映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『永遠の僕たち』

2013年01月22日 | Weblog
よい

ガス・ヴァン・サント 監督
ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮、シュイラー・フィスク、 ジェーン・アダムス、ルシア・ストラス、チン・ハン 出演

交通事故で両親を失い、自身も臨死を体験した少年、イーノック。以来、日本人の特攻青年ヒロシの霊が見えるようになり、今では唯一の話し相手となっていた。すっかり死にとらわれてしまった彼は、見ず知らずの故人の葬式に紛れ込むことを繰り返していた。ある日、それを見とがめられた彼は、参列者の少女アナベルに救われる。彼女は余命3ヵ月であることをイーノックに打ち明け、2人は急速に距離を縮めていく。そしてそんな2人を、イーノックの傍らでヒロシが優しく見守るが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=339726#1





死を逃れた男と死を迎えようとしている女の、死を理解しようとするラブストーリー。

ズルいのが幽霊を出してくるところで(笑)、ずるいのがわかっていてもエンディング近くでぐっときた。

幽霊と毎日遊んでいるような人間が趣味で葬式に参列するのかは疑問だが、他者と知り合う喜び(恋愛)と成長はうまく描かれている。

『サルベーション』

2013年01月22日 | Weblog
よい

ジョージ・ラトリフ 監督
ピアース・ブロスナン、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、グレッグ・キニア 出演

伝道師のダンは、誤って不神信者を殺害してしまったところを、かつてダンの教会に救われたカールに目撃される。警察の取調べが始まると、ダンはカールに罪を着せようとし…。
ストーリーはGEOonlineより
http://rental.geo-online.co.jp/detail-236565.html





キリスト教系の新興宗教を題材にしたブラック・コメディ。主演はピアース・ブロスナンじゃなくてグレッグ・キニアのほうである(一番上の写真の男性)。元007が出ているからって、この作品をサスペンスとして扱う人間は映画に対する愛がないか観る能力がいちじるしく低い人間で、映画業界にいてはならないから早めに違う仕事を探しなさい。

<信仰>を武器に町全体を牛耳ろうとする伝道師(ピアース・ブロスナン)がいて、その下に事実をねじ曲げてでも信仰しようとする者(こういうやつらはたいていちょっとした偶然を奇跡と思いたがる)、信仰はしているけれども事実は事実として尊重する者(小さい写真の男性キーラン・ハインズ、無表情なのにおもしろい)、ちっとも信仰なんてしていないが仕事にありつけたり親がうるせーからしかたなく……(否定論者のエド・ハリスや主人公やその娘ね)という者たちが繰り広げる喜劇を楽しめ!

アメリカって集団自殺させるようなバカ宗教もあるが、それをこのようにちゃかすことができる懐の深さを感じる。

コメディに徹してはいないが日本にも『愛のむきだし』という名作があるね。

『ピザボーイ 史上最凶のご注文』

2013年01月22日 | Weblog
ふつう

ルーベン・フライシャー 監督
ジェシー・アイゼンバーグ、アジズ・アンサリ、ダニー・マクブライド、ニック・スウォードソン、マイケル・ペーニャ、フレッド・ウォード、ディルシャッド・ヴァザリア、ビアンカ・カジリッチ、エリザベス・ライト・シャピロ 出演

宅配ピザの配達員として働くお気楽な青年ニック。ある日彼は、指定の場所にピザを届けたところ、マスクを被った2人組に襲われ体に時限爆弾を巻き付けられてしまう。2人組のドウェインとトラヴィスは、宝くじで大金を当てた父親を殺し、遺産を手にしようと考えていた。しかしそのためには、まずは殺し屋を雇う金が必要と、ピザ屋の配達員を脅して代理の銀行強盗をさせることを思いついたのだ。不運にもこの計画に巻き込まれたニックは、助けを求めて友人のチェットに泣きつくのだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=340762#1





コメディなのにテンポが悪い。

銀行強盗の部分と殺し屋の部分と、日本人から見て無理がふたつあるのだが、それを凌駕するほどのギャグやおもしろさが感じられなかった。

主人公がいい人すぎるのもよくない。