映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ラスト・ナイツ』

2016年10月30日 | Weblog
よい

紀里谷和明 監督
クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン、クリフ・カーティス、アクセル・ヘニー、ペイマン・モアディ、アイェレット・ゾラー、ショーレ・アグダシュルー、伊原剛志、アン・ソンギ 出演

とある封建的な帝国。清廉潔白で偉大な領主のバルトーク卿。ある日、欲深く狡猾な悪徳大臣モットの奸計に嵌められ、皇帝より死罪の沙汰が下る。そして、その首を落とす役目を愛弟子のライデンが命じられる。必死に抵抗するライデンだったが、バルトーク本人に諭され、泣く泣く剣を振り下ろす。一年後、すでに領地は没収され、騎士たちもバラバラに。誰もが復讐に立ち上がってくれると期待していたライデンにいたっては酒と女に溺れる始末。誰よりも復讐を恐れていたモットもその様子を知り、ようやく安堵するのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=353521





忠臣蔵の翻案ものとしては、とてもいいデキだと思う。

短いセンテンスに皮肉と含みを持たせた脚本もいい。

戦いの途中でうなずく伊原剛志! かっちょいい!

紀里谷監督の魅力である様式美とガジェット趣味がおさえられているのが気になる。

『の・ようなもの のようなもの』

2016年10月30日 | Weblog
よい

杉山泰一 監督
松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、尾藤イサオ、でんでん、野村宏伸、鈴木亮平、ピエール瀧、佐々木蔵之介、塚地武雅、宮川一朗太、三田佳子 出演

東京、谷中。30歳で脱サラして落語家となった出船亭志ん田。いまだ前座で、師匠・志ん米の自宅に住み込み修行中。師匠の娘、夕美に秘かな想いを寄せる志ん田だったが、彼の生真面目すぎる落語を夕美は“小学生が国語の教科書を読んでいるよう”と一刀両断。そんな中、志ん米の師匠・志ん扇の十三回忌に開かれる追善の一門会で、大事なスポンサーである斉藤後援会長のご機嫌をとるため、彼女のお気に入りである志ん魚の復帰が計画される。そこで師匠から、落語家を辞め行方知れずの兄弟子・志ん魚を捜し出し、連れ戻すよう命じられる志ん田だったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352952





2011年に急逝した森田芳光監督ファン、もしくは森田監督の処女作『の・ようなもの』ファン向け。

テクノ落語をすぐに出せ(笑)! あと麻生えりかをタクトかなんかに乗せて出せ!

前座が羽織着てよかったのか?

『マイ・インターン』

2016年10月30日 | Weblog
よい

ナンシー・マイヤーズ 監督・脚本
ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ、レネ・ルッソ、アンダーズ・ホーム、アンドリュー・ラネルズ 出演

ファッション通販サイトを起業し、ニーズを的確に掴んで短期間で急成長させることに成功したジュールズ。そんな彼女の会社に、シニア・インターン制度によって採用された70歳のベン。妻に先立たれ、新たなやりがいを求めて再び働くことを望んだ彼だったが、若者ばかりの会社ではすっかり浮いた存在に。ところが、ベンはそんなカルチャー・ギャップを楽しみ、たちまちオフィスの人気者に。一方、ここまで仕事も家庭も順調そのものだったジュールズは、急速に拡大した会社の経営にうまく対応することができず大きな試練に直面していた。そんな時、彼女の支えになってくれたのは、どこか疎ましく思っていた人生の先輩、ベンだった。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=353403





前半と後半で明らかに主人公アン・ハサウェイのキャラクターに齟齬があるが、まあいいでしょう。

前半のキャラクターだと人に嫌われてもしかたないし、それがデ・ニーロのおかげで変わるというのも無理っぽい。

そのような細部にこだわらない人でロマンティックな作品がお好きな人にはおすすめ。

『アントマン』

2016年10月30日 | Weblog
よい

ペイトン・リード 監督
ポール・ラッド、マイケル・ダグラス、エヴァンジェリン・リリー、コリー・ストール、ボビー・カナヴェイル、マイケル・ペーニャ、ティップ・“T.I.”・ハリス、ウッド・ハリス、ジュディ・グリア、アビー・ライダー・フォートソン、デヴィッド・ダストマルチャン、ヘイリー・アトウェル 出演

