映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ラビット・ホール』

2013年01月16日 | Weblog
よい

ジョン・キャメロン・ミッチェル 監督

ニコール・キッドマン、アーロン・エッカート、ダイアン・ウィースト、タミー・ブランチャード、マイルズ・テラー、ジャンカルロ・エスポジート、サンドラ・オー 出演

閑静な住宅街に暮らすベッカとハウイーのコーベット夫妻。彼らの幸せな日常は、ある日突然一変してしまう。最愛の一人息子ダニーが、自宅前で交通事故に遭い亡くなってしまったのだ。以来、夫婦は同じ喪失感を抱きながらも、悲しみとの向き合い方は対照的で、次第に愛する2人の間にも溝が生まれていく。絶望の大きさを受け止めきれないベッカは、気遣う周囲にも辛く当たるようになる。そんなある日、彼女は息子を轢いた少年を偶然見かけ、思わず彼を尾行してしまうのだったが……。
ストーリーはallcinemaより
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338528





なかなか味わい深い作品であった。

まずどういう家庭状況なのかがわからずに、じわじわとわかってくるおもしろさ。


次にニコール・キッドマンとアーロン・エッカートの夫婦関係、ニコール・キッドマンとダイアン・ウィーストの母娘関係、アーロン・エッカートとサンドラ・オーの友人関係、ニコール・キッドマンとタミー・ブランチャードの姉妹関係、そしてニコール・キッドマンとマイルズ・テラーの不思議な人間関係がとても丁寧に描かれている。

明確な、悪い状況からの回復方法がこの作品の中で描写されているわけではないが、苦悩する人間たちとその状況から脱出するためのもがき方がさまざまな人間の行動パターンで表現されていると考えれば、得るところも多いはずである。

『ギャラリー 欲望の画廊』

2013年01月16日 | Weblog
よい

ダンカン・ウォード 監督
ヘザー・グレアム、ダニー・ヒューストン、ジリアン・アンダーソン、ステラン・スカルスガルド、アマンダ・セイフライド、アラン・カミング、ジャック・ヒューストン、クリストファー・リー、 シャーロット・ランプリング 出演

ロンドンで画廊を営む美術商アートは、老富豪ラインゴールドが所有するモンドリアンの名画「ブギウギ」を手に入れようと必死になっていた。そんなアートの部下であるベスは、美術収集家のボブをパトロンに独立を狙っている。一方、ボブの妻ジーンはベスの恋人である新進アーティスト、ジョーと不倫しており……。
ストーリーは映画.comより
http://eiga.com/movie/57876/





あまりまとまってはいないが、かなりシニカルな笑いが込められたテンポのいい作品。出演陣も豪華で、映像も悪くない。

ただ数ヶ所えげつないグロすぎるところがある。