映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』

2010年01月31日 | Weblog
よい

マーティン・ブレスト 監督
アル・パチーノ、クリス・オドネル、ジェームズ・レブホーン、ガブリエル・アンウォー、フィリップ・S・ホフマン、リチャード・ヴェンチャー、サリー・マーフィ、ブラッドリー・ウィットフォード、ロシェル・オリヴァー、マーガレット・エジントン、トム・リース・ファレル、ニコラス・サドラー、ロン・エルダード、フランセス・コンロイ、ジューン・スキッブ、デヴィッド・ランズベリー 出演

気難しく人間嫌いな全盲の退役軍人と、心優しいエリート寄宿学校の苦学生との年齢差を越えた友情を描き出した感動作。
ストーリーはオールシネマより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13006#1



じつはそんなに脚本はうまくない(学校の部分とニューヨークの部分がうまくつながっていない)のだが、ダンスと演説のところだけでうまくごまかされる(笑)。

ちょっと長すぎる(157分)。

原題からかなりエロいものを期待すると裏切られるが(笑)、飽きることはない。

『チョコレート・ファイター』

2010年01月29日 | Weblog
チョコレート・ファイター - goo 映画

よい

プラッチャヤー・ピンゲーオ 監督
ジージャー、阿部寛、ポンパット・ワチラバンジョン、アマラー・シリポン、イム・スジョン、タポン・ポップワンディー 出演

日本ヤクザと現地マフィアが抗争するタイで、タイ・マフィアの女性ジンは日本人ヤクザのマサシと恋に落ちてその子を宿す。月日が流れ、マフィアから足を洗ったジンは、娘ゼンと二人で暮らしていた。ゼンは自閉症だが、アクション映画のビデオを見ただけでその技を習得できる並外れた身体能力を持っていた。重い病にかかった母ジンの治療費を稼ぐためにゼンが行った行為が、ジンの昔のマフィア仲間の注意を引き、母娘に危機が迫る。



アクションの傑作 !!
純真な女の子が悪人男子をばったばったと倒していくのだから、男性だけではなく女性にも受けるのではないか。

福岡からタイまで12分ほどで行けそうな印象だが、アクションに関してはすぐにホンモノだとわかる。

特異な状況に順応することを強調しすぎるところもあるが(特に最後の戦い)、おもしろいから許す。

『VANGUARD』

2010年01月27日 | Weblog
わるい

マシュー・ホープ 監督・脚本
レイ・ブロック・Jr、エマ・チョイ、スティーヴ・ウェストン、シヴ・グレウォル 出演

2015年、世界は混乱状態にあった。大戦で石油は失われ食料や水などの資源も枯渇。人口増加が危機的レベルに達する中、強大な力を持つ“企業”が出現。彼らは武装都市に本部を置き、人間を間引くためのプログラムを計画。しかし“企業”に反発した科学者たちは、人々に緩やかな死を与える代わりに人類を獣に変える薬を開発する……。

ストーリーはアマゾンより
http://www.amazon.co.jp/VANGUARD-DVD-%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%97/dp/B002AIQ1L2%3FSubscriptionId%3D1PGV4GGGAXZ1AMXAKKG2%26tag%3Da_ci_top-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB002AIQ1L2



テレビ東京が隠れた名作を紹介するシリーズの第二作だそうだが、おそらくテレビ東京は「名作」の意味がわからないか、「迷作」と間違えたようなひどい内容。

映画が終わっても話のカタがつかないという最低の脚本、同じ森の中でヌルい行動(アクションというにはおそまつすぎる)を延々と続けるだけ。

我慢大会で罰ゲーム用に準備するにはいいかもしれない。

世界設定だけはうまいものだが、それを作品にする能力がほとんどゼロだったのだろう。

ここまでひどいとテレビ東京が紹介してくれた第一作がなんだったのかがとても気になった。同じ思いの方はこちらの下のほうをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/TX-V

『Dr.パルナサスの鏡』

2010年01月26日 | Weblog
Dr.パルナサスの鏡 - goo 映画

よい

テリー・ギリアム 監督
ヒース・レジャー、クリストファー・プラマー、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレル、リリー・コール、アンドリュー・ガーフィールド、ヴァーン・トロイヤー、トム・ウェイツ 出演

