映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『私は告白する』

2006年10月21日 | Weblog
2006年09月13日 の再掲


よい

アルフレッド・ヒッチコック 監督
モンゴメリー・クリフト、アン・バクスター、カール・マルデン、O・E・ハッセ、ドリー・ハス 出演

殺人を犯したという懺悔を聞いた神父に、その殺人容疑がかかってしまう。
テンポ、映像(モノクロ)のコントラスト、ストーリー、おもしろい。
キリスト教が血肉化していないわれわれ日本人には、ハラハラ感がいまいちかもしれないが、
それでも十分楽しめる。


『ゆれる』

2006年10月21日 | Weblog
2006年09月09日 の再掲


ふつう

西川美和 監督・脚本
オダギリジョー 、香川照之、真木よう子、伊武雅刀、蟹江敬三 出演

物理的・精神的な動揺を描いた作品。
地縁・血縁のどろどろした部分の描き方が、あくまでも都会人からみたもので、あっさりしすぎていて田舎に住む者としては、ものたりない、というか納得がいかない。
ある種の都市脱出映画だが、おもしろみがない。
オダギリジョー 、香川照之の演技はいいが。
それとセリフが聞き取りにくい。

都市脱出映画としては、有名な『サタデー・ナイト・フィーバー』があるし、
精神的な動揺の映画は腐るほどあるだろう。


『ドア・イン・ザ・フロア』

2006年10月21日 | Weblog
2006年09月09日 の再掲


よい

トッド・ウィリアムズ 監督
ジェフ・ブリッジス、キム・ベイシンガー、ジョン・フォスター、エル・ファニング、ミミ・ロジャース 出演

事故で家族を失った、作家の家族(残ったのは夫婦と娘)の話。
原作のジョン・アーヴィングは、社会的な問題を物語にからめるのが得意な作家だが、
この映画もそうなっている。
そして、おもしろみ(おかしさ、笑える部分だけではない)も忘れていない。
皆演技がうまいが、ダコタ・ファニングの妹がこれまたうまい。
ミミ・ロジャース歳とったなぁ~。いい役をしているが。


『死に花』

2006年10月21日 | Weblog
2006年08月28日 の再掲


よい。

犬童一心 監督
山崎努、宇津井健、青島幸男、谷啓、長門勇、藤岡琢也、松原智恵子、星野真里、森繁久彌 出演

猛烈によい、というわけえはなく、ほんわかとよい。
のんびりしたコメディ。
出演者が高齢な人が多いためか、テンポがよろしくないが、その中で星野真里が抜群によい。ビルの最後もおもしろい。
監督は『ジョゼと虎と魚たち』の監督。ヒミコを借りることができなかったので、こちらにした。


『ラストエンペラー』

2006年10月21日 | Weblog
2006年08月28日 の再掲


ふつう

ベルナルド・ベルトルッチ 監督
ジョン・ローン、ジョアン・チェン、 ピーター・オトゥール、坂本龍一 出演

エキゾチシズム強調ドラマ。まあしかたがないが。
演技よし、映像よし。歴史の上っ面をなでて長すぎる。
話題としてみておいてもいいが、みなくてもいいな。
西洋人にとっての中国は別世界だから、それをわかった上で観ると
許せる範囲。



『妖怪大戦争』

2006年10月21日 | Weblog
2006年08月11日 の再掲


テレビでやる週にDVDを借りてしまったが、いいのだ。
どうせカット版だろうし。

よい。
スネコスリがかわいくない、栗山千明が最後に一肌ぬぐのが、不自然、長い、くらいであとはよい。
天才神木隆之介と奇才阿部サダヲがガンガンやっている。

菅原文太をボケ老人として使うというのは、非常に画期的。
いつまでも「じゃけんの~」イメージで使わないところに、この監督の
優秀な能力が出ている。
宮迫のビールは、前フリだけで、なにか使われたか?


『地獄の黙示録 特別完全版』

2006年10月21日 | Weblog
2006年07月02日 の再掲


よい

フランシス・フォード・コッポラ 監督
マーロン・ブランド、マーティン・シーン、デニス・ホッパー、ロバート・デュヴァル 出演

戦争の狂気をおもしろく描いている。
むかしのバージョンと比べて、エロいところが増えているが、それよりも、
エンディングの違いが大きい。

以下ネタバレ





今回は、エンディングに爆撃のシーンはない。
これは、狂気を見聞してきたマーティン・シーンが、マーロン・ブランドの王国を
引き継いだことを意味するだろう。こちらのほうが、元のよりもはるかに意味が
わかりやすい。

