映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『アイランド』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月06日 の再掲


ふつう

マイケル・ベイ 監督
ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、スティーヴ・ブシェミ、ショーン・ビーン 出演

派手な映像、細かなカット割り、つじつまのあわない都合よいシナリオ、中身のなし作品で有名なマイケル・ベイ監督作品。
今回もそれぞれの要素がパワーアップしている。暑くて何も考えたくないときや、
バカップルにはお薦め。

ホログラフ発生装置に回転する部分があるのか? 発電装置にしてはしょぼいし。
いや彼の作品で考えてはいけなかった。

スカーレット・ヨハンソンが脱ぐって言っているのに、R指定をはずしたかった監督が断ったそうだ。やっぱりばかだ。マイケル・ベイ。
スティーヴ・ブシェミもあいかわらずいい味出しているが、扱いが雑だマイケル・ベイ。


『インストール』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月05日 の再掲


ふつう

片岡K 監督
上戸彩、、中村七之助、菊川怜、小島聖、田中好子 出演

上戸彩と神木隆之介のふたりのシーンはおもしろいが、ほかがパッとしない。
この作品の菊川怜は日本語にセリフがほとんどなかったせいか、よかった。
上戸彩がブスみ見えるのは、撮り方が下手だからだろう。

不登校娘とマセガギの話。その他の場面で、いろいろな問題の要素が垣間見えるが、
見えるだけ(これは悪くない)。


『阿修羅城の瞳』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月05日


ふつう

滝田洋二郎 監督
市川染五郎[7代目]、宮沢りえ、樋口可南子、渡部篤郎、小日向文世 出演

染五郎と宮沢りえは美しいと思うが、ほかが精彩を欠く。
全体のストーリーは面白そうなのだが、活かされていない。逆にもたついている。
鶴屋南北は狂言回しになりそこない、SFXは安っぽい。


『パッチギ』

2006年10月21日 | Weblog
2006年06月05日 の再掲


よい

井筒和幸 監督
塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、楊原京子、真木よう子 監督

笑福亭鶴瓶の解説を事前に聞いていたので、わかりやすかったが、
国会議事堂とトンネルのことは知らなかった。
バスひっくり返しなど、ほとんど史実らしい。
沢尻エリカが出てくるまでは、つまらなかったが、
以後、オダギリジョーも出てきて、どんどんおもしろくなる。
彼が演じたサカザキは、アルフィーの人かその兄がモデルらしい。


『イン・ザ・プール』

2006年10月21日 | Weblog
2006年05月29日 の再掲


よい

三木聡 監督・脚本
松尾スズキ、オダギリジョー、市川実和子、田辺誠一、MAIKO、きたろう、岩松了 出演

継続性勃起症(意味がわからない人は保健室へgo)などで悩む患者たちと、患者以上に変な精神科医のコメディ。

テレビ界の天才放送作家三木聡の初監督作品。いい脚本とキャスティング(くせもの多し)、それにいい演出が加わると、楽しめる作品はできるのだ。

ほんとはイントゥー・ザ・プールではないかと思った。
あの病気は結局誰から感染したのかわからなかった。


『お父さんのバックドロップ』

2006年10月21日 | Weblog
2006年05月29日 の再掲


よい

李闘士男 監督
宇梶剛士、神木隆之介、南方英二、南果歩、田中優貴 出演

父子のコメディ。
これもよい原作・脚本・キャスティングの妙。
非常にオーソドックスな印象だが、ちゃんと楽しめる。
宇梶剛士もよいが、神木隆之介をはじめとする、子どもパートの話もよい。
トラックの型などでわかるが、最後にちょびっとしかけあり。これもよい。


『スパイラルコード』

2006年10月21日 | Weblog
2006年05月28日 の再掲


ふつう

ジョナサン・ヒープ 監督
スティーヴン・ボールドウィン、トム・スキリット、ケリー・ローワン

自然環境保護過激派のグループが、工場に忍び込み、環境汚染の証拠をつかむが、仲間がひとり殺される。それから10数年後、忍び込んだ工場関係者が連続爆殺される。

なんかテレビ映画のような印象。途中まで悪くないが(爆破ものはたいていそこそこ楽しめる)、最後があっけない。


『マンダレイ』

2006年10月21日 | Weblog
2006年05月27日


ふつう

ラース・フォン・トリアー 監督・脚本
ブライス・ダラス・ハワード、イザック・ド・バンコレ、ダニー・グローヴァー、ウィレム・デフォー、ジェレミー・デイヴィス、ローレン・バコール

『ドッグヴィル』に続く、アメリカ三部作の第二作。
1.最初と最後のスーパーが白地に白だったため、まったく読めなかった。
  私の英語の能力は低いぞ。
2.衝撃度が『ドッグヴィル』と比べ、想定内が多かった。
3.『ドッグヴィル』と比べ、あのセットが活かされていない。

それでも、第三作ができたら観にいくと思う。
決して悪くはない。
ストーリーは黒人差別と搾取と人間の醜さとアメリカのバカについて。


『初恋のきた道』

2006年10月21日 | Weblog
2006年05月23日


よい

チャン・イーモウ 監督
チャン・ツィイー、チョン・ハオ、スン・ホンレイ、チャオ・ユエリン 出演

文革時代(1960年前後か?)の田舎にやってきた新任教師と、
娘の話。

チャン・ツィイーと景色が美しい。カメラ(ホウ・ヨン)が優秀なのだろう。
恋愛感情の仮託の妙が味わえる。食事であったり、器であったり。
母親役のチャオ・ユエリンが、娘の思いを察する母親を演じていて、
かっこいい。
皿を修理するところが、クライマックスか。