現代のロンドンに奇妙な舞台と旅芸人の一座が現れる。1000歳以上という老人のパルナサス博士、娘のヴァレンティナ、曲芸師のアントン、そして小人のパーシーが一座のメンバーだ。ある晩、博士の前に悪魔のニックが現れる。博士はかつて悪魔と不死と引き換えに、「娘が16歳になったら差し出す」取引をしていた。一方、ヴァレンティナは橋で若い男トニーを助ける。記憶喪失の彼はそのまま一座に加わるが、それは悪魔の企みだった。



映画監督であり、映画製作のトラブルメイカー兼エンターテイナーである(『未来世紀ブラジル』のときの編集権問題、『ロスト・イン・ラ・マンチャ』に描かれている中断など)テリー・ギリアムの最新作。それもやはり笑えないくらいのトラブルに見舞われていた。ヒース・レジャーの急死である。その欠損部分をジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの三人で補ったのが本作である。

イマジナリアムという内部にはいった人間の願望を具現化する装置を中心とした話。その内部の映像がすばらしい。階段が延々と続く城はテリー・ギリアムファンにはうれしいデザインである(笑)。
なぜそこに悪魔がからんでくるのか(しかもこの悪魔けっこう人が良さそうだ)ちょっとわからないが(笑)、美術と悪趣味とうさんくささと純粋さをまぜこぜにした楽しさを十分に味わえる。

エンディングがあっけないが、それも監督の個性か大人の事情(笑)

『リプリー 暴かれた贋作』

2010年01月23日 | Weblog
ふつう

ロジャー・スポティスウッド 監督
バリー・ペッパー、クレア・フォーラニ、ウィレム・デフォー、トム・ウィルキンソン、アラン・カミング、ジャシンダ・バレット、イアン・ハート、ダグラス・ヘンシュオール 出演

稀代の詐欺師トム・リプリー。舞台はロンドン、パリ。彼の獲物は、莫大な金額が動く現代アートと、そこに群がる富豪たち。リプリーのターゲットは、新進気鋭の画家ダーワット。しかし、ダーワットは、程なく自動車事故によって死亡してしまう。このままでは、予約の殺到している絵は売れず、巨額の損失を被ってしまう。そこでリプリーは、その死を隠匿し、替え玉によってダーワットの贋作を制作しようと計画する。万事がうまく運び、名声と大金を手に入れ、大富豪の美人令嬢と恋に落ちたその時、作品を贋作だと主張する男が現れた。そこでトムがとった行動とは一体?!
ストーリーはアマゾンより
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BC-%E6%9A%B4%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%B4%8B%E4%BD%9C-DVD-%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89/dp/B002AOWWT6%3FSubscriptionId%3D1PGV4GGGAXZ1AMXAKKG2%26tag%3Da_ci_top-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB002AOWWT6



原作であるパトリシア・ハイスミスの小説の特徴はサスペンスの意匠をかりた人間小説、深い人間観察なのだが、本作はそこまでの奥深さはない。

かといって、主人公であるトム・リプリーの悪党としての魅力が出ているわけでもない。

主人公の恋人役の人が途中から太って見えるのもマイナス。

『おっぱいバレー』

2010年01月17日 | Weblog
おっぱいバレー - goo 映画

ふつう

羽住英一郎 監督
綾瀬はるか、青木崇高、仲村トオル、石田卓也、大後寿々花、福士誠治、光石研、田口浩正、市毛良枝、木村遼希、高橋賢人、橘義尋、本庄正季、恵隆一郎、吉原拓弥 出演

1979年、北九州市の公立中学校。新任教師、美香子は赴任早々、男子バレー部の顧問になった。しかし、部員全員やる気のない弱小チーム。思春期まっさかりで、女性の裸を見ることしか頭にない部員たちに、美香子は優勝したらおっぱいを見せる約束をしてしまう。以来、俄然やる気を出して部活に励むようになり、少しずつ成長を見せる男子バレー部。美香子は、本当におっぱいを見せなければいけないのか !?