しかし、やはり、王国に着いてからのテンポが悪い。
ロバート・デュヴァルの、絶対にあたらないキルゴア中佐はおもしろい。


『パッション』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月26日 の再掲


ふつう

メル・ギブソン 監督
ジム・カヴィーゼル、マヤ・モルゲンステルン、モニカ・ベルッチ、ロザリンダ・チェレンターノ 出演

キリスト教信者でないが、大昔、ギデオン聖書は最初から最後まで読んでいる程度で、この映画を観たが、特におもしろくはなかった。
聖書に忠実に映画化したといわれているが、それならば、BGMくらいなしで作ってほしかった。サタンが出てくるシーンが数回あるが、あんなに何度も聖書の中で出てきたっけ?
聖書に忠実を目指してこの映画を作ったとすれば、聖書そのものを読んだほうがおもしろいと思う。


『アンダーカバー・ブラザー』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月20日 の再掲


よい

マルコム・D・リー 監督
エディ・グリフィン、クリス・カッタン、デニース・リチャーズ、アーンジャニュー・エリス 出演

白人対黒人のコメディ。
コネタを全部理解できないのがくやしい。
O・J・シンプソンには笑った。白人見習い役の人がいい。


『アウト・オブ・タウナーズ』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月20日 の再掲


よい

サム・ワイズマン 監督
スティーヴ・マーティン 、ゴールディ・ホーン 、ジョン・クリーズ 出演

ニール・サイモンの脚本の映画、「おかしな夫婦」のリメイク。
ニューヨークと中年夫婦の危機のコメディ。オーソドックス。

スティーヴ・マーティンはいまいちわからないが、ゴールディ・ホーン 、ジョン・クリーズ !!
ゴールディ・ホーンも数作しか観ていないと思うが、彼女はとても魅力的だ。
そして、ジョン・クリーズ。モンティ・パイソンで出会ってから数十年、強烈な個性が
まったく衰えていない。『ワンダとダイヤと優しい奴ら』、『危険な動物たち』、以来かな。
007では物足りないのよ。
誰にでもお薦めできる。


『アリ・G』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月18日 の再掲


ふつう

マーク・マイロッド 監督
サシャ・バロン・コーエン、マイケル・ガンボン、チャールズ・ダンス 出演

イギリスのテレビコメディからのスピン・アウト映画らしいが、テレビシリーズは知らない。
これだけを観ても、それほどおもしろくない。
シモネタOKだが、それで笑いが連続していない。


『ブロークン・フラワーズ』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月17日 の再掲


よい

ジム・ジャームッシュ 監督・脚本
ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントン 出演

20年前に産んだあなたの子どもが訪ねていきます、という匿名の手紙をもらった男の話。

ロードムービーにもなっているが、飛行機のシーンがあるのは珍しい。
壊された花たちを、ビル・マーレイが逆に訪問するのだが、彼もまた、
落ち着いているように見えて、不安定になっている。
空港でクロス・ワードをするフライト・アテンダントとか、
気になるところが、いっぱいある。すれ違うトラックとか。

以下ネタバレ





それらも含めて、最初に提示される謎に対するはっきりとした答えは、映画の中
からは出てこない。
kid in car として、ビル・マーレイの実子がクレジットされていたらしいが、
母親が誰なのかははっきりしないままだし、
多様な読み方がされていいと思う。



『豚と軍艦』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月13日 の再掲


よい

今村昌平 監督
長門裕之、吉村実子、丹波哲郎、大坂志郎、菅井きん、殿山泰司 出演

基地の街の青春コメディ。
非常に皮肉がきいていて、とてもテンポがよい。
よすぎて、聞き取りにくいこともあったが。
思い込みの強い丹波哲郎、ずるがしこい大坂志郎、現金な菅井きんがとてもよい。
んでね、時代が変わっても、閉塞感はあまり変わんないのよ。
カーチェイス以降がものすごい。

追悼のつもりで観たら、大傑作、大当たりだった。


『トラブル in ベガス』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月12日 の再掲


わるい

ジョエル・ズウィック 監督
キム・ベイシンガー、ジョン・コーベット、アニー・ポッツ、ショーン・アスティン、デニース・リチャーズ 出演

エルヴィス・プレスリーのそっくりさんが、なぜか死んでいくコメディ。

豪華キャストで、キム・ベイシンガーのコメディだと期待したが、もろに裏切られた。
トム・ハンクスの一瞬アップで出ているが。
監督が『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』の監督なので、
ストレートなコメディでないのはしかたがないかもしれないが、
それにしもてまったくキレがない。脚本が悪いのか、編集が悪いのかわからないが、おもしろくなかった。


『笑の大学』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月10日 の再掲


ふつう

星護 監督
役所広司、稲垣吾郎 出演

三谷幸喜の舞台劇を映画化。
悪くはないし、全体のストーリーはわかりやすく、役所広司もがんばっているが、
劇場と、警察署とその途中の通り道だけで2時間というのはつらい。
通り道に加藤あいとかが出ていたみたいだが、見落とし。
もうちょっと短くてもいいんじゃないか。