中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

社員99人以下の会社の人材育成に役立つ情報を発信しています。

第851話 研修を成功させるために必要なたった1つのこと。

2019年10月20日 | 研修

「99人以下の中小企業の社員が辞めずにイキイキ働くようになる」を実現する人材育成社です。 

今回のテーマの答えは「社長が研修にコミットすること」です。以上です。仮に人事部門がどれほど頑張ってもこれに勝るものはありません。ただし、全社で「コミットとは何か」がきちんと理解されていることが大前提です。

コミット(commitment)は「結果にコミットする」というテレビCMがあるように、結果に責任を持つということです。社長自らが研修の内容を精査し、成果を確認するところまで関わらなければなりません。

「それは無理。社長は忙しいんだから!」

では、次のコミットをしてください。

commit(コミット)という動詞には「委託する、引き渡す、ゆだねる、付する、(…に)身を任す、(審議のために)第三者に付託する」という意味があります。社長自らができないならば、研修担当者に社長から直接(ここが大事です)研修を「委託する、引き渡す、ゆだねる」行為を正式に行ってください。

大げさなようですが、人材育成においてそれほど研修は重要なことです。こうした認識が社内に広がれば、いい加減な研修はできなくなります。

1人の新人を1人前に育て上げ、将来の会社の柱になってもらうのが研修を含めた人材育成です。いい加減な研修担当者がいい加減な研修講師にいい加減な研修を丸投げすれば、会社はつぶれます。

以前、高圧的な研修で新人が自殺してしまった事件がありました※。そんな研修を行った研修会社は「反社会的勢力」とみなし排除すべきです。そして、そんな「反社会的勢力」に研修を委託した会社に将来はありません。なぜなら、将来の会社の柱を自ら切り倒してしまったのですから。そして、柱を切り倒してしまったら、もちろんその責任は100%社長にあります。

社長は真剣に研修にコミットしなければなりません。

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