てがたい脚本にだまされてはいけない(笑)!!
これはやらずぼったくりのろくでもない女の話なのだ。

元恋人と復縁しそうでしない、生徒たちにおっぱいを見せない。最低の女なのだ。

設定が79年らしいが、微妙におかしくないか?
ボンネットトラックとか、電話ボックスとか。地方差があるのかもしれないが。

全体的にそつなくできているが、観客に見せなくても生徒にはおっぱいを見せるべきである !!

『GOEMON』

2010年01月17日 | Weblog
GOEMON - goo 映画



ふつう

紀里谷和明 監督
江口洋介、大沢たかお、広末涼子、ゴリ、要潤、玉山鉄二、チェ・ホンマン、佐藤江梨子、戸田恵梨香、鶴田真由、りょう、藤澤恵麻、佐田真由美、深澤嵐、中村橋之助、寺島進、平幹二朗、伊武雅刀、奥田瑛二 出演

1852年、豊臣政権下。世は火種を残しつつも、一時の平和を謳歌していた。そこに彗星のように現れた天下の大泥棒・石川五右衛門。超人的な身体能力を武器に、金持ちから盗み、貧しき者に分け与える彼を民衆は義賊ともてはやし、熱狂していた。そんなある夜、紀伊国屋邸に盗みに入った五右衛門は南蛮製の箱を手に入れる。ただの空箱だと思った五右衛門はその場で投げ捨ててしまうが、その箱こそ信長暗殺の真相につながる禁断の箱だったのだ……。



わたしはこの監督の描く世界観と女優の選択眼は大好きである。



この写真の左側の女の子なんてほんのちょっとしか出てこないが、とてもかわいい。

しかし、美術にこだわる監督にしては、ちゃちなCGを許していることと、話が残念ながらおもしろくないことがこの評価になってしまった。

それと長い(笑)。もう少し編集能力を上げてほしい。

『脳内ニューヨーク』

2010年01月11日 | Weblog
脳内ニューヨーク - goo 映画

よい

チャーリー・カウフマン 監督・脚本
フィリップ・シーモア・ホフマン、サマンサ・モートン、ミシェル・ウィリアムズ、キャサリン・キーナー、エミリー・ワトソン、ダイアン・ウィースト、ジェニファー・ジェイソン・リー、ロビン・ワイガート、セイディー・ゴールドスタイン、ホープ・デイヴィス、トム・ヌーナン 出演

ケイデン・コタードは、ニューヨークに住む人気劇作家。ある日突然、妻・アデルが娘を連れて家を出て行ってしまう。不運続きの彼のもとにマッカーサー・フェロー賞(別名“天才賞”)受賞の知らせが舞い込む。人生に行き詰まりを感じていた彼は、その賞金を使い、ある前代未聞のプロジェクトを実行することを決意する。自分の人生を“再生”するための手段として……。



それほど映画を観ていないので、こういうことはあまりいいたくないのだが……。

過剰なまでの自己嫌悪、死への恐怖、性の追及、観察者(見守ってくれる存在)というのは、ユダヤ系コメディアンに通底するテーマであろう。

そこに時間とか脱構築的な要素を追加しているが、それによって完成度・わかりやすさは低下している。

観察者というのは、映画スタート5分くらいから登場するトム・ヌーナンもだが、最後にイヤホンから聞こえてくる声も含まれるし、逃げ出した妻の留守電もそうだろう。

それでもこの作品にはひっかかるところがあるし、なにかをすくいとっているのは間違いない。

『脳内ニューヨーク』というタイトルはダメだろう(笑)。「(ユダヤ系)演出家の半生」だとか「包含ニューヨーク」ではどうだろう?

