映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ぼくとアールと彼女のさよなら』

2021年11月14日 | Weblog
ふつう

アルフォンソ・ゴメス=レホン 監督
ジェシー・アンドリューズ 原作・脚本
トーマス・マン、オリヴィア・クック、RJ・サイラー、ニック・オファーマン、コニー・ブリットン、モリー・シャノン、ジョン・バーンサル 出演

高校生のグレッグは、幼なじみのアールと共に自主映画をつくる毎日を送っていた。そんなある日、グレッグは母親から近所に住む同級生のレイチェルが白血病になったことを聞かされ、彼女の話し相手になるよう命じられる。レイチェルのもとを訪れるようになったグレッグは、いつしかレイチェルとの間に友情を育んでいく。病状が悪化していく彼女を励ますため、グレッグはアールと共にレイチェルに見せる為に映画の制作を始める。
(ストーリーはウィキペディアより https://bit.ly/3Fep2mX)



アールの人物があまり描かれていない。
自主映画の映像と編集が上手すぎる。
プロムに力がはいるのはアメリカ、カナダ、イギリスらしい。その割には当然のように人生の重要ポイントとして描かれている。
それと、物語のエンディングを人の死で閉じるのはイージーである。
ただし本作はひとひねりある。これはひょっとしたら黒澤の『生きる』あたりがヒントになっているのかもしれない。

これらのことから評価はふつう。「よい」と感じる人がいてもかまわない。

目立たない高校生活を目指すというのはおもしろいが、だからといって全範囲外交をするっていうのも無理がある。
昼食を教師の部屋でとる(場所だけ提供)というのはありふれているのか? なぜあのふたりが?

『青空に踊る』

2021年11月01日 | Weblog
ふつう

エドワード・H・グリフィス 監督
フランク・フェントン、リン・ルート 脚本
フレッド・アステア、ジョーン・レスリー、ロバート・ベンチリー、ロバート・ライアン、エリザベス・パターソン 出演

中国大陸で日本軍相手に大手柄を立てた戦闘機パイロットのフレッドが帰国。彼は歓迎攻めの過密スケジュールからエスケープして軍服を脱ぎ、平服姿でニューヨークの休日を楽しむ。ナイトクラブで取材をしていたすてきな美女に一目惚れした彼は、あの手この手を繰り広げる……。
(ストーリーはIVC版の「参考資料」を参考にしました)


戦時中の1943年に作られたことを加味すれば、作品の評価は「よい」でもいいかもしれない。
戦時中にこんな映画を作る国に戦争をしかけるとは、バカな国もあったものである。

ジュークボックスと雑誌社内のりんごの自販機がとても気になる。

雑誌社の社長との恋愛勝負がとても紳士的で、お互いが譲り合うのが美しい(笑)。
その社長が飛行機会社の社長を紹介するシーンは、おそらく笑うところなのだが、長い割にはおもしろくない。