バツイチ、無職のスコット・ラング。養育費も払えず、このままでは最愛の娘キャシーにも会えなくなってしまう。人生まさに崖っぷちのスコットは、ひょんな成り行きから天才科学者ハンク・ピム博士に頼まれ、彼が開発した特殊なスーツを着て、1.5cmのヒーロー“アントマン”になることに。こうして、ハンクとその娘ホープ・ヴァン・ダインの厳しい指導の下、正義のヒーローになるための猛特訓を開始するスコットだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352769





親子の愛情物語(2、3パターン)をSF仕立てにした作品。

ラストでありがちなものを大きくしたのはいただけないが、その他のギャグセンスもいい。

『ジェイソン・ボーン』

2016年10月30日 | Weblog
よい

ポール・グリーングラス 監督
マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、アリシア・ヴィカンダー、ヴァンサン・カッセル、トミー・リー・ジョーンズ 出演

全ての記憶を取り戻したジェイソン・ボーンが消息を絶ってから何年もの月日が経ったある日、元同僚のニッキーはギリシャに潜伏している彼との接触を試みる。ニッキーはハッカーグループと手を組み、CIAのサーバーから極秘情報を盗み出していた。その中には“トレッドストーン計画”の全貌とそれに関わったボーンの父親の情報も含まれていた。しかしCIA長官のデューイはニッキーの足取りを追跡し、ギリシャに凄腕暗殺者アセットを送り込む。そんな中、野心を秘めたCIAの若手エージェント、ヘザー・リーは、強引なデューイとは距離を置き、ボーンを再びCIAに引き戻そうと画策するのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=355735





映画館で観た。

シリーズ第五弾と言われているが、四作目のレガシーは無視してかまわない(笑)。

新シリーズ第一弾としては合格。第四弾(繰り返すがレガシーはなしだ!)としてはちょっと物足りないという人もいるだろう。そういう人は次回作に期待しよう。

手ブレアクションシーンはちょっと飽きてきた。

『スーサイド・スクワッド』

2016年10月30日 | Weblog
ふつう

デヴィッド・エアー 監督・脚本
ウィル・スミス、ジャレッド・レトー、マーゴット・ロビー、ジョエル・キナマン、ヴィオラ・デイヴィス、ジェイ・コートニー、ジェイ・ヘルナンデス、アドウェール・アキノエ=アグバエ、アイク・バリンホルツ、スコット・イーストウッド、カーラ・デルヴィーニュ、福原かれん、アダム・ビーチ、シェイリン・ピエール=ディクソン、ジム・パラック しゅつえん

スーパーマンがいなくなった世界に最大の危機が訪れた。政府は最後の手段として、服役中の悪党たちによる最強の特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成することに。さっそく、百発百中の冷酷スナイパー“デッドショット”やジョーカーに一途な想いを寄せるクレイジー・ガール“ハーレイ・クイン”をはじめ選りすぐりの極悪人が集められ、減刑と引き換えに到底達成不可能と思われる危険なミッションが託される。ただし、そのクビには、命令に背けば即座に爆発する自縛装置が巻かれていた。こうして、人類史上もっとも凶暴な悪党たちが、刑務所の外へと放たれるのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=355448





映画館で2D字幕版で観た。

ハーレイ・クインをかわいく見せることと、ウィル・スミスを「いい人」に見せることに力をいれすぎで、映画をおもしろくすることを忘れている。

また、すぐ死ぬ人の紹介が手抜きすぎる!

『帰ってきたヒトラー』

2016年10月30日 | Weblog
ふつう

ダーヴィト・ヴネント 監督
オリヴァー・マスッチ、ファビアン・ブッシュ、クリストフ・マリア・ヘルプスト、カッチャ・リーマン 出演

1945年に自殺したはずのアドルフ・ヒトラーが、なぜか2014年のベルリンにタイムスリップして甦る。やがて彼をモノマネ芸人と勘違いしたディレクターにスカウトされ、テレビ番組に出演することに。すると、ヒトラーが生きていたらいかにも言いそうな言葉で現代のドイツを斬りまくると、その“芸”の完成度が評判を呼び、彼はたちまち大ブレイク。しかも言っている内容も意外に真理を突いていると迷える現代人の心を捉え、いつしか再び大衆の支持を集め始めてしまうヒトラーだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=356055





映画館で観た。

どのようにして復活したのかの説明なし(笑)。これから先どのようになるのかの説明もなし。

つまり本作は、移民問題やネオナチにゆれる現代ドイツ・ヨーロッパを表現したかったのだろう。

わたしの印象に一番残ったのは、エンディングの現代ドイツの一面を映したところであった。