『ザ・スピリット』

2010年01月11日 | Weblog
ザ・スピリット - goo 映画

よい

フランク・ミラー 監督・脚本
ガブリエル・マクト、サミュエル・L・ジャクソン、エヴァ・メンデス、スカーレット・ヨハンソン、ジェイミー・キング、サラ・ポールソン、ダン・ローリア、パス・ベガ、ルイス・ロンバルディ、スタナ・カティック 出演

セントラル・シティを悪から守る仮面の男、スピリット。その正体は死んだはずの元刑事デニー・コルトだ。彼は一度死んだもののなぜか墓場から甦り、死なない肉体を武器に戦い続けている。ある日連絡を受けたスピリットは闇取引の現場へと向かうと、そこには凶悪犯罪者オクトパスの姿が。また同じ現場からは宝石泥棒サンド・サレフも脱出を図っていた。スピリットはサンドが自分の初恋の相手であることを知り、彼女を探すが……。



西洋版『ルパン三世』実写版、しかも峰不二子がたくさんいる!! と考えれば伝わりやすい作品。

上映していた映画館が遠かったことと、ネットでの評判がわるかったので公開時はパスしたが、これは大画面で観たかった。

映像・色彩感覚がすばらしい。

猫好きにはたまらない(1シーン残酷なところもあるが)。

ストーリーを気にしてはいけない(笑)。これは世界観と映像を楽しむ作品だ。

『パイレーツ・ロック』

2010年01月11日 | Weblog
パイレーツ・ロック - goo 映画

よい

リチャード・カーティス 監督
フィリップ・シーモア・ホフマン、トム・スターリッジ、ビル・ナイ、ウィル・アダムズデイル、トム・ブルック、リス・ダービー、ニック・フロスト、キャサリン・パーキンソン、クリス・オダウド、アイク・ハミルトン、ケネス・ブラナー、ジャック・ダヴェンポート、ラルフ・ブラウン、タルラ・ライリー、ジャニュアリー・ジョーンズ、エマ・トンプソン 出演

1966年、北海に浮かぶ船に高校を退学になったカールがやってくる。更正のため、母親に名付け親のクエンティンに預けられたのだ。この船は海賊ラジオ局で、クエンティンはその経営者。1日45分しかヒットレコードをかける時間がないBBCラジオに対し、24時間いつでもロックを流すこのラジオ局は若者に圧倒的な支持を受けていた。しかしその一方、政府はこの海賊ラジオ局を潰そうと画策しているのだった……。



音楽に興味のない人にとってはただのシモネタの話になるのかもしれないが(笑)、それでもかなり上品(激しい映像などはない)でことばのやりとりが楽しい作品。

笑いの間が絶妙で、お母さんが出てくるところと、政府側のミンスパイのところは最高である。

『スラムドッグ$ミリオネア』

2010年01月07日 | Weblog
スラムドッグ$ミリオネア - goo 映画

ふつう

ダニー・ボイル 監督
デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント、アニル・カプール、イルファン・カーン、アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカ、アズルディン・モハメド・イスマイル、ルビーナ・アリ 出演

インドのスラム出身の少年ジャマールは人気番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問で2000万ルピーを手にできるところまできた。しかし、これを面白く思わない番組のホストは警察に連絡。彼はズルをして正答を得ていたとされ、詐欺容疑で逮捕されてしまう。ジャマールは警察署での警官の厳しい尋問に対し、正答を知ることになった自分の過去を話し始める。そこには1人の少女を追い続けた彼の人生の物語があるのだった……。



実にくだらない脚本だった。「わるい」という評価でいいのだが、たしかに映像は新奇でおもしろいところもあった。

こんな話に感動できる人は、ろくな読書をしていないし映画も観ていないのだろう。

まさにキレイゴトの話、想定内の展開。

『ザ・バンク 堕ちた巨像』

2010年01月06日 | Weblog
ザ・バンク-堕ちた巨像- - goo 映画

よい

トム・ティクヴァ 監督
クライヴ・オーウェン、ナオミ・ワッツ、アーミン・ミューラー=スタール、ブライアン・F・オバーン、ウルリク・トムセン 出演

インターポール捜査官のサリンジャーは、ニューヨーク検事局のエレノアと共に、国際メガバンクのIBBC銀行の捜査を続けていた。内部告発をしようとした銀行幹部との接触のためにベルリンを訪れたサリンジャーだが、検事局員を目の前で殺され、また告発者も事故死に見せかけて殺されてしまう。証言を得るためミラノを訪れたサリンジャーとエレノアは、軍事メーカーの社長から銀行が武器取引に関与していることを聞きだすが……。