映画に関して信用できない友人から推薦されていて観ずにいたが、
今回おりびぃさんからのお薦めもあり、観ることにした。大当たりでした。



ちなみに、チャン・イーモウはむかしコン・リー、今チャン・ツィイーとつきあっていて、
それを知った上で、『サユリ』を観ると、趣深くなるそうです。
わたしは観ていないが。


『寝ずの番』

2006年10月21日 | Weblog
2006年05月21日 の再掲


よい

マキノ雅彦 監督
中井貴一、木村佳乃、堺正章、岸部一徳、長門裕之、富司純子、笹野高史、高岡早紀 出演

中島らもの原作をほぼ忠実に映画化。
寝ずの番とは通夜のこと。

落語、三味線、歌舞謡曲、下ネタが好きな人は見なければならない。
できれば、これ以上の前知識なしで観たほうが、楽しみは増えるだろう。
おそらく放送禁止用語が満載なので、テレビではまともに楽しめない。R-15指定。

観客の平均年齢が異様に高かったが、わたしもそれに寄与していることに気づいて、
ちょびっと鬱……。


『ゴジラ FINAL WARS』

2006年10月21日 | Weblog
2006年05月20日 の再掲


ふつう

北村龍平 監督
松岡昌宏 、菊川怜 、宝田明 、ケイン・コスギ 、水野真紀  出演

こりゃ従来のファンは怒るわ。
ところで、従来ってどこあたりの時代なのか?
元祖だけか、昭和か、平成か、2000以降か?
どの時代のファンにも合わせるのは無理だから、
おそらく新しいものを作ったのだろう。
しかし……、

スピーディーな怪獣や人の戦闘はよい。

んが、轟天号やマンダはゴジラと関係あるか? それなら、ジェット・ジャガーは出ていたか?
キングシーサーは悪役か? 沖縄人が怒るぞ。
モスラだけいい役はしかたないかもしれないが、ミニラはなんであそこに出てくる?
メーサーでエネルギー補充できるのか?
菊川怜とケイン・コスギは芝居ができないのだから、
きぐるみ着せてさっさと殺せ。

どこまでが監督の責任で、どこからが製作・企画の責任かわからんが。

これまでにゴジラ最終作と言われているものはみっつある。
『メカゴジラの逆襲』、『ゴジラVSデストロイア』(このときは20世紀最後と言われていた)、
そして本作。
このみっつの最終作の中では、もっとも満足度の低いものになった。
2000以降はなかったことにしろ、東宝。
脚本家を育てろ、東宝。


『かもめ食堂』

2006年10月21日 | Weblog
2006年05月16日 の再掲


よい

荻上直子 監督・脚本
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、ヤルッコ・ニエミ、タリア・マルクス、マルック・ペルトラ 出演

フィンランドで開いた日本食堂(ただし、コーヒーはあり、あとからシナモンロールも置く)に、徐々に(変な)客が集まってくる話。

三人の日本人が、フィンランドに来た強い理由がはっきりしないが、
それはそれとして、人間の面白さと、食い物の魅力と猫のかわいさが
よく出ている。
序盤の説明的な会話と中盤の小林聡美の鼻声は気になったが、
小林聡美ともたいまさこの『やっぱり猫が好き』とは違った演技もよい。


『ミラーズ・クロッシング』

2006年10月21日 | Weblog
2006年05月16日 の再掲


よい

ジョエル・コーエン 監督
ガブリエル・バーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、アルバート・フィニー、ジョン・タートゥーロ 出演

コーエン兄弟による、1929年のギャング映画

序盤、登場人物が出すぎて、誰が誰なのかちょっと不安になりながら観たが、
中盤からわかりやすくなる。
ガブリエル・バーンのおさえたしぶい演技がひかる。
『オーシャンズ12』で映画の話が二回出てきたが、その中の一本。


『真夜中の弥次さん喜多さん 』

2006年10月21日 | Weblog
2006年05月16日 の再掲


よい

宮藤官九郎 監督・脚本
長瀬智也、中村七之助、小池栄子、阿部サダヲ、板尾創路、山口智充、荒川良々、中村勘九郎、生瀬勝久 出演

男と男と女の愛憎コメディ、アンチおくすり映画。
豪華キャスト。ツマブキがエンドロールにクレジットされているが、どこに出ているのかわからなかった。
最初に観たときは、ふつうでもいいかなと思ったが、もう一回観たくなり、コメンタリーで観た。
これはやはり、俺は好きなのだな、と思い、よいにした。
荒川良々が大活躍している。


『僕のニューヨークライフ』

2006年10月21日 | Weblog
2006年05月13日 の再掲


よい

ウディ・アレン 監督・脚本
ウディ・アレン、ジェイソン・ビッグス、クリスティーナ・リッチ、ダニー・デヴィート、ストッカード・チャニング 出演

ダメ人間の脚本家のニューヨークでの生活。
被害妄想、過剰な喋り、強い母親という、
ウディ・アレンの定番がこれでもかと出てくる。

特に強烈な魅力はないが、安心して観られる一本。
むかしと違って、新鮮なキャストが楽しめるのもよい。