映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『LOOPER/ルーパー』

2013年01月27日 | Weblog
よい

ライアン・ジョンソン 監督・脚本
ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス、エミリー・ブラント、ポール・ダノ、ノア・セガン、パイパー・ペラーボ、ジェフ・ダニエルズ、ピアース・ガニォン、シュイ・チン、ギャレット・ディラハント 出演

2074年の世界ではタイムマシンが開発されていたが、その使用は法律で固く禁じられていた。しかし、犯罪組織は違法なタイムマシンを利用し殺人を行っている。なぜなら、その時代にはすべての人間の体内にマイクロマシンが埋め込まれ、殺人が事実上不可能になっていたのだ。そのため、彼らはタイムマシンで標的を30年前に送り、待ち構えている処刑人“ルーパー”に殺害を実行させていた。2044年、ルーパーとして30年後の未来から送られてくる標的の殺害を請け負っていた男ジョー。ある時、そんなジョーの前に標的として現われたのは、なんと30年後の自分だった。一瞬の隙が生まれ、未来の自分に逃げられてしまう現代のジョー。ルーパーは処刑を失敗すれば、即座に犯罪組織に消されてしまう運命だった。現代のジョーは、処刑を完遂すべく、すぐさま未来の自分の追跡を開始するのだが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=343724





映画館で観た。

おもしろい作品だが、苦言をいくつか。

まず、未来で殺人が不可能な設定なのに、未来での殺人シーンを入れているのはどういうことだ? これは猛烈におかしい。欠点といってもいい。

次に、英語がダメなので断言できないが、設定の説明でトラッキング(追跡)が厳しいために殺人ができない……みたいなところがあったと思うのだが、だからといってタイムマシンを使ったとしてもそこ(タイムマシンの場所)までは追跡可能なはずで、殺人のたびにタイムマシンを作る(とても移動式には見えなかったぞ)ってのは不自然なのよ。

ヤングを傷つけるとオールドに影響するのはわかるが、あのような影響の出方はおかしいと思う……。

それと、エンディングが想定内どころか完全に予想通りだったのがう~むであった(笑)。

脚本は荒いが、「キッド・ブルー」のキャラクターだとか、ヤング・ジョーの思考パターンだとかに魅力を感じる。エンディングも単なる終わりではなく、もしかしたらオールド・ジョーの意向(妻を大切にする)をくんだ上での行動だったのかもしれないのだ。