おしい!
グッゲンハイムを最後にもってくるべきであった。
おかげでナオミ・ワッツは中途半端に消えてしまうし、イタリアン浪花節の話になってしまった。

それでもあの殺し屋とグッゲンハイムのところはとてもおもしろい。

『ラスト・ブラッド』

2010年01月05日 | Weblog
ラスト・ブラッド - goo 映画

ふつう

クリス・ナオン 監督
チョン・ジヒョン、アリソン・ミラー、小雪、リーアム・カニンガム、JJ・フェイルド、倉田保昭、コリン・サーモン 出演

セーラー服に身に包み、孤独とともに生きる16歳の少女サヤは、父親を殺したオニゲンへの復讐を胸に、たった一人で生きてきた。今はオニ殲滅のために作られた組織、カウンシルの協力を得ながらオニの処刑人としての日々を送っていた。カウンシルのリーダー、マイケルは、サヤをアメリカ軍基地内の高校に潜入させる。そこでは、女子生徒に化けた2匹のオニが、クラスメイトのアリスに襲いかかろうとしていた……。



この短さと美女二人(もちろん主人公と小雪である。ほかにはいない!)の活躍は評価できる。冒頭にわざとらしい説明があるが、それはアメリカ向けだと思って無視していい。

最後の戦いがあっけないが、おそらく小雪の撮影時間が短かったためだと思われる。小雪のスケジュールをもう少し長くおさえていれば、もっとよいものになっていたかもしれない。

『バビロン A.D.』

2010年01月02日 | Weblog
バビロン A.D. - goo 映画

ふつう

マチュー・カソヴィッツ 監督
ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ヨー、メラニー・ティエリー、ランベール・ウィルソン、マーク・ストロング、ジェラール・ドパルデュー、シャーロット・ランプリング 出演

放射能汚染地帯が点在する近未来。新セルビアに住む傭兵のトーロップはマフィアのゴルスキーから、オーロラという少女をアメリカへと運ぶ仕事を請けた。早速彼はオーロラ、彼女の保護者シスター・レベッカと共に移動を開始。ロシア国境の街へたどりつき市場で必要な物資を購入していると、突然オーロラが「そっちへ行っては駄目!」とパニックを起こす。すると次の瞬間、彼女の示した場所が大爆発を起こすのだった……。



アメリカに渡るまでの世界観はかなりいい。しかし、それ以降とストーリーが……。

それと、少女役のメラニー・ティエリーがどうしても「少女」に見えない。
どう見ても二十歳過ぎ、下手したら三十代である。
調べたら、1981/07/17生まれ、26、7のころの作品であった……。
なんでこんなのに少女や処女の役をさせるのかという不満が……。

エンディングの都合のよさは、ものすごい。

『ICHI』

2010年01月02日 | Weblog
ICHI - goo 映画

ふつう

曽利文彦 監督
綾瀬はるか、中村獅童、窪塚洋介、利重剛、佐田真由美、杉本哲太、横山めぐみ、渡辺えり、島綾佑、柄本明、竹内力、大沢たかお

三味線を手に1人で旅をする盲目の女旅芸人・市は、チンピラとのいざこざの中で浪人・藤平十馬と出会う。十馬は市を助けようとするものの手が震えて刀を抜けない。そんな時市は仕込み杖を一閃し、チンピラをあっさり倒してしまう。その後2人はとある宿場町へとたどり着く。そこは街を仕切る白川組と町外れに根城を構える万鬼一党が抗争を繰り返す場所で、市と十馬も抗争に巻き込まれてしまい……。



なぜ綾瀬はるかが大沢たかおと恋に落ちるのか、柄本明がやられたときに「利用価値がある」として窪塚洋介は命を助けられたが、なぜか次に会ったときには利用価値がないとして命を狙われる……、その変化の過程がさっぱりわからない。

話と殺陣がおもしろくない。つまり、時代劇としてはかなり悪いデキである。