープを巡って、彼はパリの町を逃げ、やがて迷路に迷い込んでゆく……。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14993



平凡な監督ならば二流のサスペンスで終わらせたかもしれない原作を、サスペンスと恋愛とユーモアと映像美で見事に仕上げた作品。

翻訳された原作もむかし読んでいて、たしかあのベトナム人の女の子と謎の男(波を止める男)が主人公でいろいろな事件に関わる三部作のひとつが本作『ディーバ』であったはずである。

最後の廃工場っぽいところでのやりとりは、いくらなんでも都合がよすぎる。